【千葉県内】看護師が転職したい人気病院ランキング！評判や給料を比較

千葉県内には、規模が大きく高い医療機能を備えた総合病院が多くあるものの、近隣県からの転入者が多いため、人口の増加に対して医療施設の数や医療人口が追い付かない状態です。

そのため看護師の転職市場は活発で、増床や診療機能の拡大に伴い看護部の大規模な増員を行っている病院も多く存在します。

しかし、候補となる病院が多いと、どの病院に絞るべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか？

そこでこの記事では、これから転職を考えている看護師に向けて、地雷病院に引っかからない為にも、都市部を中心に千葉県内の人気病院をランキング付けして紹介します。

千葉県の看護師が転職したい人気病院ランキング８院

千葉県内にある全285病院を「経営力・病床の稼働数・離職率・年収給料・サービス残業の有無・看護師の口コミ」などを元に総合的に分析しました。

病院規模が小さければ小さいほど離職率が高く給与水準も低いので、診療所や個人クリニックはランキング外としています。

１位：順天堂大学医学部附属浦安病院

 
東京ベイエリアを支える3次救急病院

同院は「災害拠点病院・地域がん診療連携拠点病院・地域周産期母子医療センター」などの指定を受ける浦安市の基幹病院です。

高度な救急医療と小児医療設備を備え、アクセスに便利な立地でもあるので市川市や東京都からも救急搬送を受け入れています。

2017年7月には外来診療ブースを増設し、患者支援センターなどを備えた新棟がオープン。病床数も126床増え、より多くの患者を受け入れる体制が整いました。

看護部一丸となって看護の質向上に貢献

同院の看護部では「ナースコールを鳴らさない看護」を目標に掲げており、固定チームナーシング制のもと患者中心の一貫した看護に力を注いでいます。

認定看護師をはじめとするスペシャリストは、現場で専門性を発揮するだけでなく、他の看護師の教育者的な役割も担っており、看護の質向上に貢献しています。

関連病院共通の認定看護師に関する勉強会をはじめ、スキルアップのための場が多く設けられているため、バリバリ働きながら専門性を高めることのできる職場です。

順天堂大学医学部附属浦安病院の基本情報

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２位：亀田総合病院

 
整った院内設備とサービスが国内外から高く評価される病院

同院は、リハビリテーション病院や介護老人保健施設、クリニックなどから成る「亀田メディカルセンター」の中核的存在として急性期医療を展開している基幹病院です。

34の幅広い診療科とICU、CCU、NICUなどの整った救急設備、リゾートホテルのような病室、リラクゼーションサロンなど、洗練された設備を備えています。

国内だけでなく海外からも多くの患者が訪れており、1日平均3,000名の外来患者を受け入れています。

徹底した業務効率化によるサービス向上を追求

同院は1995年に世界で先駆けて電子カルテシステムを導入した病院でもあり、患者満足度の向上と働きやすさ追求のため、業務効率化に力を入れています。

例えば「病棟クラークを配置」「エアシューターで検体や伝票を搬送」「病棟内の申し送りを廃止」などです。これらの取り組みによって質の高い看護サービスを実現しています。

育児中のパパ・ママ看護師も多く在籍しており、短時間勤務制度を利用しながら働くことができます。

亀田総合病院の基本情報

亀田総合病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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３位：総合病院国保旭中央病院

 
千葉県最大規模の急性期総合病院

同院は千葉県内で最も多くの病床を持つ病院です。

40の診療科を備え「地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院」などの指定を受けています。

また、千葉県で初めて「地域周産期医療センターと基幹災害医療センター」の認定を受けた病院でもあり、旭周辺だけでなく茨城県の鹿島を含めた100万人の医療圏において重要な役割を担っています。

ワークライフバランスに配慮した勤務体制が魅力

県内でもトップクラスの患者受け入れ数と手術件数を誇る同院ですが、ワークライフバランスには気を配っており、残業時間は少なく、年間休日数も120日が確保されています。

ライフスタイルに応じた働き方の相談にも応じてくれ、週1回・1日3時間からの超短時間パート勤務や日勤常勤、育児短時間勤務など幅広い選択肢が用意されています。

同院には附属看護専門学校がありますが、看護職員のうち3割程度は外部からの入職者が占めているので、中途でも入職しやすい雰囲気です。

総合病院国保旭中央病院の基本情報

総合病院国保旭中央病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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４位：東京慈悲会医科大学附属柏病院

