【東京都内】看護師が働きやすい人気病院ランキング30選【給料と評判】

この記事では、東京都内にある看護師にとって働きやすい病院を紹介します。

このような悩みや疑問を抱えてはいませんか？

東京には、600件以上の病院があります。これだけ病院が多いと、転職先の候補を絞ろうにも一苦労ですよね。

しかも、病院の大半が赤字経営です。とくにコロナ以降は、経営状況が悪化したことで賞与や手当を減額した病院が増えました。

心身を削って働いているのに、給与が減らされるなんてやってられませんよね。だからこそ、病院選びはとても大切です。

そこでこの記事では、東京都内にある看護師にとって働きやすい病院をランキング付けして紹介します。記事を最後まで読むことで、ご自身に合った病院が見つかるはずです。

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看護師が転職で失敗しないための病院の選び方

病院のランキングを紹介する前に、失敗しないための病院の選び方について触れておきます。この前提知識があるのとないのとでは、病院の見方が変わってきます。

とは言え、病院選びにおける優先順位は、人それぞれですよね。給与水準や資格取得支援など、、、。ですが、これだけは押さえておいた方が良いことが５つあります。

それぞれの項目を解説します。

その１：規模の大きい病院を選ぶ

規模の大きい病院は、規模の小さい病院より多くの点で利点があります。

「病院規模」と「給与及び離職率」には、相関関係があります。つまり、規模の大きい病院は、規模の小さい病院と比べて、給与水準が高く、離職率は低いのです。

病院規模と給与の関係

規模の大きい病院は、そもそもの資金力や医業収益が桁違いです。そのため、人件費に充てられる予算が多く、必然的に給与水準が高くなります。

病院規模と離職率の関係

理由としては、先ほど述べた通り、給与水準が高いこと。他には、以下の点が挙げられます。

福利厚生や研修制度が充実していれば、それだけ看護師の定着率は良くなりますよね。その結果、低い離職率につながります。

病床数400以上の病院を目安に

もちろん個々の病院ごとに状況は違います。ただ、規模の大きい病院の方が離職率が低いという事実は覚えておいて損はありません。

補足として、単科もしくは絞られた診療科の専門病院より、総合病院の方が離職率は低い傾向にあります。

その２：公的に属する病院を選ぶ

一概に言い切れることではないですし、例外はあるということを前置きしておきます。

基本給や夜勤手当だけを比べると、民間病院の方が高くなるケースはあります。しかし、各種手当のこと考えると、手元に残るお金は公的に属する病院の方が多くなります。また、着実に昇給していきますし、退職金の金額も高いです。

その３：赤字経営の病院は避ける

コロナ以降、とくに顕著になりましたが、給与や賞与を減額する病院が増えました。

赤字経営の病院は、以下の悪循環に陥りがちです。

とは言え、中長期の事業計画において、設備投資を積極的に行っていて短期的に赤字になっている、、、などもあるので、一概に言い切れることではないで注意してください。念頭においておくだけで良いです。

病院の経営状況を調べるには

病院の経営状況を調べるには、決算関連の書類を確認すればわかります。

しかし、見慣れていないと意味不明だと思うので、病院名 経営状況病院 赤字などのキーワードで情報収集すると良いでしょう。

その４：不祥事の多い病院は避ける

不祥事の背景には、人手不足や過重労働、組織的な隠蔽体質など、様々な問題が潜んでいます。また、病院全体のコンプライアンス意識の低さも原因の一つです。

こういった病院では、看護師の労働環境は劣悪で、心身の負担が大きくなることが容易に予想できます。さらに、キャリアに悪影響を及ぼす可能性もあるので絶対避けるべきです。

その５：看護師の少ない病院は避ける

理由として、以下のマイナス点が考えられるからです。

もちろん職員が多ければそれだけ人件費が経営を圧迫する要因になります。ですが、それは経営者の判断することです。

少なくとも働く側としては、規模に対して職員数があきらかに少ない病院は避けた方が良いでしょう。看護師数の確認は必須ですね。

東京で看護師が働きやすい病院ランキング30選

東京にある全638件の病院を「経営状況・給与水準・福利厚生の充実度・離職率・労働環境・現場で実際に働いている看護師の口コミ」などを元に総合的に分析しました。

これらの分析結果をもとに、病院をランキング付けして紹介します。前述した「病院の選び方」の理由から、診療所や個人クリニックはランキング外としています。

１位：慶應義塾大学病院

同院は、誰もが知るブランド力のある大学病院です。病院の規模や設備の充実度は国内トップクラスで、特定機能病院でもあります。

先端医療を提供していることから、向上心のある医療人材が集まっています。
数年前から稼働している新病棟では、クラスター診療や国際医療拠点としての体制整備に力を入れています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「多くの症例と関わりながら実践力を高めたい人」や「忙しくても給与の高い病院で働きたい人」におすすめです。

とにかく多くの症例や珍しい症例と関わることになるので、他院で働くより一歩も二歩も進んだ知識と技術が身に付きます。認定看護師と専門看護師の在籍数も多いので、ご自身のキャリアの相談もできるでしょう。

