書類選考や面接において、志望動機は自分の熱意を伝える最重要ポイントです。
おそらく履歴書や職務経歴書で採用担当者が一番注意深く確認するところではないでしょうか。
しかし、いざ志望動機を書こうと思っても中々ペンは進みません。それは志望動機のルールを知らないからに他なりません。
しっかりとルールに従って書くことで、誰でも「採用の確率を高める」志望動機を書くことができます。
そこでこの記事では、志望動機のルールを解説し、目的別に分けた具体例を紹介します。
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看護師の志望動機を書く前の2つの準備
志望動機は「さあ書こう」と思って書けるような簡単なものではありません。
特に志望動機を書く前には2つの準備が必要です。
- 候補病院(企業)の特徴やどの分野に専門性があるのか調べる
- 患者視点や勤務者視点での病院レビューを調べる
大前提として応募先の企業に関して、徹底的にリサーチする必要があります。
著名な医師が在籍しているか、医療ニュースに取り上げられていないか、どの分野に強みがあるか、など様々です。
応募先が病院であれば以下の本が参考になります。
- 手術数でわかるいい病院(朝日新聞出版)
- 病院の実力(読売新聞社)
- データで探す病院の選び方(医療新聞社)
私たちのような医療従事者向けではなく、一般消費者向けに書かれた本ですが、病院ごとの情報や専門性が詳細に書かれているので、志望動機の参考になります。
また、病院のレビューに関しては、以下のサイトが参考になります。
- 病院クチコミ・医師求人情報サイト(m3.com)
- ナスコミ
- Caloo
評判の悪い病院は「患者が減る→診療報酬が減る→給与が下がる→人材が流出する→激務になる」といった悪いスパイラルに陥ります。
患者や一般消費者からの視点もとても大切です。また、候補病院を探す上での指標にもなります。
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看護師の志望動機に記載すべき3つの内容
志望動機には必ず記載すべき項目があります。
以下の3点を盛り込むことで説得力のある志望動機になります。
- 応募病院(企業)を選んだ理由(応募病院でなければならない理由)
- 応募先でできる事(今までの経験からどんな貢献が出来るのか)
- 応募先でしたい事(将来どうなっていたいか)
当たり前ですが複数の応募先に対応できるようなテンプレート的な志望動機はNGです。
採用担当者は今まで何十人、何百人と応募書類を見てきているので、ネットで拾ってきたであろうテンプレートは簡単に見分けられます。
1、応募病院(企業)を選んだ理由
応募病院でなければならない理由に言及することは最も大切な要素です。
志望動機がどこの病院でも当てはまるような内容では、「給与や待遇が良いからかな」「第二、第三希望かな」と考えられてしまいます。
例えば、学びたい分野の実績が豊富や、尊敬する看護師がいるとか、看護方針が私の目指す理想だとか、その病院の魅力を具体例を交えて詳細に記載しましょう。
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2、応募先でできる事
応募先が求めている人物像に合わせて、自分の経験やスキルが活かせることを伝えると一味違った志望動機になります。
看護師像や求めているスキルを分析して「あなた方が求めている人材は私ですよ」と、文章を通じて伝えることが目的になります。
手術室経験のある看護師を求めているのに、病棟業務しか経験のない看護師が応募したとことで、採用されることはないのと同じです。
求められる人物像に合わせて記載内容を工夫することがポイントです。
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3、応募先でしたい事
応募先での将来設計やキャリアプランを伝えることで、長く働きたい意思と自発さを伝えることができます。
多くの病院でキャリアやスキルプランがリクルートページで公開されているので、そのプランに即して自分がどのように成長したいかを伝えても良いでしょう。
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目的・ケース別!熱意を伝える志望動機の例文
看護師の志望動機には「私を採用すれば会社にメリットがありますよ」と、伝えるつもりで書くことが大切です。
自己PRの書き分けを意識して、矛盾を避け重複しないように意識すると良いでしょう。
転職理由別の具体例
準備中です。
経歴別の具体例
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施設別の具体例
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診療科別の具体例
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志望動機で失敗しがちな2つの注意点
職務経歴書に記載する志望動機は、書類選考を通過した後もその内容に沿って面接が進められます。
そのため、志望動機を記載する上で2つの注意点があります。
- 退職理由と志望動機に一貫性をもつ
- 「原則」前職の悪口は言わない
志望動機は、職務経歴書に記載していても面接ではほぼ確実に同様の質問をされます。
「退職理由は何ですか?」「私たちの病院を志望した理由はなんですか?」の2点を聞かれると考えてください。
そのため、退職理由と志望動機に一貫性を持つことが大切です。
また、悪口もご法度です。
業界の悪口や上司の悪口、患者とのトラブルなど本音と建前を上手に使い分けましょう。
本音を隠すことに躊躇してしまう真面目な看護師も多いですが、採用を勝ち取るためと割り切りましょう。
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まとめ:本音と建前の使い分けが重要
志望動機には、応募先固有の魅力を伝え、そして、自分がどう貢献できるのかを記載すると印象の良い内容になります。
問題や現状を改善したいという思いから転職するのですから、転職理由がポジティブな方が珍しいですよね。
しかし、そこはネガティブな本音をグッとこらえて、それぞれの病院(企業)に合わせて最適な文章を書きましょう。
どうしても入職したい病院があるのなら、履歴書や職務経歴書の添削は必須です。
転職エージェントを上手に活用してサポートを受けましょう。