 
東葛北部地域で地域医療・高度先進医療に邁進

同院は「救命救急センター・災害拠点病院・東葛北部地域難病相談支援センター」などの指定を受けており、2次・3次救急を広く受け入れる地域の中核病院として発展を続けています。

2013年には大学附属病院として全国で初めて、病院機能評価「3rdG：Ver1.0」の認定を受け、地域完結型の質の高い医療を実践していることが証明されました。

患者もスタッフも心穏やかに明るく過ごすための「FISH！哲学」を実践

同院の看護部は、日本で初めて看護の現場に「FISH！哲学」を取り入れたことで知られています。

「FISH！哲学」とは明るく楽しく、やりがいをもって看護を行うための行動指針で、「遊び心をもつ」「人を喜ばせる」「注意を向ける」「態度を選ぶ」の4つの原理から成り立っています。

例えば、院内を季節ごとに楽しく飾り付けたり、患者との親密度を高めるため看護師の紹介ポスターを病棟に掲示するなどの取り組みが行われており、患者もスタッフも和やかに過ごせるための環境づくりがなされています。

東京慈悲会医科大学附属柏病院の基本情報

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５位：千葉西総合病院

 
循環器分野に強みを持つ高度急性期病院

同院は31の診療科と「心臓病センター・ロボット手術センター・低侵襲心臓弁膜症センター」など、専門医療センターを備えた2次救急病院です。

カテーテル治療と脳卒中治療の分野で高い評価を得ています。

2015年に新築移転を行い、オペ室に直結したヘリポートが新設されたことで、さらに迅速な救急搬送が行えるようになりました。

外国人患者の受け入れ拠点病院でもあるので、海外からも多くの患者が来院されます。

忙しい分を高給与と福利厚生で還元。新卒者にも既卒者にも優しい

年間の手術件数5,800件超、救急搬送件数9,000件以上と忙しい病院ではあるものの、給与の高さや立地の良さ、寮の綺麗さ、などを理由に全国から入職者が集まってくる病院です。

徳洲会グループの系列病院でもあり、保育所や引越し手当、住宅手当などの諸手当、医療費還付制度などの福利厚生が充実しています。

また、中途採用者には3ヶ月間プリセプターがつくため病院内の雰囲気や業務にも早く慣れることができます。（離職期間がある人には復職支援プログラムも用意されています）

千葉西総合病院の基本情報

千葉西総合病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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６位：船橋市立医療センター

 
東葛南部地域の医療圏高度医療・がん診療・災害医療を一手に担う

同院は1983年に152床の病院としてスタートし、現在では災害拠点病院や地域がん診療連携拠点病院の指定を受ける449床の病院にまで成長を遂げました。

全国に先駆けてドクターカーを導入した病院でもあり、24時間365日体制でドクターカーを運用し年間約1,500件の出動実績を誇っています。

1次〜3次救急まで幅広い救急患者を受け入れており、整った設備と臨床経験豊富なスタッフで、船橋市を中心とした東葛南部地域医療圏を支えています。

安定した経営状態とキャリアアップ支援体制が魅力

公的病院の半数以上が赤字経営の中、同院は2019年現在も地域の中核を担う急性期病院として安定した経営を続けています。

看護部では専門・認定看護師をはじめとしたスペシャリストが多く在籍しており、全体的な看護の質向上に貢献しています。

新たに資格取得を目指す人にも広く門戸を開いており、希望者は在職扱いのまま勉学に励むことができます。

船橋市立医療センターの基本情報

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７位：新東京病院

 
新築移転から7年、急性期疾患に力を入れる地域中核病院

同院は2012年に新築移転を行い、21世紀をリードする先進的な病院として新たに生まれ変わりました。

X線撮影機、SPECT、シーリングペンダントなどの最新機器を導入し、元々の強みである心臓疾患治療を中心に脳疾患、消化器疾患(がん)、整形外科領域にも力を入れています。

「睡眠センター、手外科外傷センター、膝スポーツ・人工関節センター」などの特殊な診療センターも開設しており、北総一帯の地域の要として進化を続けています。

「働きやすい職場環境」を待遇と教育の両面から支援

同院の看護部では「看護師にとって働きやすい職場環境づくり」をスローガンに掲げ、スポーツクラブを併設した寮や24時間院内保育室の設置などの福利厚生に力を入れています。