重症度の高い患者を対応をしていく中で精神的に辛くなることもあると思いますが、仕事に対して熱意のある人が多いので、お互いをサポートし合える環境です。

なお、患者の出入りが激しくとても忙しいので、残業もそれなりにガッツリあります。そのため、ゆるく働きたい人いは向きません。しかし、その分の対価は十分に得ることができます。

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２位：NTT東日本関東病院

同院は、頻繁にメディアに取り上げられる知名度のある企業立病院です。循環器と脳血管疾患への治療に強みを持っており、難易度の高い手術の実績が豊富にあります。

NTT東日本の直営病院だけあって、他院より多くの資金力があります。人材や医療設備に積極的に投資しているので、医療の質において定評があります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「循環器や脳血管領域の専門性を高めたい人」や「仕事と家庭を両立しながら長く働きたい人」におすすめです。

早期発見と低侵襲治療を命題にしていて、以前から診療体制の強化に注力してきました。最近では、時代のニーズに合わせてレディース病棟を開設したりと、先進的な取り組みを行っています。

働き方改革の一環としてデジタル化にも注力しています。具体的には、バイタルサインを自動入力する機器や心電図モニターの数値を自動で判断してくれるシステムを導入するなど、看護師の軽減負担につながっています。

育児支援においては、他院と比べて圧倒的に充実しています。妊娠した時点から夜勤免除できたり、子供が小学３年まで時短勤務ができたり、これらの他にも仕事と家庭を両立できる制度が整っています。

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３位：東京都立駒込病院

同院は、がんと感染症の診療に強みのある病院です。がんの登録件数は、全国で6番目に多く、時代に先駆けたがん診療を提供しています。

知らない人が多いのですが、感染症の専門病院としてのルーツがあります。現在は、ほぼ全ての感染症疾患に対応できる体制があり、コロナ禍においては迅速な感染症対策により都内の医療現場をけん引しました。

こんな看護師におすすめ

同院は、「がんもしくは感染症への看護を集中的に学びたい人」におすすめです。

がん拠点病院ということもあり、同院には年間200,000人以上のがん患者が来院します。入院しているがん患者は9,000人前後で、入院患者全体の64％にも及びます。

患者の大半ががん患者なので、がん看護を学びたい人にはうってつけです。経験の浅い人でも基礎課程のカリキュラムを通してじっくり学べることもプラスポイント。

外部にも開かれた「がん看護セミナー」を実施しており、同院に在籍する専門・認定看護師による専門性の高い講義を受講することができます。

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４位：虎の門病院

同院は、専門分化された診療が強みの病院です。診療体制の分化や病棟医の常駐体制確立など、先進的な取り組みをいち早く行ってきました。

著名人の患者が多い病院としても有名です。数年前に新病棟へ移行したばかりで、ホテルのような外観が印象的です。著名人の患者が多いので、富裕層向けの設備が充実しています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「専門性と包括性の高い医療を強みとする病院で働きたい人」や「看護スキルに不安のある人」におすすめです。

高度な専門医療と患者中心の包括ケアを行う現場に身を置くことで、看護ケアのレベルを一歩先に引き上げてくれます。なお、専門医療の中でもがん診療に重点を置いています。

入職後は、基本的に既卒でも新人と同じ教育プログラムを受けることになります。期間は２年です。看護経験が豊富な人にとっては面倒かもしれませんが、実務経験が少ない人やブランクのある人にとっては喜ばしいことでしょう。

余談ですが、個人ごとの業務量を客観的に測定する独自システムを導入しています。このシステムにより看護師ごとの業務量が公平になるように調整されるので、理不尽に業務量が偏ることはありません。

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５位：がん研有明病院

同院は、日本のがん医療をけん引してきた病院です。
がん診療に強い病院はどこか聞かれたら、必ず名前が挙がる病院でしょう。「臓器別チーム医療」の方針のもと、最新のがん治療を提供しています。

治療方針の決定から実施までに１ヶ月位以上待たなくてはならない部門もありますが、それでも質の高い診療を求めて全国から患者が来院しています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「がん看護のプロになりたい人」におすすめです。

目指したい看護師像として「がん看護」があるなら、最良な環境です。がん関連の認定看護師や専門看護師も多く在籍しています。そのため、スペシャリスト達と共に業務を行うことで、自然と自然と知識と技術が身についていきます。

看護方式は、プライマリーナースをベースとした固定チームナーシングです。一人の患者を一貫してみることができるので、主体性と自主性を持った看護師になれることもグッドです。

教育体制に関しては、がん看護に必要な３領域の専門プログラムが整備されています。「副作用対策」の看護技術は網羅的にマスターできるようです。

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６位：多摩総合医療センター

同院は、救急医療やがん診療、周産期医療など幅広い分野で高度な医療を提供している病院です。西東京で転職先を探している看護師に人気の病院でもあります。

多摩地域の150万人を支える基幹病院なので、都立病院の中でも１位２位を争う医業収益があります。つまり、めちゃくちゃ忙しいということですね。

こんな看護師におすすめ

同院は、「救命医療や重症ケアの経験を積みたい人」や「助産師として高度な周産期医療を学びたい人」におすすめです。

同院の救急搬送数は全国でトップクラスで、各診療科の協力体制ができています。多摩全域の重症患者を対応しており、ホットラインの応需率は９割を超えます。

全都立病院から推薦された看護師が集まる救急看護の研修も行なっているので、質の高さは折り紙付きです。

周産期医療に関しては、同じ建物内にある小児総合医療センターと役割分担を行なっています。ハイリスク妊産婦の全身管理や緊急搬送される母胎児への高度医療の経験は、将来の血肉になるでしょう。

