【大阪国際がんセンター】看護師から選ばれる２つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、がんと循環器疾患の治療をメインとした専門病院です。がん治療においては府内の中心的な病院のひとつで、他院では難しいとされるがん種に対して高度医療を提供しています。

そんな専門病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。

大阪国際がんセンターが看護師から選ばれる２つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：がん看護を深く突き詰めることができる

同院は逆紹介率の高い病院なので、他院では治療の困難な患者が多く来院します。そのため、難治性がんや希少がんなどを含めた、あらゆるがん疾患の症状管理や精神的なサポートなどを数多く経験できるでしょう。

また、がんの専門病院だけあって、がん関連の教育プログラムに定評があります。医師による勉強会もたびたび行われるので、学ぶ機会に事欠くことはありません。

最近では希少がんセンターを開設したり、がんゲノム医療を実施したりと、他院にはない取り組みを行なっているのでがん看護を深く突き詰めることができます。

その２：認定・特定看護師の取得サポートがある

同院には、認定・特定看護師の取得サポートがあります。

具体的なサポート内容としては、認定・特定看護師を目指す人を対象に「給与・受講費用・交通費」を全額補助してくれるというものです。もちろん院内選考があるので誰でもというわけではありませんが、専門性を身につけたい人にはありがたい制度ですよね。

また、よりステップアップしたい人（専門看護師や助産師資格を取得したい人）には、休職している期間に支援金を支給してくれる制度もあります。

大阪国際がんセンターで働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、同じ規模の病院と比べて良い水準です。

夜勤手当の低さや、ラダーを取得してもさほど給与に反映されないことに不満を持つ人が多くいるようです。ただ、夜勤手当以外の各種手当は高い水準ですし、賞与も年100万円以上は支給されるので決して悪くないです。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、すでに述べた通り定評があります。また、向上心のある人が多いので、自己研磨に積極的な風土があるようです。

マイナス点としては、任意参加の勉強会がたびたび実施されるが、時間外扱いにも関わらず参加しないと陰口を言われることです。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、どの病棟も毎日1〜2時間ほどのようです。また、前残業が当たり前になっていて、前残業申請を行う仕組み自体はあるようですが、機能していないとのこと。つまり、サービス残業ですね。

離職率に関しては、公表しているデータはありません。ただ、中間層がごっそり辞めてしまった時期があり、若手とベテランの二極化しているようです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、府立病院機構が運営しているだけあって一般的なことは整備されています。

その他の点としては、人材確保がうまくいっておらず、数年前から日勤のシフトが3パターンになりました。ただ、長日勤のシフトが増えることになったので、ママ看護師が退職している原因にもなっているよう。

さらに、夜勤免除は子供が1歳半になるまでなので、1歳半以降は夜勤ができない理由を上司に納得させる必要があるようです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

前期の決算では、グループ病院全体で11.9億円の赤字でした。補助金の減額や光熱費や人件費の高騰が主な要因です。

大阪国際がんセンターが募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院の求人内容は、夜勤ありの常勤の他に非常勤や夜勤専従の募集をしています。以下は常勤の求人内容です。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は、元公的病院としては珍しく「個人面接」のみです。試験の流れとしては、公式サイトのマイページから指定されたデータをアップロードします。その後、受験日に個人面接を行うだけです。

中途採用の採用人数は、各病院かなり少数です。求人募集は毎月2回行われるのですが、第1回目の募集で終了となることがあります。そのため、採用されるためにも早めの行動が必須でしょう。