【海老名総合病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、県央エリアの急性期医療を支える中核病院です。もともと地域密着型の病院でしたが、県央エリアの人口が増えていくなかで救急医療の役割を高めていきました。

救急医療を学びたい看護師に人気のある病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

海老名総合病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：救急患者への看護を深く学ぶことができる

救急外来や救命救急センターを希望する人であれば、同院はうってつけの環境です。以前までは近隣の北里大学病院と東海大学病院が救急医療を担ってきましたが、少しずつ救急医療の機能を高めてきました。

今では年間12,000人ほどの救急患者を受け入れ、救急車の応需率は89.1％にもなります。そして、救急医療機能を集約させた新棟を開設したこともあり、ますます救急医療への役割が大きくなりました。

そのため、同院で経験を積むことにより、救急看護を深く学ぶことができるでしょう。実際、「救命救急センターで働きたい」と希望する人がとても多いようです。

その２：ブランクのある人に手厚いサポートがある

同院では、ブランクのある中途入職者にフォローアップ研修が用意されています。コロナ以降、ブランクのある再就職者へのサポートをストップした病院が多かったので、再就職者にとってはありがたいですね。

他にも、PNSの看護体制ということもあり、病院独自のシステムや配属される診療科に早く慣れることができるでしょう。ペア以外に指導担当も付くので、安心して働けると思いますよ。

その３：看護師の負担を減らす取り組みをしている

同院では、看護師の負担を減らす取り組みをしています。具体的には以下の２点です。

看護アシスタントが50人ほど在籍しており、各部署に配置されています。業務の分業化は、残業削減と疲労軽減になるのでとても合理的です。

海老名総合病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、大学法人や公的病院と比べたら手当や賞与は劣ります。基本給は一般的な水準ですが、定期昇給が5年目以降にガクッと下がるので、役職を上げないと給与は頭打ちになりますね。

補足として、自身の年間目標の達成度に応じて、賞与にプラスされます。（賞与は満額でます。）

実情２：教育・研修の実情

教育制度に関しては、クリニカルラダーを軸にした院内教育です。毎年5月頃に部署目標に沿って自分の年間目標を立てる流れになります。

7年目以降は院外研修が中心になりますが、費用負担は病院で出張扱いにしてくれるので有給も減りません。勉強会や委員会活動においては、勤務時間内に行われることが多いのでプライベートの時間を削らなくて済みます。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、以前までサービス残業が常態化していました。ただ、前残業と後残業を減らそうとする取り組みが始まったことで、定時で帰れることが多くなったようです。（未だ前残業30分が暗黙のルールになっているようですが、、、。）

離職率に関しては、公表しているデータはありませんが、平均勤続年数が5.3年ということから平均より高い離職率だと推測できます。とは言え、若手の早期退職者はほぼいないので、ある程度経験を積んだ後に辞める人が多いようです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生は、他院と比べてイマイチです。通勤手当と住居手当には距離や金額の制約がありますし、食堂や自己学習ができる場所はありません。

育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。妊婦には、ストレッチャー移動や体位変換をさせなかったり協力しようとする風土もあります。余談ですが、定員50人の院内保育所の他に病院の隣に認可保育園もあるので、日勤と夜勤で使い分けてる人もいるようです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、前年度の決算では28億円の黒字でした。運営している施設数に対して、得られている利益はそこまで多くないようです。

海老名総合病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、「夜勤ありの常勤・日勤のみの常勤・非常勤」の募集をしています。年間を通して求人募集をしているので、いつでも応募することができます。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は、一次の書類選考に通過したら、二次で「独自の適性検査・小論文・個人面接」あります。二次試験は適性検査と小論文がありますが、落とすような試験ではないので、基本的な準備をしておけば問題ないでしょう。