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７位：順天堂医院

同院は、６つの附属病院を運営する順天堂グループの本院です。１日に4,000人の外来患者が来院するマンモス病院でもあります。

どの領域においても高い水準の医療を提供していますが、腹腔鏡手術やパーキンソン病の治療実績が豊富です。医療ドラマの舞台として何度も利用されているので、医療関係者以外からの認知度がとても高いです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「なりたい看護師像に応じたキャリアパスを歩める病院を求める人」や「強みを持つ看護師として成長したい人」におすすめです。

キャリアパスには、主に５つの選択肢があります。

グループ病院ごとに強みとしている領域が異なり、自分の思い描くキャリアに応じて病院間の異動ができることも利点です。

現在、なりたい看護師像が定まらない人にとって、複数の選択肢があることはありがたいことですよね。既にその道に進んでいる先輩に相談したり、実務経験を通して自身のキャリアを定めていけば良いでしょう。

この他にも、がん化学療法や新生児救急などの学内教育課程があるので、専門性の高い看護技術を院内で習得できます。

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８位：国立がん研究センター中央病院

同院は、腫瘍部門で世界的に評価される専門病院です。疾病や身体の部位別に診療科が細分化されていて、ほぼ全てのがん診療に対応しています。

がん診療以外にも研究開発や医療従事者への教育も行なっており、がんに関わるあらゆる事柄に貢献しています。がん看護関連の資格研修施設でもあるので、がん看護の専門性なら抜きん出てます。

こんな看護師におすすめ

同院は、「がん看護に関する高い専門性と実践能力を身に付けたい人」におすすめです。

疾病や身体の部位別に診療科が細分化されており、他院にはない脳脊髄腫瘍科や眼腫瘍科、婦人腫瘍科などを備えています。そのため、より専門的ながん看護を学ぶことができます。

さらに、認定看護師と専門看護師は合わせて59人も在籍しているので、ロールモデルとなる先輩が身近にいる環境で働けます。

教育体制に関しては、「ベーシック研修」で基礎的な看護知識を学び、「がん看護コース」へステップアップしていくカリキュラムです。希望制の研修も豊富にあるため、意欲のある人にとってはとても魅力的です。

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９位：日本赤十字社医療センター

同院は、日赤本社の直轄病院です。「救命救急・がん診療・周産期医療」の分野に強みがあります。
日赤病院と言えば、医療レベルの高さや教育体制に定評がありますね。

国際医療救援拠点病院（全国で15施設）に指定されているため、大規模災害の発生時には被災地への医療活動を行います。被災者の救命率向上や健康回復に貢献できるよう、重要な役割を担っている病院です。

こんな看護師におすすめ

同院は、「キャリアに応じた専門的な研修が充実している病院を求める人」や「最先端の周産期医療を学びたい人」におすすめです。

キャリア形成の流れとしては、実践者ラダーを基礎としてラダーレベル３を達成した後、目指す方向性を選択します。

一般的には、スペシャリストや看護管理者を目指す人が多いのですが、国際救援要員や看護教員を目指すこともできます。この選択肢の豊富さは、日赤ならではですね。

また、総合周産期母子医療センターを備えていることから、周産期領域において実践経験を豊富に積むことができます。

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10位：東京大学医学部附属病院

同院は、37の診療科と39の中央施設部門を設ける超大型病院です。全職員数は4,300人（看護師数は1,500人）にも及び、国内医療の土台として高度医療を提供してきました。

数年前に新病棟の運用が始まり、複雑な疾患や複数の症状を抱える患者に対して、より質の高い医療を提供できる体制が整いました。最近だと、臓器移植手術や早期発見が難しいとされるがんの治療実績が多くあります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「自分のキャリアプランが明確で、積極的に多くのことを学びたい人」や「恵まれた給与と福利厚生がある病院で働きたい人」におすすめです。

教育プログラムは、キャリアラダー以外に自分に必要な研修を自分で選択して学ぶスタイルです。年間100件以上の選択研修や国内外での研修が豊富に用意されており、自分に必要なスキルを自分のタイミングで学ぶことができます。効率的ですね。

休職制度（上限３年間）を利用して大学院に進学することも可能です。専門看護師資格を取得するには大学院の修士修了者でなければならないので、この制度を利用してより専門性を高めることができるでしょう。