また、同院はセコム提携病院のためセコムグループの保養所をはじめ旅行・レジャー施設を格安で利用できたり、生活関連サービスの各種割引・優待サービスを受けたりすることができます。

教育も個人のやりたいことやライフスタイルに合わせて進めてくれるため、無理なくのびのびと働くことができます。

新東京病院の基本情報

新東京病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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８位：東京ベイ・浦安市川医療センター

 
広々と働きやすい急性期病院

地域医療振興協会の運営病院である同院は、浦安市および隣接する市川・江戸川地区の医療圏を支える2次救急病院です。

2012年に新病院としてオープンしたばかりで院内はまだ新しく、病室には電動ベッドを導入、ナースステーションには重症者個室を設置するなど、職員の利便性や動きやすさを考慮した造りになっています。

看護の質向上を見据えスタッフの満足度アップに力を入れる

同院の看護部では「医療従事者の幸せこそが患者満足度の向上につながる」との考えのもと、働きやすい環境づくり、ワークライフバランスの推進に力を入れています。

また、シミュレーショントレーニング施設の設置や院内での英会話を実施、海外研修の導入などキャリアアップにも力を注いでおり、子育てしつつステップアップしたい人を支援しています。

東京ベイ・浦安市川医療センターの基本情報

東京ベイ・浦安市川医療センターの求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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ランキング外だが合わせてチェックしておくとよい病院

その他の私立大学病院

千葉県には500以上の大規模病院と大学法人による総合病院が多くあり、それぞれが地域中核病院、2次・3次救急の窓口として地域を支える重要な拠点となっています。

日本医科大学千葉北総病院（600床）

ドクターヘリを活用した救急医療および脳卒中・循環器などの高度急性期医療に力を入れる、印旛医療圏地域の中核病院です。

一般病棟が内科系と外科系の混合で構成されているため、一つの病棟で勤務しながら内科・外科両方の看護を学ぶことができ、ジェネラリストとして成長できます。

中途入職者でも看護手技に不安のある人は、新人研修に参加することも可能です。

東京歯科大学市川総合病院（570床）

地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院などの指定を受ける市川市最大の総合病院です。

看護部ではパートナーシップ・ナーシング・システム（PNS）、患者誤認防止システムなどを導入し、安心・安全な看護体制の整備に力を入れています。

24時間利用できる図書室やシミュレーション式のスキルラボを備えており、自分の都合の良い時に自己学習をすることもできます。看護部の平均年齢は32.4歳、平均勤続年数は6.3年です。

帝京大学ちば総合医療センター（517床）

大規模病院の少ない市原市において開院当初から救急医療に注力し、千葉県救急基幹センター、災害拠点病院などの指定を受けている病院です。

通勤手当は月額55,000円まで支給、準夜勤務終了後にタクシーを利用する際は2,500円まで補助など各種手当が整っています。しかし休日は4週6休で年間休日数113日とやや少ない点がネックとなっています。

その他の民間総合病院

千葉県には民営の大規模病院も多くあり、大学病院に引けを取らない病床数やヘリポートなどの高度設備、救急医療体制を備えた所もあります。

どのような診療科を備え、どのような経験が積めるのかという点と共に、どのような地域から患者を受け入れているか、他の医療圏や県外からの患者流入はどれくらいかを意識してチェックし、おおよその忙しさを把握しておくと入職後のギャップも少なく済むでしょう。

