【淀川キリスト教病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、ホスピスケアや周産期医療などに強みを持つカトリック系の病院です。西日本で初の病棟型ホスピスを開設したことで有名ですね。大学病院ほどではないですが、着実に病院機能を高めてきました。

そんな強みや特徴のある病院ですが、看護師として働く上ではどうなのでしょうか。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。

淀川キリスト教病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：ホスピスケアを深く学ぶことができる

同院では、ホスピスケアを深く学ぶことができます。

と言うのも、ホスピスケアの先駆け病院の一つとして、今まで培ってきたノウハウがあるからです。同院のホスピスケアは成人に対する病棟と子供に対する病棟に分かれていますが、どちらも高い病床稼働率を維持しています。

ホスピスケアの知識や技術以外に、患者は主にがん患者ですので、がん看護やチーム医療についても学ぶことができます。

その２：育児に理解のある風土が根付いている

同院は、育児に理解のある風土が根付いています。妊活にも協力的です。

具体的な支援内容としては、とくだん目新しいものがあるわけではありません。しかし、職員の要望を第一に考えた上で、夜勤を少なくしたり、日勤だけにしたり、勤務内容を調整してくれたり、、、その人に合わせて柔軟に対応してくれます。

独身者に負担が偏ってしまうこともありますが、同院の看護師数は他院と比べて多いので独身者の不満は少ないようです。（もちろんゼロではないですが”育児ってそういうものだよね”と理解してくれているようです。）

その３：通勤しやすい立地と休日が多さが魅力

同院は崇禅寺駅もしくは柴島駅から徒歩すぐの立地にあります。マイカー通勤禁止ということもありますが、バスを乗り継がないと通えない立地ではないことは大きな利点です。

また、完全週休２日制なので、公休と合わせて年間休日は125日ほどになります。有給の取得率も高いので、仕事とプライベートのバランスを保ちながら勤務できるでしょう。

淀川キリスト教病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、同規模の他院と比べて低い水準です。基本給は高いのですが、とにかく昇給額が少ないです。

昇給額は年間1,500〜2,000円程度で、経験10年でようやく年収500万円ほどになるようです。経験2年と経験5年目の支給額を比較したら、3,000円しか変わってなかったという人もいました。

実情２：教育・研修の実情

中途入職者に対しては、基本的に即戦力として扱われます。フォロー担当は付きますが「質問があればその都度聞いてください」といった流れで業務に慣れていくようです。初日からほぼ放置だった、、、といった人が多いみたいですね。

とは言え、大学病院のように看護研究をやる必要はないですし、休日に勉強会や係に出席する必要もありません。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、大体１〜２時間程度のようです。残業を減らす方針なので、残業は減ってきているとのこと。

離職率に関しては、公表しているデータはありません。ですが、平均勤続年数７年なので、平均か平均より少し高いぐらいだと思います。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生に関しては、一般的なことは整備されています。育児支援に関しては、すでに述べた通りですね。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

同法人は財務諸表を公開していないので、現在の経営状況を分析できませんでした。ただ、信用格付を調査する会社の評価としては”財務体質は健全である”とお墨付きをもらっています。

淀川キリスト教病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

中途入職者の場合、一年を通して毎月募集をしています。夜勤ありの常勤職員をメインに募集していますが、非常勤の募集もしています。以下は常勤職員の求人内容です。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考、二次：適性検査・面接」です。同院は新卒メインの採用をしていますが、機能拡充のため即戦力となる経験者も多く求めています。

給与水準が低いので中途入職者の第一希望にはなりづらい病院ですが、第二第三希望としてそれなりに人気があります。そのため、試験対策はしっかり行っておかないと、不採用になる可能性が高くなるでしょう。