注意点としては、国立大学法人の職員は公務員ではありません。しかし、給与や福利厚生は公務員規定に準じているため、とても恵まれています。

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11位：東京慈恵会医科大学附属病院

同院は、古くから政治家や著名人が利用してきた日本初の私立医大です。看護師の養成機関として最も長い歴史を持つ病院でもあります。

豊富な人的資源を活かして全診療科に当直医を配置。休日でも24時間救急を受け入れられる体制を整えています。
数年前には新しい外来棟と母子医療センターが開設され、医療機能の拡充に努めています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「フィッシュ哲学の考え方に共感できる人」や「大学院や養成学校への進学を検討している人」におすすめです。

フィッシュ哲学とは、簡単に言うと職員のモチベーションや職場環境の改善に焦点を当てたマネジメント手法です。同院の看護は、全国に先駆けてフィッシュ哲学を導入したことで知られています。

ポップな柄のユニフォームを着用したり、院内を飾り付けたりすることで体現されるのですが、こういった考え方に共感できる人にとっては適した環境でしょう。ただ、合う合わないは明確にあるかと思います。

また、看護師の人材育成として就学休職制度があります。この制度では、基本給を全額支給してもらいながら、大学院や養成学校へ進学することができます。

助産師や専門資格の取得を考えている人には願ってもない制度です。もちろん、条件と制約はあります。しかし、それらの制限を差し置いてもこの支援はとても有用です。

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12位：東京北医療センター

同院は、北区エリアの中核病院です。おもに「へき地医療・周産期医療・小児医療・地域医療・介護施設との包括的サービス」の５分野に力を入れています。

この病院の母体である地域医療振興協会は、元々へき地への医療支援のために設立されました。そのため、実際にへき地への巡回視察や医療従事者の派遣を積極的に行っています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「助産師として周産期の経験を積みたい人」や「子育て支援が充実している病院を探している人」におすすめです。もちろん、へき地支援に興味のある人にもおすすめです。

関連病院と連携して妊婦にとって利便性と安全性に配慮したセミオープンシステムを構築しているので、年間の分娩数は1,200件を超えます。

助産師としての力量を高めるためには、実務経験がなにより必須です。分娩数の少ない病院と比べて、分娩介助や分娩管理などのスキルをしっかり身につけることができます。

また、子育て支援とサポート体制は充実しています。夜勤免除や時短勤務は当たり前ですが、職場復帰後は優先して外来に勤務できるので、無理なく働き続けることができるでしょう。

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13位：総合東京病院

同院は、脳神経や循環器などの血管系疾患に強い病院です。福利厚生に力を入れていることから、西東京で転職先を探している人に人気のある病院でもあります。

南東北グループという医療グループの関連病院なのですが、関東だとあまり聞いたことのないグループ病院ですよね。ただ、本部のある福島県だとかなり有名です。500床以下の規模にしては、複数の治療センターを充実させているため、総合的な医療レベルは高いです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「脳神経もしくは循環器の領域を学びたい人」や「急性期から回復期まで広く携わりたい人」におすすめです。

もともと脳神経外科の専門病院がルーツになっているので、この分野に豊富な実績とノウハウがあります。

脳神経疾患の患者は、意識障害だったり自分の考えを上手く言葉にできなかったりする人が多いですよね。なので、医学的な判断をもとに「察する」ことが大切です。やりがいのある看護を経験することができます。

また、急性期と回復期の機能を備えているので、一つの病院で幅広い経験を積むことができます。都内だと回復期リハの病床数が最も多いです。「まずは急性期でスキルを磨いて、その後に回復期を学びたい、、、」といった自分の興味に合わせて配属先の希望をすることができるでしょう。

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14位：三井記念病院

同院は、心臓疾患や白内障の手術に定評のある名門病院です。
三井グループの支援のもと100年以上の歴史があり、都内で5番目にJCI認定も取得しています。

秋葉原駅から徒歩圏内ですし、交通の便が良い立地なので若手の看護師から人気があります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「質の高い急性期看護スキルを学びたい人」や「ゆとりのある人員配置を行う病院で働きたい人」におすすめです。

JCI認定を取得している病院なので、病院全体の看護の質が高いことが保証されています。（十分な経験を持つ人が配置されているか、人員数は適切か、適切な看護記録が取れているか、看護師に対する継続的な教育が行われているかなどの基準があります。そして、それらの基準をクリアしています。）

この病院で実務経験を積むことで、どの病院に行っても通用する看護スキルを身につけられるでしょう。自主的に動ける看護師が求められるので、座学ではなくOJT教育が中心になります。自身の早い成長を望むのであれば、より適した環境です。

また、１病棟の病床数42床に対して日勤10〜12名、夜勤４名を配置しています。さらに日中は３名の看護補助者も居るので、ゆとりのある働き方ができます。

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15位：板橋中央総合病院

同院は、国内外に多数の医療施設を展開するイムスグループの本院です。

イムスは、民間病院としてなら徳洲会グループに次いで規模の大きいグループです。DPC特定病院郡に指定されていることから分かる通り、大学病院に劣らない医療機能を備えています。

経営難の病院や介護施設を買収してここまで大きなグループ病院になったこともあり、良くも悪くも色んな評判があります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「早く看護管理職になりたい人」や「キャリアの方向性が定まっていない人」、「転勤族のパートナーがいる人」におすすめです。

