【大阪医科薬科大学病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、府内トップクラスの手術実績を誇る高槻エリアの病院です。病院としての歴史は長いのですが、ここニ十年ほどの間に医療機能を急激に高めてきました。最近では、三次救急を担うようになり、新棟も建設中です。

そんな医療機能を拡充している同院ですが、看護師として働く上ではどうなのでしょうか。実際に現場で働いている人の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

大阪医科薬科大学病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：手術室看護師として豊富な経験を積める

同院では、手術室看護師として豊富な経験を積むことができます。

数年前に最新医療機器を導入した中央手術棟が開設され、24時間体制で運営されるようになりました。その結果、いまや近大や阪大より多い手術件数を誇っています。

手術室と言えば、正直あまり人気のない部署ですよね。ただ、患者の容態やモニターの数値を瞬時にアセスメントする能力が身に付くので、集中治療室で働きたい人のステップアップとして考えても良いかと思います。

その２：高度ながん治療を提供する環境で働ける

同院は、がん治療に強みを持っており中核事業の一つです。そのため、高度ながん看護を学ぶ上で最適な環境です。

がん診療連携拠点病院（高度型）とがんゲノム医療連携病院の指定を受けており、BNCTを受けられる施設も有しています。（全国に２ヶ所しかありません。）

また、他院と比べてがん関連の専門及び認定看護師が多く在籍しているので、自身のキャリアやなりたい方向性についてアレコレ相談できるしょう。

その３：通いやすい立地とそこそこの待遇がある

同院の立地は高塚市駅の目の前にあります。規模の大きい病院だと最寄駅から離れてることが多いのですが、駅から降りてすぐの立地は通勤がとてもラクです。

また、大学病院だけあって待遇もそれなりに良いです。通勤手当や住宅手当は十分な金額ですし、賞与も4.6ヶ月分支給されます。もちろん近大病院と比べると劣ってはいますが、それでも府内でも充実した待遇になります。

大阪医科薬科大学病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、すでに述べた通り高い水準です。

昇給は、毎年6,000〜7,000円ぐらいで、経験5年でおおよそ年収530〜550万円ほどになります。法人の業績が良いと賞与にプラスされますが、2〜3万円と微々たるものです。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、充実した研修体制が整えられています。実際、多くの専門看護師と認定看護師が在籍しています。

マイナス点を挙げるとしたら、院外の研修に参加する場合は自費負担なこと。個人の課題もあれば、複数人で取り組む課題もあるため、休日に職場に出向いたり、勤務終わりの同僚を待ってからようやく課題に取り組む必要があることなどです。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、公表しているデータだと月間2〜6時間となっています。しかし、実情や口コミを調べた限りでは、もっと多いかと思われます。同院の看護師数は規模に対して少ないですし、三次救急病院でもあります。月間の残業時間が2〜6時間は正直考えづらいです。

離職率に関しては、公表しているデータはありません。ですが、平均勤続年数が6.9年（平均年齢29.6歳）なので、おそらく平均以上の離職率だと思われます。

例えば、北野病院だと同じ平均勤続年数だが、平均年齢は33.1歳です。平均年齢が30歳を下回っているので、中堅層以上の人が少ないのでしょう。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。ただ、他院と比べて特に優れていることはないかと思います。

敷地内に保育所はありますが、定員数が15人と少数で月額金額も5万円と高いです。時間外労働制限はあっても時間外労働自体をしなくて済むような制度ではないですし、他の制度も法的に決められていること程度です。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、800億円の純資産があるので問題なさそうです。医療機器や新棟への設備投資を積極的に行なっているので潤った経済状況ですね。

大阪医科薬科大学病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

中途入職者の場合、随時募集をしています。とは言え、新卒採用メインにはなるので、中途採用枠は少数です。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考、二次：適性検査・面接」です。同大学から入職する人が多いので、中途採用者の採用倍率は高めです。

とは言え、規模に対して看護師数が少なく、離職率がそれなりにあるので、よほどおかしな受け答えをしない限りは採用される可能性が高いでしょう。