【武蔵野赤十字病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、広大な武蔵野エリアを支える基幹病院です。救命救急やがん治療、周産期など複数の分野において評判がよく、総合力が高いことが特徴です。また、地域の病院との連携が強固なことも特徴として挙げられます。

そんな総合力の高い同院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

武蔵野赤十字病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：多くの分野で強みがあり、総合力が高い病院で働ける

同院は、多くの分野で強みがあり、総合力が高い病院です。
とくに以下の５つの分野は、同院として力を入れているので強みがあります。

救命救急に至っては、都内全域から受け入れ要請が来ます。トリアージナースや救急領域の認定看護師が活躍していて、チーム医療を展開していますね。もちろんこの他にも循環器や脳神経など、全診療科で高度な専門医療を提供しています。

また、仕事ができる人が多く、知識やアセスメント力がとても深いです。一緒に働くことで、自然に自分自身のスキルアップに繋がるでしょう。

その２：残業削減に取り組み、この規模にしては残業が少ない

同院では、業務改善のため残業削減に取り組んでおり、この規模の病院にしては残業が少ないです。

医療業界で労務改革の流れがきたこともあり、病院全体で残業は出来るだけしない方針になっています。具体的には、日勤は２時間以内、夜勤では１時間以内に終わらせることを目標としています。他に、勤務30分以上前の前出勤は控えるよう通達もされています。

これらの方針のおかげで、定時を過ぎるとみんなで残務を分担しようとする協力体制があります。勤務交代間際の緊急入院や委員会がない限り、おおよそ毎日１時間前後の残業です。三次救急にしてはとても少ないです。

その３：福利厚生と育児支援が充実していて実態が伴っている

同院の福利厚生と育児支援は充実しており、きちんと実態が伴っています。
他院でも福利厚生や育児支援の充実性をうたっているとこはありますが、実態が伴っていないことがよくあるのです。

例えば、福利厚生においては、毎年10,000円分の食事券（病院周辺の飲食店）や院外研修の半額負担（50,000円まで）、劇団四季や宝塚、国内・海外旅行が通常の1/4〜1/3で行ける企画などがあります。

育児支援においては、制度内容の一部を挙げるとしたら以下の通り。

こんな感じです。こういった実態の伴った制度のおかげで、多くのママ看護師が働いています。男性看護師も育児休暇を取っています。

武蔵野赤十字病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、もっと規模の大きい大学病院と比べると低い水準です。ただ、同規模の病院と比べるのであれば、各種手当も充実しているので、悪くない水準です。

残業申請は、師長の許可なくウェブ上で申請します。しかし、残業時間が長いと師長が看護部から指摘を受けるので、自己研鑽として処理されることもあるようです。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、言わずもがなですが、とても充実しています。ラダー取得の研修以外にも、がん看護学や事例検討会などの学べる場が多くあります。外部研修に研修した場合、受講料を一部負担してくれることも嬉しいですね。

どんなことにもマニュアルがあり、それを全ての職員がわかっている環境です。分からないことがあれば、マニュアルで確認しようとみんなが言うような感じです。

また、中途には一人一人チューターが付き、毎月の振り返りや技術チェックなど含めて丁寧なフォロー体制が整備されています。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、すでに述べた通りです。基本的には毎日１時間ほどのようです。研修や委員会は勤務時間内にやるように通達されています。

離職率に関しては、9.0％です。都内の平均離職率が14.6％なので、他院と比べて低い離職率ですね。
なお、仕事環境の風通しを良くするために頻繁に人員の配置転換が行われます。５年以上同じ部署に所属すること稀で、師長や主任は３年ごとに配置転換されます。

癖のあるお局もいるにはいるが、そのお局よりも上の役職の人がしっかりチェックしています。実際、ハラスメント委員会により注意を受けたお局がいるので、自浄作用がきちんと働いていますね。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しても、すでに述べていますね。

福利厚生のブッフェスタイルの食堂（1食400円）やディズニーの入場料割引券は好評みたいです。ただ、上司からクレクレされた人がいるみたいです。どこにでもおかしな人はいますね。

育休明けの復帰は、育休明けの復帰は、常勤であれば夜勤が必須とされています。（同職種や消防、警察官などの夜勤を伴う配偶者がいる人であれば夜勤が免除される。）常勤として働きたくても夜勤ができないので、パートとして働く人が多いのが現状だったりします。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関して、赤十字グループとしては前年122億円の赤字でした。一昨年は黒字だったりするので毎年赤字というわけではないですが、医療収支（診療による収支）に至っては、毎年赤字の状態です。

赤十字の労働組合が頑張って賃金アップの交渉をしていますが、このまま赤字状態では賃金カットやむなしな状況です。

武蔵野赤十字病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では基本的に、常勤（夜勤あり）の募集のみを行なっています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は書類選考を通過後、適性検査・筆記試験・個人面接があります。適性検査は性格検査で、筆記試験は国語や計算、看護実務を問う内容です。

離職率や勤続年数から分かる通り、看護師にとって働き続けられる病院です。西東京あたりで転職先を探している人にとっては必ずと言っていいほど候補に上がるので、他の応募者との差別化は必須です。しっかり試験の対策を行いましょう。