年功序列よりも実力を重視する傾向が強いため、早い段階で主任や副師長に抜擢されます。

早ければ以上の流れで役職者になることができます。役職者になることで給与は大幅にアップしますし、言い方は悪いですが、次を見越したステップアップとしても役立ちます。（転職の際、年収の交渉でとても役立ちます。）

また、「グループ間異動・転勤支援制度」があります。やむを得ない事情で転居が必要になった場合や学びたい分野が変わったなど、グループのスケールメリットを活かして医療施設間の異動ができます。

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16位：東京警察病院

同院は、救急医療に力を入れる中野エリアの中核病院です。職域病院として警察官の優先診療や受診割引はありますが、それ以外は一般的な総合病院と同じです。

中野駅から徒歩圏内という立地の良さと、年間休日が多いことから人気のある病院です。ちなみに、病院の名称から勘違いされやすいのですが、公的病院ではなく民間病院です。

こんな看護師におすすめ

同院は、「多岐にわたる疾患の知識や対応力を身に付けたい人」や「中野区や杉並区周辺で通いやすく、休日の多い病院で働きたい人」におすすめです。

救急医療に力を入れていることもあり、日々さまざまな疾患の患者が搬送されてきます。そのため、多岐にわたる疾患の知識や対応力を身に付けることができます。

緊急処置や迅速な状況判断、高度な医療機器の操作など、長期にわたる看護師人生の血肉になることは間違いありません。

また、中野駅から徒歩圏内の立地で、新宿からのアクセスの良さが魅力です。加えて、年間休日は、夏季休暇と年末年始の休暇を含めて130日もあります。

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17位：武蔵野赤十字病院

同院は、広大な武蔵野エリアを支える基幹病院です。救命救急やがん治療、周産期など、複数の分野において評判がよく、総合力が高いことが特徴です。

現在、全室個室の新病棟を建設中です。工期は伸びそうですが、2025年11月に完成予定です。古い病棟の老朽化が顕著なので、新病棟への異動を切望している職員が多いようです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「幅広い知識や技術を学びたい人」や「残業削減にしっかり取り組んでる病院で働きたい人」におすすめです。

総合力の高い病院だけあって、全診療科で高度な専門医療を提供しています。仕事ができる人が多く、知識やアセスメント力がとても深いです。一緒に働くことで、自然に自分自身のスキルアップに繋がります。

また、業務改善のため残業削減に取り組んでおり、この規模の病院にしては残業が少ないです。具体的には、日勤は２時間以内、夜勤では１時間以内に終わらせることを目標としています。

他にも、勤務30分以上前の前出勤は控えるよう通達がされています。これらの方針のおかげで、定時を過ぎるとみんなで残務を分担しようとする協力体制があります。

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18位：聖路加国際病院

同院は、アメリカの先端医療や臨床教育を取り入れるブランド力のある病院です。

先進的な取り組みをいち早く実施したり、人材育成に力を入れたり、設備投資を積極的に行なったり、、、こういった積み重ねの結果、今の知名度を築きました。

いわゆる病院ランキングでは、必ず上位にランクインします。それだけ質の高い医療を提供しているので、医療従事者と患者の双方から人気があります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「聖路加の看護を学びたい人」や「業務負担が偏らない病院で働きたい人」におすすめです。

提供する医療と看護の質の高さから、国際的な医療機能評価であるJCIやマグネット認証を取得しています。そのため、全国から聖路加で働きたいと考える成長意欲の高い看護師が多く集まっています。

キャリアの方向性が多彩であることも特徴として挙げられます。

大学院に進学して大学教員を含めた教育者を目指したり、専門看護師になって臨床現場にその能力を還元したり、訪問看護に働き方をシフトしたり、多彩な働き方を選択することができます。複数の医療施設を運営する聖路加ならではです。

また、看護師数が他院と比べて圧倒的に多いので、業務の負担が偏りすぎません。業務負担が少ないとは決して言えませんが、それでも人材不足によって逼迫しているような病院とは違います。

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19位：JR東京総合病院

同院は、急性期から慢性期まで対応するケアミックス型の企業立病院です。福利厚生の充実度やアクセスの良さから、どの年代の看護師からも人気があります。

現在、新棟（病棟と人間ドック・看護学園棟）の建設工事を行なっていますが、その内の人間ドック・看護学園棟の移転が完了して運用が始まりました。新病棟は来年の春頃に開業予定なので、待ち遠しいです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「急性期から慢性期までの幅広い看護を学びたい人」や「勤怠管理がきちんとしていて、福利厚生が充実している病院で働きたい人」におすすめです。

急性期から慢性期まで対応しているので、幅広い看護を学ぶことができます。多岐にわたる看護の経験によって今後の方向性を決めることができたり、ライフスタイルに合わせて夜勤のない（夜勤の少ない）部署に配置転換できるなどのメリットがあります。

