【市立豊中病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、豊能医療圏（4市2町）を支える市立病院です。心臓外科とアレルギー以外の診療科は全てあり、医療圏内に絞れば各症例の対応件数はトップシェアです。

豊中市にある知名度のある病院と言えばこの病院ですが、実際に働くとなるとどうなのでしょうか。現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。

市立豊中病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：小児疾患・血液系・神経系の経験を豊富に積める

同院は、小児疾患・血液系・神経系の症例数が医療圏内トップシェアであることから、これらの分野の経験を豊富に積むことができます。（府内にある全ての病院と比べても、これらの分野の症例数はとても多いです。）

最近では高度医療のニーズが高まっているので、消化器センターや脳卒中専門の集中治療室、特殊専門外来などを開設したりと医療機能のアップに努めています。

なお、上記の領域以外にも、腎臓・尿路系や消化器系の症例実績も豊富なので、学びたい方向性が定まっていない人にも適した職場でしょう。

その２：中途入職者が多く、サポート体制も充実している

同院は他院と比べて中途入職者の採用数が多く、サポート体制も充実しています。

新卒・中途含めて毎年50〜60人ほどの採用枠で、そのうち2割程度が中途者の採用枠です。大規模な急性期病院では新卒メインの採用になるので、2割の採用枠は多い部類です。

サポート体制においては、各病棟に新人教育担当・中途教育担当・業務担当の3人の副師長がいます。中途者には、中途教育担当とプリセプターが付くのでフォロー体制に安心感があります。

その３：通勤しやすい駅近の立地が良き、車通勤もできる

同院は、通勤しやすい駅近の立地と車通勤ができることが良いポイントです。

日々の通勤にかかる時間と疲労が少しは軽減されるので、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなるでしょう。

市立豊中病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与水準に関しては、わるくはない良い部類の水準です。

賞与と夜勤手当の金額に物足りなさを感じる人もいると思いますが、住宅手当と通勤手当は最高水準です。また、残業代はきちんと払われますが、前残業はサービス残業になっています。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、クリニカルラダーに沿って行われます。認定・専門看護師が33人いるので、彼らが企画するスキルアップ研修の評判が良いとのこと。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、毎日2〜3時間で大体月に30〜40時間になるようです。夜勤に入ると半日分の休み扱いになるので、例えば夜勤に4回入ったら2日分の休みがなくなります。この点に不満を持つ人が山ほどいます。

離職率に関しては、12.4％です。府内の急性期病院と比べれば平均的な数値ですが、全国水準で比較すると高い離職率です。また、毎年3月にしか退職を許可しない暗黙のルールがあり、退職代行を利用する人や家族が退職を伝えにくるケースがチラホラあるようです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援は、市立病院とういうこともあり一般的なことは整備されています。

ただ、人材不足が顕著なので連休はなかなか取れないですし、部署によっては師長と副師長がママ看護師を嫌悪しているとのこと。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、ズバリ悪いです。2019年までずっと赤字で、2020年以降はコロナ補助金によって黒字になりました。

外来患者、紹介患者、入院患者数が全て減少している現状なので、補助金がなくなればまたすぐに赤字に陥ってしまうでしょう。他にも、安定的な人材確保に苦戦していて、救急患者の応需率が50％を下回っている状況です。

市立豊中病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

求人内容は、基本的には夜勤ありの常勤を募集しています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考・作文、二次：WEB面接」です。中途の採用枠は決まっているため、採用人数がいたされた時点で募集は締め切られます。

なお、一般職が受ける地方公務員試験などは必要ありません。上記の採用試験を通して看護師として採用されたのであれば、地方公務員としての採用と同義になります。