【関西医科大学附属病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、救命救急と小児医療に強みを持つ大阪北部エリアの特定機能病院です。誰もが知るような有名病院と比べて高度急性期病院としての歴史はそこまで長くないのですが、ここ十数年で急速に成長してきました。

そんな急成長中の病院ですが、看護師として働く上ではどうなのでしょうか。実際に現場で働いている人の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

関西医科大学附属病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：救命救急と小児領域の経験を豊富に積める

同院は、高度救命救急センターを設置しているので救急看護の経験を豊富に積むことができます。また、小児医療においても、新生児医療の先駆け的な病院の一つなので、小児看護を深く学ぶことができます。

最近では、光免疫医学の研究所やタワーホテルを開設したりと、他院にはない革新的な試みを行なっています。

その２：目標となるスペシャリストが多く在籍する

同院には、他院と比べて多くのスペシャリストが在籍しています。（関連施設に在籍している人も含めて）

認定・専門看護師の取得支援があるので、みな積極的に資格取得に励んでいます。また、こういったスペシャリストと共に仕事をすることで、自然と自身の知識や技術のボトムアップに繋がるでしょう。

その３：運営する他の病院へ異動することができる

関連病院で学びたいことがある時や諸事情により住居を変更する時など、他の関連病院へ異動することができます。それぞれの特徴は以下の通り。

これだけ複数の病院やクリニックを運営する大学法人は多くありません。長期的なキャリアの選択肢として、他院へ異動できることは大きな利点です。

関西医科大学附属病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、高くも低くもない一般的な水準です。各種手当は公務員並みに良いです。

基本給と昇給額（7,000〜8,000円）は高いのですが、大学病院にしては賞与が結構低いです。ただ、長く働けば基本給が高くなるので、必然的に賞与額も高くなります。勤務歴が浅い人より、長く働いてくれる職員が優遇される給与規定ですね。

実情２：教育・研修の実情

中途入職者の場合、個人の状況に合わせて各研修が組まれます。新人向けの講座も受講できるので、自分の看護に不安がある人でも安心です。

なの、附属病院なので採血や点滴などは研修医が行うことが多いです。基礎的なことをしっかりと身に付けたい人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。

実情３：残業・離職率の実情

残業と離職率は、ともに公表されていません。（新人看護師の残業時間は4.5時間と公表されていますが、全体の残業時間は公表されていません。）

新人の定着率を上げるよう指示があるようで、新人に無理をさせないよう中間層の業務量がとても多くなっているとのこと。そのため、毎日2時間ほどの残業時間はあるようです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援は、一般的なことは整備されています。職員専用の院内保育所は定員が30人ほどで、今年から病児保育も設置されました。

ただ、妊婦でも師長からお願いされて夜勤に入ったりしているとの声もあるので、部署によって妊婦やママ看護師の働きやすさは変わるかと思います。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

特別収支を除いた収支差額は、77億円の黒字です。とても良好な収益性です。

なお、今の場所に同院が開設されて20年近く経つので、病院機能の再整備が必要になってきました。そのため、現在は別館を建設中です。

関西医科大学附属病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、主に「夜勤ありの常勤・非常勤・訪問看護師」の募集をしています。以下は常勤の求人内容です。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考・適性検査、二次：小論文・面接」です。小論文は、試験当日にテーマを与えらえるパターンです。看護学生だった頃に戻って、小論文対策を行なっておくべきでしょう。

他院と比べて求人の募集期間が短いです。予定している採用者数を満たしたら早めに締め切られるので、早めの応募と準備が必須になります。