また、企業立だけあって、勤怠管理がきちんとしていて、福利厚生が充実しています。タイムカード方式の勤怠管理なので、前残業も後残業もきちんと残業代が支給されます。

福利厚生は、東日本管内のJR線が無料になるフリーパスが配布される他、新幹線や旅行などの割引もあります。JRのフリーパスは、誰しもが羨ましがる福利厚生です。

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20位：杏林大学医学部付属病院

同院は、多摩エリアを支える特定機能病院です。都内に４か所しかない高度救命救急センターを備えており、日本で初めて眼科の総合医療センターを開設した病院でもあります。

都内の西部エリアには、医療機能の高い病院が同院の他に武蔵野赤十字病院ぐらいしかありません。西部エリアには都内の人口の1/3が住んでいるので、医療機関として求められる役割は大きいです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「高度救急医療か周産期の領域で豊富な経験を積みたい人」や「認定看護師の取得を目指している人」におすすめです。

前述した通り都内で４か所しかない高度救命救急センターであること、多摩で２か所しかない総合周産期医療施設ということから、これらの領域に関心があるのなら豊富な経験を積むことができます。

高度救命救急センターに関しては、厚労省の行う全国の救命救急センター評価において全てＳ評価です。ドクターヘリの運用が開始されたこともあり、救急科を希望する人がとても多いです。

また、認定看護師の取得支援が充実しています。資格取得の研修期間中は出張扱いにしてくれて、研修に関連する出費や交通費は全て病院が負担してくれます。そのため、認定看護師の在籍数が他院と比べてかなり多いです。

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21位：日本医科大学付属病院

同院は、救急医療に力を入れる私立医大御三家のひとつです。救急医療以外にもがんや循環器疾患の治療において高い実績をほこります。

６年前に本館が建て替えられ、一般病床を減らして重症病床を以前の倍近く増やしました。また、高階層にはコンシェルジュ付きの特別個室があります。医療業界で生き残るために、時流の変化に対応していますね。

こんな看護師におすすめ

同院は、「高度な医療設備を備える病院で救急医療を学びたい人」や「中途者にも丁寧なフォローがある病院で働いたい人」におすすめです。

本館の建て替えに伴い病床の再編が行われ、医療機能の最適化が行われました。その例の一つが救命救急科・集中治療室・脳卒中ケアユニットを一元化して、高度救命救急センターとして国内最大の病床数を確保したことです。

このように救急医療に力を入れるだけあって、救急医療を学びたい人にとっては適した環境です。ただ、人気の部署なので、配属されるかどうかは確約できないとのこと。

なお、中途者へのフォローアップに定評があります。看護スキルに不安のある人は新人研修に参加することができますし、なによりも個々のスキルに応じて様々な教育プログラムが用意されています。

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22位：東京医科歯科大学病院

同院は、救命救急や腎臓疾患などに強みがある国内有数の大学病院です。日本で最初に透析療法を始めた病院なので、腎臓病全般に十分な臨床実績があります。

ちょうど去年、救命救急専門の新病棟が稼働したこともあり、都内ナンバーワンの受け入れ件数を目指しています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「救命救急・腎臓・口腔のどれかの領域を学びたい人」や「丁寧な教育が行われている病院で働きたい人」におすすめです。

特定機能病院なのでどの分野にも高い医療機能を備えていますが、とく救命救急・腎臓・口腔の３分野に強みがあります。これらの分野に興味を持つ人であれば、学べることが多いでしょう。

また、看護師が必要な手技を習得できるよう丁寧な指導が行われています。大学病院だと研修医が手技を行うことが多いのですが、看護師だとしても手技の実務に多く携わることができます。

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23位：国立成育医療研究センター

同院は、小児医療と周産期医療を専門にした病院です。長期フォローとして小児だけでなく成人まで対応しており、若年性生活習慣病や心のケアなどの疾患にも対応しています。

併設する研究所では、希少疾患の子どもやハイリスク妊産婦のために先進的な研究が日々行われています。最先端の小児医療を学ぶなら「この病院！」といったイメージを持つ人は多いでしょう。

こんな看護師におすすめ

同院は、「最先端の小児医療を深く学びたい人」におすすめです。これに尽きます。

メジャーな疾患以外にも症例数の少ない疾患を診ることが多く、他院と比べて一歩進んだ知識や技術が身に付きます。

もちろんその分、重症度の高いシビアな状況が多々あるので精神的にしんどくなることもあります。ただ、小児看護への熱意のある人が周りに多いので、お互いにサポートし合える環境です。

なお、小児分野の診療科が多数あるので、どの診療科に配属されようとも小児医療に関わることができます。

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24位：公立昭和病院

同院は、西東京市や小平市などの７つの市が運営する地域の中核病院です。７つの市の交通網である中央線の上部には規模の大きい病院がなかったため、複数の市が協力して立ち上げました。

現場で働く職員の満足度を上げることに尽力しているので、看護師の離職率がとても低い病院でもあります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「西東京周辺で離職率の低い病院を探している人」や「西東京周辺で公務員として働きたい人」におすすめです。

同院の看護師の離職率は５〜６％で、なんと都内の半分以下です。（都内で働く看護師の平均離職率は14.6％です。）

以前は平均的な離職率だったようですが、前院長の上西氏が職員の満足度を上げることに尽力しました。そして、離職率ゼロを目指して働き方改革を続けてきた結果、この低い離職率に至ったようです。