総合医療センター成田病院（716床）

同院は透析からリハビリまで対応し、2次救急の受け入れも行う中核病院です。千葉県内の民間総合病院の中で亀田総合病院に次いで2番目に多い病床数を誇ります。

救急受け入れ件数、手術件数共に月100件程度と比較的落ち着いており、年間休日数も123日と余裕をもって働ける環境です。

一風変わった取り組みとして、入職から4年間を限度とし、故郷までの航空券等を年に1回支給する「帰省チケット制度」が用意されています。

小張総合病院（350床）

2次救急指定病院、千葉県がん診療連携協力病院などの指定を受ける、野田市唯一の総合病院です。

地域密着型の医療を重視し、周産期から高齢者福祉まで幅広い医療を展開して地域の健康を支えています。

年間休日数121日、給与は大卒看護師で331,200円（手当込）、賞与も4.5ヶ月以上と休みが多い上に給与が高いのが魅力です。

中途入職者でもプリセプター制度を利用でき、個々の段階に応じたラダー教育を受けることができます。

千葉メディカルセンター（313床）

新東京病院と同じセコム提携病院の一つです。救急基幹センターに指定されており、24時間体制で地域の救急医療を支えています。

循環器領域に強いだけでなくスポーツ医学センターや不妊治療センターなどの特殊な診療センターも備えており、幅広い経験が積める病院です。

看護部では「しっかり働き、ゆっくり休む・遊ぶ」のモットーのもと、4週8休・年間休日数122日のゆとりある勤務体制が組まれています。

その他の公的病院

千葉県立6病院は、47億円の赤字を経常し10年前と比べて3倍以上の赤字幅になっています。

特に千葉県立がんセンターの診療報酬の不正請求22万件、腹腔鏡手術で11人死亡したことも相まって経営の立て直しは不可能ではないかと予想されます。

下記で紹介している３院も看護師から人気のある病院ですが毎年赤字経常をしているため、転職先の候補としていた方は今一度よく考えてから求人応募しましょう。

千葉大学医学部附属病院（850床）

経常損失△633,980,000（H29）

総合病院国保旭中央病院に次いで病床数の多い公的病院です。2017年3月、国内でも数少ない「医療法上の臨床研究中核病院」としての承認を受け、新しい医療品・医療機器開発に尽力しています。

また、2020年度には放射線検査室や手術室などを備えた中央診療棟が完成し、更に医療機能が充実する予定です。

看護部ではメンタルヘルス対策に力を入れており、精神看護専門看護師や産業カウンセラーの資格を持つ看護師長による支援体制を整えています。

国立国際医療研究センター国府台病院（772床）

経常損失△1,263,630,826（H29）
当期純損失△1,492,449,638（H29）

元々は精神・神経センターとして設立された病院で、現在は精神医療に加え肝炎・免疫医療にも力を注いでいます。

ナショナルセンターとして専門性の高い医療・研究を行っており、市川市で唯一PET-CTおよび定位放射線治療装置を導入した、ハード面でも先進的な病院です。

一般診療科も幅広く備えているため、精神科を含め研究色の強い病院で看護を深めたい人に向いている病院です。

松戸市立総合医療センター（600床）

当期純損失△677,812,000（H29）

2017年12月に移転し、国保松戸市立病院から松戸市立総合医療センターとして新たなスタートを切りました。

東葛北部保健医療圏初の地域周産期母子医療センターに指定され、ヘリポートも備えた3次救急病院・高度急性期病院として更なる発展が期待されています。

看護部では20名を超す多くの認定看護師が在籍しており、小児看護や急性期看護の分野を中心に活躍しています。
平均勤続年数は10.6年と長めで定着しやすい職場環境です。

まとめ：千葉県の看護師不足は全国ワースト2位！人気病院へ人員が集中

千葉県は東京のような都市部の性格を持った地域と交通の不便な農村部とが混在しており、また少子高齢化が目立って進行していることから「全国の縮図」と呼ばれています。

千葉市や浦安市のような都市部では東京に匹敵するほどの大規模かつ整った設備の病院が多く配置されている反面、香取市やいすみ市のような太平洋沿いの地域では、人口の少なさに比例して先端医療が受けられる病院や大規模な総合病院が少なくなっています。

そのため、医療人口も必然的に偏りが生じ、新卒者や中途入職者が都市部の大病院へ集中する一方、農村部や過疎が進む地域では医師不足や救急医療体制の不足が叫ばれています。

千葉県で優良求人を探すなら転職エージェントの活用は必須！

転職エージェントを活用することで、病院の内部情報を事前に確認できるので、ミスマッチを防ぎ、地雷病院を避けることができます。

また、年収アップや希望する診療科への配属交渉もしてくれるため、病院へ直接応募するよりも有利な条件で転職をすることができます。

大手転職エージェントですと「レバウェル看護・マイナビ看護師・ナースフル」が有名どころですが、特にオススメできるのが「マイナビ看護師」です。

実地調査に力を入れているので内部情報に詳しく、給与アップの実績も豊富なので、口コミ評価が高いことが特徴です。

ただし、ランキングで紹介した人気病院を含む条件の良い求人は、募集があると応募者が殺到するので、すぐに締め切りになってしまうケースが大半です。

そのため、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、情報収集は怠らず、すぐに行動できるよう準備しておく事が転職で失敗しないためのコツです。

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