当サイトには広告が含まれます(おもにマイナビ社とレバレジーズ社)

【大阪大学医学部附属病院】看護師から選ばれる3つの理由【年収や評判の実情】

【大阪大学医学部附属病院】看護師から選ばれる3つの理由【年収や評判の実情】

看護師として大阪大学医学部附属病院(以下、阪大病院)への転職を考えている。この病院に勤務経験のある看護師からの評判や年収などの実情を知りたい。あと、良い面だけでなく、悪い面もしっかり教えて欲しい。

この記事ではこういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 阪大病院が看護師から選ばれる3つの理由
  • 阪大病院で働く看護師の様々な実情を調査
  • 阪大病院が募集する看護師求人と採用試験

同院は、国内トップレベルの医療機能を備えた基幹病院です。臓器移植と心臓血管領域に強みがあり、単一の疾患だけではなく様々な既住歴を持つ患者が来院します。

また、職員のキャリア開発に力を入れてるのでキャリアアップしたい人や、なりたい看護師像がある人にとってベストな環境です。そのため、学習意欲の高い職員が多く在籍しています。

しかし、そんな先端医療を提供する病院と言えど、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

転職アドバイザー ジョブス

現在、外来棟の横に新棟を建設していますね。低侵襲診療や周産期センターなどの機能強化が行われるようですよ。

看護師めぐみ

新棟は2025年の完成を予定してるのよね。今後新棟の完成後に向けて、部署の再編や人事異動が活発になりそうね。

阪大病院が看護師から選ばれる3つの理由

大阪大学医学部附属病院の看護師

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

看護師から選ばれる3つの理由

  • その1:あらゆる領域の先端知識や看護スキルが身に付く
  • その2:キャリア開発によってなりたい看護師に近づける
  • その3:公務員に準じている待遇を享受することができる

それぞれ解説します。

その1:あらゆる領域の先端知識や看護スキルが身に付く

同院には、重症度が高く様々な既住歴を持つ患者が来院するので、あらゆる領域の先端知識や看護スキルを身に付けることができます。

臓器移植やがん治療などの分野に定評がありますが、基本的にはどの分野においても高い医療水準です。中小規模の病院では身に付けられないことが多くあるでしょう。

また、高度救命救急センターを備えドクターヘリの基地病院でもあるので、フライトナースを目指すことにも適しています。

看護師みき

臨床研究中核病院の指定を受けるだけあって、他院にはない部署があるんですよね。臨床研究を支援する”未来医療開発部”なんて面白そうです。

その2:キャリア開発によってなりたい看護師に近づける

同院では、職員のキャリア開発に力を入れているので、なりたい看護師への後押しを十二分にしてくれます。

研修は大きく分けて、段階別研修とキャリア開発研修の2つ。

  • 段階別研修:クリニカルラダーに沿って教育する研修
  • キャリア開発研修:スペシャリストを育てるための研修

教育専従者だけではなく在籍している専門・認定看護師も一丸となって教育にあたっているので、着実に知識や技術が身に付くでしょう。

また、中途採用者への教育体制も整っているので、看護能力に不安のある人だとしても安心して業務にあたることができます。

転職アドバイザー ジョブス

同院の看護部にはキャリア開発センターが設置されています。院外から多数の受講者が集まるほど、その評判は高いみたいですよ。

その3:公務員に準じている待遇を享受することができる

前提知識としては、同職員の身分は公務員ではありません。ただ、準公務員として扱われるので国家公務員に準じた待遇を受けることができます。

基本給や賞与は同規模の病院と変わらない水準ですが、経験年数と役職を上げていけば着実に昇給していきます。他院だと給与が頭打ちになりやすいので、長く働けば働くほど金銭的な利点があります。

補足ですが、同院の退職金制度は2パターンあります。退職時に退職金を貰う一般的なパターンと退職金がない代わりに前もって賞与にプラスして貰えるパターンです。(どちらもメリットとデメリットがありますが、前者の方が良いかと思います。)

看護師めぐみ

国立大学は全て独立行政法人になりましたものね。あと、先端医療を提供する病院だけあってホントに忙しいから「なんとなく大きな病院だし、給与も良さそうだから、、、」といった人には向かなそうね。