３次救急ということもあり現場はピリピリしている時もあるようですが、根本的に人間関係が悪い状況ではありません。西東京周辺で離職率が低く、定着率の良い病院を探しているなら適した病院でしょう。

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25位：国立国際医療研究センター病院

同院は、国際感染症対応やエイズ治療に強みを持つナショナルセンターです。高度な医療機能を備えており、ナショナルセンターとしては唯一の総合病院でもあります。

国際医療に関連する部署（国際診療部・国際医療協力局）があるため、この部署への配属を希望して入職する人が多いです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「国際医療に携わりたい人」や「早く看護管理職になりたい人」におすすめです。

国際医療に関連する部署があるため、この分野にたずさわれるチャンスがあります。教育カリキュラムにしても、国際協力の基礎知識や英語力アップを目的とした研修などが豊富にあります。

しかし、国際医療にたずさわれる人はごくごく一部で、希望通りに部署に配属されるかどうかは運次第です。

なお、実力がある人は、５〜６年目に師長から副師長への昇任試験を受けるよう打診があります。看護師として早く管理職になりたい人にとっては適した病院でしょう。

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26位：昭和大学病院

同院は、昭和大学が運営する８つある附属病院の本院です。専門性の高い医療を提供するために、食道がんセンターや頭頸部腫瘍センターなどのセンター化を進めています。

本院から道路を挟んだ対角線すぐのとこに東病院という附属病院があります。位置付けは本院の東棟です。今後、本院と東病院、歯科病院の３病院を統合させる計画があるようです。

こんな看護師におすすめ

同院は、「高度な医療機能を備える病院で働きたい人」や「都内か神奈川で転居する可能性がある人」におすすめです。

とりわけチーム医療に力を入れており、特定の疾病に対応するセンター化を進めています。チーム医療は患者にとって早期発見や重症化予防などのメリットがあるほか、医療従事者にとっては業務の負担軽減につながります。

また、資格取得支援があるので、同じ規模の病院と比べて認定看護師が多く在籍しています。ステップアップしたい領域があるのなら、資格支援を利用してみると良いでしょう。

なお、条件はありますが、病院間の異動ができます。東京と神奈川に複数の附属病院があるため、転居の必要があれば異動することができます。

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27位：関東中央病院

同院は、救急医療とがん治療に力を入れる地域の中核病院です。もともとが教職員の結核治療を目的とした職域病院でしたが、少しずつ医療機能を高め現在に至ります。

２次救急ですが、３次救急並の医療体制を確立していることも特徴として挙げられます。そして、昔から東大病院と連携していて、治療が困難な患者は東大病院を紹介しています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「大学病院ほどではないけど、医療機能の高い病院で余裕を持って働きたい人」や「中途者にも丁寧な指導をしてくれる病院を探している人」におすすめです。

中規模の病院ですが、３次救急並の医療体制を確立していたり、心筋梗塞や狭心症の治療実績が豊富だったり、がん治療においても治療実績は同規模の病院と比べても多いです。

大学病院や規模の大きい病院ほどはせかせかしているわけではないので、余裕を持ってそこそこ医療機能の高い病院で働きたい人にとっては良い環境かもしれません。

また、東京都と連携して求職者の復職支援に力を入れているため、中途者への教育はとても手厚いです。

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28位：東京都立小児総合医療センター

同院は、国内の小児医療をリードする専門病院です。

複数の小児病院が移転統合して組織された病院で、開院してからまだ十数年です。小児に関わる全ての診療科が網羅されており、臨床研究や治験も活発に行われています。

こんな看護師におすすめ

同院は、「小児医療の専門性を高めたい人」や「小児看護の研修が充実している病院を探している人」におすすめです。

一般病院では対応の難しい患者が多く来院するため、専門性の高い経験を豊富に積むことができます。小児がんの治療に関しては、拠点病院となっており、とくに白血病の治療に強みがあります。

また、小児看護を学ぶための研修が充実しています。看護ケアの難易度が高いため、必然的に専門性の高い研修が行われます。

子供が好きという理由だけではやっていけないのが現実ですが、小児看護を学ぶのであれば適した環境です。

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29位：町田市民病院

同院は、町田市で唯一の公的病院です。今まで何度かドラマのロケ地として利用されたことがあるので、それなりに知名度があります。

近隣に大きな急性期病院がないため、救急患者の受け入れが多くあることが特徴です。しかし、一見とても忙しそうな病院ですが、看護師の定着率が良い病院でもあります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「オールラウンドに対応できる経験を身に付けたい人」や「平均年齢が高くて、定着率の良い病院で働きたい人」におすすめです。

前述した通り、近隣に規模の大きい病院がないので、さまざまな疾患を持つ患者が来院します。そのため、オールラウンドに対応できる経験を身につけたい人には適した病院です。

なお、同院の看護師は、平均年齢が36.9歳と高く、定着率が良いです。（都内の急性期病院だと31〜33歳あたりが平均です。）

年齢の高い看護師が多いということは、医療現場における安定感と患者への信頼感を与えてくれます。これから働こうと考えている人にとっては、メンター的な役割にもなってくれるかと思います。

