【三井記念病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事では、三井記念病院への転職を検討している看護師に対して、同院が看護師から選ばれる理由や評判などを解説します。

同院は、心臓や白内障の手術に定評のある名門病院です。都心かつ駅近の立地なので若手看護師から人気の病院でもあります。

しかし、そんな名門病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職選びの参考にしてくださいね。

三井記念病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：質が担保された急性期看護のスキルを学べる

同院は、都内で5番目にJCI認定を取得しており、ICU・CCUネットワークにも対応しています。そのため、同院で経験を積むことにより、質が担保された急性期看護のスキルを学ぶことができます。

また、自主的に動ける看護師が求められるので、座学ではなくOJT教育が中心になります。自身の早い成長を望むのであれば、うってつけでしょう。

補足として、最終的にスペシャリストか看護管理者のキャリアパスがあります。良いか悪いかは置いておいて、中堅どころの人員が多くないので、管理職になりやすい環境です。

その２：ゆとりのある人員配置なので、残業が少ない

同院では、1病棟の病床数42床に対して日勤10〜12名・夜勤4名を配置しています。さらに日中は3名の看護補助者も居るので、ゆとりのある働き方ができます。

基本的には定時で帰宅できるので、他院でよくある「前後残業が当たり前」のような環境ではありません。残業が少ない分、プライベートの時間も確保できます。

ただし、残業をすることになったら未だに紙の申請書を使うようで、ややアナログ感はあります、、、。

その３：病院近辺に８ヶ所の独身寮を借り上げている

同院では、病院近辺に８ヶ所の独身寮を借り上げているため、入居希望者がいればほぼ確実に入居することができます。（部屋数を全部合わせると280室あります。）さらに、引越し費用として上限20万円まで支給されます。

都内に土地勘のない人が入職するのであれば、初期費用や固定費を抑えられて地味に嬉しいですよね。

都内の病院でも独身寮を借り上げていることが多いのですが、定員数はかなり少数です。同院のように希望者がいれば大抵が入居できるような病院は少ないので中々のメリットです。

三井記念病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与面に関しては、都内にある同じ規模の民間病院と比べてやや低い水準です。
給与や手当の具体的な金額は以下の通り。

もともとコロナ前までは賞与が5.4ヶ月分支給されていたので、夜勤手当や住宅手当の低さが気になりませんでした。

しかし、今では4.2ヶ月分にまで減額されてしまっています。昇給額も頭打ちになっているため、中堅どころの看護師を中心に不満を持っている人が多いようです。

実情２：教育・研修の実情

教育は各部署に任されており、OJT教育及びポートフォリオ学習が中心です。新卒への教育はしっかりしていますが、中途入職者への教育は現場任せです。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、基本的に少なく、緊急入院や急変がない限り定時で帰宅できます。夜間の引き継ぎもスムーズのようです。

離職率に関しては、そこそこ高く、同院の平均勤続年数は6.3年とやや短いです。一人前に育った看護師が退職または転職しているので、ロールモデルとなる先輩が少ない状況でしょう。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生に関しては、職員寮や食堂、長期休暇などの一般的なことは整備されています。夏季休暇のタイミングで有休と合わせて一週間の休みを取ることが慣習になっています。

育児支援に関しては、妊婦やママ看護師への配慮が足りないようです。病棟にはママ看護師が少ないですし、外来には多くのママ看護師がいますが、救急外来をやらない約束でも結局順番が回ってくることもあるようです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

コロナ前から経営状態は悪く、債務超過におちいった際には多くのメディアで取り上げられました。

現在は三井グループからの支援やコロナの助成金でなんとか運営していますが、人件費の削減に積極的です。前述していますが、実際に賞与や昇給額が減額しています。

三井記念病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では常勤職員と特定の認定看護師、契約職員の募集をしています。常勤に関しては、通年を通して募集しています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「書類選考（一次）・個人面接（二次）」のみです。中途転職者だと新卒採用のような適性検査はありません。

中堅どころが少ない病院なので、一般的な転職対策を行なっておけば、落とされる可能性は低いでしょう。