【住友病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、住友グループが運営する企業立病院です。住友ブランドとホテルのような外観から若手看護師に人気があります。

しかし、そんなブランド力のある病院と言えど、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

住友病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：大学病院に負けない急性期看護を学べる

同院では、大学病院に負けない急性期看護を学ぶことができます。

大学病院と比べて規模は小さいですが、それでも大学病院に負けない高度医療を提供しています。（もちろん近大や大阪市立総合医療センターといった病院の方が病院機能は優秀ですよ。）

チーム医療と専門外来にも強みがあり、「緩和ケアチーム・せん妄対策チーム・がん専門外来・LTFU外来」など各々のフィールドで看護師が主体性を持って働ける環境があります。

その２：頭打ちになるが給与水準がそこそこ良い

同院の給与水準は、同規模の病院と比較してそこそこ良い水準です。

この規模の病院にしては悪くない金額の基本給と各種手当になります。賞与に至っては5.3ヶ月分を支給しています。

しかし、昇給額が低く、ラダーを取っても給与にさほど反映されないので、管理職にならないと早い段階で給与が頭打ちになります。

その３：休日数が多いので仕事一辺倒にならない

同院は休日数が多いので、仕事一辺倒にならずにオンオフをうまく切り替えて働けます。

完全週休２日制なので、年間の公休は120日ほど。年末年始休暇（６日間）とリフレッシュ休暇（３日間）もあります。

病院規模に関係なく年間休日が110日以下の病院は数多くあるので、年間休日が多いことは労働者にとって大きな利点です。

住友病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

すでに述べた通りそこそこ良い水準です。しかし、あくまでも同規模の病院と比較した場合です。府内であれば近大病院や市立病院機構の方が給与水準は高いです。

職員からしたら昇給がわずかなことに不満があるようです。昇給がわずかなので基本給が上がらず、賞与も据え置きになってしまいます。

実情２：教育・研修の実情

病院独自のクリニカルラダーと目標管理が設けられています。これらの基づいて、１年に３回ほど看護師長と面談があります。

新卒に対しての教育は力を入れてるものの、中途入職者には教育やサポートはあまりないようです。新人への手厚さゆえ、中堅以上はどうしても負担が大きくなってしまうようです。（残業や夜勤明けの日勤など）

実情３：残業・離職率の実情

表向きは残業が少ないことになっていますが、実際は前残業と後残業が常態化しているようです。しかも、残業代も全てが支払われていないとのこと。

看護師不足で夜勤をする看護師が少なく、夜勤人数の増員を申し出ているが増えることはないようです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援は、一般的なことは整備されています。

図書館や食堂はありますし、定員は10人ですが院内保育所もあります。子育て支援として正職員のまま時短勤務も可能です。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

住友病院の決算は公表されていないので、経営状況を把握することができませんでした。ただ、住友グループとしては毎年数千億円の利益を出しているので、同院が赤字でもどうこうなることはないでしょう。

住友病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

中途採用の場合、夜勤ありの常勤職員のみ募集を行っています。中途の採用人数は15〜20人ほどで、４〜６月の間に９回ほど採用試験が行われます。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考、二次：適性検査・面接」です。住友グループだけあって、それなりに人気のある病院です。

中途の採用人数は多くないので、早い段階で募集が締め切られることがあります。同院への転職を希望している人は早めの行動が良いでしょう。