【町田市民病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、町田市で唯一の公的病院です。近隣に大きな急性期病院がないため、救急患者の受け入れが多くあります。しかし、一見とても忙しそうな病院ですが、看護師の定着率が良い病院でもあります。

とにもかくにも、総じて評判の良い病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。

町田市民病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：様々な疾患に対応できる病院で働ける

同院は、様々な疾患に対応できる中規模の総合病院です。オールラウンドに対応できる経験を身につけたい人には適した病院でしょう。

強みとしては、合併症や基礎疾患を持つ高齢者への治療とがん治療です。がん治療は、病院全体で取り組んでおり、各科が協力した集学的治療を提供しています。

他には、内視鏡手術など低侵襲治療を積極的に導入し、患者の早期社会復帰を目指していることも特徴として挙げられます。

その２：高度な周産期医療を学ぶことができる

同院では、正常妊娠からハイリスク妊娠まで幅広い周産期医療を提供しており、高度な周産期医療を学ぶことができます。

小児医療においてもNICU（6床）と後方支援病床（12床）を備えており、麻酔科やリウマチ科などの他科と連携しています。

その３：看護師の平均年齢が高く定着率が良い

同院の看護師は、平均年齢が36.9歳と高く、定着率が良いです。都内の急性期病院だと31〜33歳あたりが平均です。

年齢の高い看護師が多いということは、医療現場における安定感と患者への信頼感を与えてくれます。これから働こうと考えている人にとっては、メンター的な役割にもなってくれるので心強いでしょう。

町田市民病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

それぞれの実情について解説します。

実情１：年収・給与の実情

給与面に関しては、まずまずの水準です。（民間と比べたら良い水準ですが、公的な病院としては少し低い水準です。）

以前と比べて住宅手当や賞与が減額されましたが、それでも民間病院と比べたら悪くない給与水準です。

公的病院あるあるですが、役職を持たないと大幅な昇給はありません。仕事ができる中堅よりも仕事の遅いベテランの方が給与が高いといった不満があるようです。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、一般的な総合病院並みには充実しています。復職支援研修の受け入れ病院であり、中途者にも教育担当者が一人つきます。

なお、コロナ以降の勉強会は動画講習になっていて、動画の再生時間は看護部でチェックされているそう。

致命的なマイナス点としては、希望する部署では働けないことです。この意見が本当に多かったです。希望する部署を伝えても、少なくとも２〜３年は移動できず、なおかつ希望しない部署への打診が多いとのことでした。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、毎日おおよそ１時間半〜２時間ほど。１時間の前残業、情報収集、業務開始前に点滴を詰めておかなければならないとのこと。上層部の意向で残業代はつけらない、残業代をつけようとしたら注意されたとの意見がありました。

離職率に関しては、公表されていません。しかし、平均年齢が高いことやどの部署も比較的に人間関係が良いことを踏まえると平均よりは低い離職率だと思われます。すでに言及していますが、希望した部署で働けないことが退職の理由となっている人が多いようです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生に関しては、一般的なことは整備されています。年間休日は120日で、夏休みは6日間ありますが、連休は3日連続までとのこと。

育児支援に関しては、ママ看護師は多く在籍しているものの、常勤は夜勤が必須なので家族の協力は必要不可欠です。しかも、短時間勤務制度は子供が1歳3ヶ月までです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、率直に悪いです。ここ３年間はコロナ関連の補助金のおかげで黒字ではあります。しかし、それまでは町田市民病院17年間赤字でした。

最寄りの町田駅から距離があるので、徒歩通勤は少し不便です。車通勤は可能で、病院が近隣の土地を借り上げています。（月極7,500円で駐車場を貸しています。）

町田市民病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤と有期雇用の２パターンの求人募集をしています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は、「一次：書類選考、二次：適性検査・面接」です。人材不足が顕著ではありますが、採用人数が少数なのです。志望理由や受け答えをしっかりと吟味されるので、事前準備は必須です。