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30位：東京労災病院

同院は、労働災害が原因の疾患に強みのある病院です。地域のニーズを踏まえて、以前からがん治療と救急医療にも力を入れています。

そもそも病院が位置している大森や蒲田は「ものづくりの町」として知られており、手や肘などの外傷への治療を求める患者が多く来院していた歴史があります。

こんな看護師におすすめ

同院は、「整形外科とメンタルヘルス領域を学びたい人」や「有休消化率が高くて、長期の連休を取りたい人」におすすめです。

労災病院として、「労働災害や職業病に特化した専門的な治療とリハビリテーション」には強みがあります。とくに整形外科は、他の部署と比べて最も多くの医師が在籍していて、専門性の高い治療を提供しています。

手術からリハビリまでの一貫した診療体制が整っていることが特徴として挙げられます。

有休消化率は７割ほどで、公休と組み合わせて長期の連休を取ることができます。大抵の病院は、上司が有給を勝手に使っちゃったりしますよね。しかし、こちらの病院は本人の希望通りに有給を取得できるようです。

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東京の病院の財政事情【実は大半の病院が赤字】

東京にある大半の病院が赤字経営であることは知っていますか？

病院経営を継続できないほどの経営難ではないものの、毎年赤字で資金繰りが悪化しつつある病院が多くあります。（補助金や所有する不動産などを売却して短期的に黒字になることはあります。）

東京だけでなく地方でも多くの病院が赤字を抱えていますが、東京という首都圏であるが故の特有の理由があります。

東京の病院が赤字になりやすい理由

東京の病院が赤字になりやすい理由は、次のとおりです。

これらの問題を解決するには、マンパワーに頼らないデジタル化が必須です。また、病院の統廃合や機能分化の促進、診療報酬制度の見直しなど府主導の抜本的な改革も必要になります。

病院の経営状況は、政府の決定や法律、医療制度全体と深く関わっています。そのため、すぐに改善できるような単純な問題ではないことは覚えておくと良いかと思います。

看護師が赤字病院で働くことの弊害

すでに述べていることではありますが、大切なことなので再度解説します。

看護師が赤字病院で働くことの弊害としては、

実際、コロナ以降、経営状況が悪い病院は、賞与や各種手当を減額しました。また、経営再編による統廃合により、退職勧奨や病院間移動、配置換えなど、現場で働く職員にとってなにかと不都合があります。

だからこそ、自分が働く病院の経営状況を確認することは大切です。今すぐ問題は起きなくても、遅かれ早かれ働く側が割を食うことになってしまうでしょう。

一概には言い切れない、例外もあります

「赤字病院＝絶対ダメ」とは必ずしも言い切れないことを、改めて強調しておきます。

と言うのも、５年連続の赤字でもびくともしないほどの資産を保有していたり、病院以外の事業で多大な利益を上げていたりするケースがよくあります。

そもそも、病院を経営しているというのは、運営元のブランド力を高めたり社会的な信用を得ることに繋がるので、利益を上げることを優先していないかもしれません。

経営状況が本当に深刻かどうかは、自分で調べるだけでは限界があります。そのため、情報収集のために転職エージェントの利用を検討してみても良いでしょう。

再編や統合を検討される病院【選択肢から外す】

赤字病院以外にも、転職先の候補から外した方が良い病院があります。
それは、厚生労働省が公表した「424病院リスト」に掲載されている、再編や統合が検討されている病院です。

東京では、以下の病院がリストアップされました。

将来的に統廃合や機能転換が行われる可能性があり、雇用が不安定になるリスクがあります。現段階では、避けた方が無難です。

不祥事の多い病院も避けておくべき

不祥事が多い病院も、現段階では避けた方が良いです。
不祥事が続く病院では、法令遵守や倫理観が軽視されている可能性があります。こういった病院で働くメリットは一つもありません。

具体的な病院は、次のとおりです。極端に看護師の平均勤続年数が短い病院も合わせてピックアップしました。

日大板橋病院

東京女子医大病院

東京医療センター

済生会中央病院

江戸川病院

さいごに：知名度に惑わされず、冷静に情報収集しよう

さいごに伝えたいことは、

ということです。

知名度やメディアでの注目度が高い病院であっても、必ずしも働きやすいホワイトな病院とは限りません。労働基準法違反の是正勧告をくり返し受けていたり、経営難に陥っているケースもあります。

だからこそ、転職を検討する際は、焦らずにまずは情報収集を徹底することが大切です。

少しの行動で、人生が変わります

しかし、ほんの少しの行動で、人生は大きく変わるものです。行動することで、気持ちは前向きになり、自分が進むべき道が見えてくるかもしれません。まずは小さな一歩から、踏み出してみませんか？

転職エージェントを使うタイミング

正直、いつ利用しても構いませんが、実際に転職活動をする気がなくても、情報収集だけでも大いに活用できます。

転職エージェントに登録すれば、コンサルタントから連絡があり、気になる病院の情報や希望に合う求人について相談できます。登録は１分ほどで完了するので、この機会にぜひ行動してみましょう！

看護師の転職に強い転職サイト・転職エージェント

くり返しになりますが、現状に不満があるのなら行動するしかないですよ。パワー！