阪大病院で働く看護師の様々な実情を調査

大阪大学医学部附属病院の看護師

同院で働く看護師の実情を、5つの項目に分けて調査しました。

実情1:年収・給与の実情

給与面に関しては、他院と比べて高い水準です。近畿大学病院ほどではないですが、1年目で年収500万円近くになります。

  • 給与:301,647円(夜勤4回・残業10時間)
  • 賞与:4.3〜4.4ヶ月分

退職金制度が2パターンあることはすでに述べていますが、どうやら希望者の選択通りにはならないことがあるようです。(どちらの制度も定数のようなものがあり、通常の退職金制度を利用したい人が多いため、希望してないのに退職金を前もって受け取るパターンになってしまう人がいるようです。)

転職アドバイザー ジョブス

退職金を前もって受け取るパターンだと、社会保険の負担額が増えるんですよね。退職時に退職金として受け取る場合は、税負担が軽くなるんですよ。

実情2:教育・研修の実情

教育体制に関しては、なりたい方向性に合わせてキャリア開発できる環境が整っています。ある程度のラダーを取るまでは強制参加になるので、とにかく勉強をし続けなければいけません。

なお、同院には「専門看護師9名・認定看護師18名」のスペシャリストが在籍しているのですが、この規模の病院にしてはそこまで多くないなと言うのが率直な意見です。

看護師めぐみ

慶應義塾だと同院より規模は小さいですが、42名のスペシャリストが在籍しているんですよね。日々の業務に追われてしまって、実際は自身のキャリア開発まで手が回ってない可能性がありますね。

実情3:残業・離職率の実情

残業に関しては、毎日2〜3時間ほど。さらに、経験年数が浅いと残業申請が出しづらい雰囲気があるようです。

その日の受け持ち患者の業務さえその日のうちに終わらせることが難しい状況にも関わらず、業務終了後に委員会の業務として勉強会の資料作成や話し合いが行われる、、、といった状況のようです。

離職率に関しては、公表されていませんが、平均勤続年数が10.3年なので高い離職率ではないでしょう。また、公表している年齢の分布を見ても、若手が多いけど中堅層もベテラン層も満遍なくいることが分かります。

看護師みき

聞くとこによると、厄介なお局が一定数いるみたいです。こういった人が少数いるだけで部署の雰囲気が悪くなるから、配属される部署にいないことを願うしかないですね〜。

実情4:福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、目新しい制度があるわけではないですが、一般的なことは整備されています。

病院の敷地に保育所が2箇所あり、育休も子供が3歳になるまで取ることができます。また、短時間勤務制度や夜勤免除制度も整備されています。

ちなみに、育休半年で職場復帰できるのであれば同じ部署に戻れますが、半年以上休む場合は元の部署に戻れることはあまりないようです。

看護師めぐみ

ママ看護師はそれなりに多いみたいだけど、休みがちになると当たりが強くなる見たいよ。フォロー体制は部署次第でしょうね。

実情5:経営状況・赤字かどうかの実情

前期の決算では61億円の黒字を計上をしており、経営的には問題ないでしょう。

転職アドバイザー ジョブス

独立行政法人化する前は赤字経営でしたが、しっかりと経営状況を軌道に乗せましたね。

阪大病院が募集する看護師求人と採用試験

大阪大学医学部附属病院の看護師

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤職員のみを募集をしています。中途採用者の募集人数は公開されていませんが、随時募集していることもあり、ある程度の人数は採用しているかと思います。

常勤職員の求人内容

職種 看護師
雇用形態 正職員
応募資格 資格保有者
給与 301,647円〜
勤務形態 2交替
休日 4週8休制
選考方法 一次:書類選考、二次:面接

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次:書類選考、二次:面接」のみです。大学病院の採用試験では珍しく適性検査や小論文がありません。人手不足なので募集する人の窓口を広くしたいという意向なのかもしれませんね。

ただ、適性検査や小論文がないということは、それだけ応募者を判断する材料が少なくなることと同義です。そのため、書類選考と面接でいかにアピールできるかが大切になるでしょう。