【関東中央病院】看護師から選ばれる２つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、救急医療とがん治療に力を入れる地域の中核病院です。もとは教職員の結核治療を重点とした職域病院でした。それから少しずつ医療機能を高め、現在に至ります。

そんな歴史のある病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

関東中央病院が看護師から選ばれる２つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：中規模の病院だが、そこそこ医療機能が高い

同院は、中規模の病院ですが、そこそこ医療機能が高いことが特徴です。

３次救急並の医療体制を確立していたり、心筋梗塞や狭心症の治療実績が豊富だったり、がん治療においても治療実績は同規模の病院と比べても多いです。世田谷で絞れば、唯一の心臓血管外科の病棟を持つことも特徴として挙げられますね。

大学病院や規模の大きい病院ほどはせかせかしているわけではないので、余裕を持ってそこそこ医療機能の高い病院で働きたい人にとっては良い環境かもしれません。

その２：新卒だけでなく中途者にも丁寧な指導がある

同院では、新卒だけでなく中途者にも丁寧な指導があります。

と言うのも、東京都と連携して求職者の復職支援に力を入れているからです。実際、中途で入ってくる人は他院と比べて比較的多い方です。自分の看護に自信がない人は新卒と一緒に全体研修を受けることもできます。

関東中央病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

年収に関しては、この規模であれば一般的な水準です。

残業代は、師長次第のようで、病棟によっては残業をしても超勤は申請しないよう言われるとのこと。グループ全体が赤字なことが理由かもしれません。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、クリニカルラダーに沿って行われます。研修や勉強会が多くて充実しています。

ただ、古参の看護師が多いためか、やり方が古くて新しい手法に対応できていないという意見が多かったです。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、毎日１〜２時間ほど。看護師の人員がギリギリで看護助手も少ないです。事務処理や内服管理、搬送など看護師以外でもできる仕事が多いので、他職種への業務委譲ができていないようです。

離職率に関しては、公表されていません。平均勤続年数は18年で、平均年齢は38歳です。この数値だけ見ると離職率は低いのですが、人材の新人代謝ができていなそうです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。
年間休日が122日あり、有給もほぼ消化できます。休みの希望も融通が利きやすいとのこと。産休の１ヶ月前から日勤のみで勤務ができます。

マイナス点としては、周辺のどの駅からも遠くて立地が悪いことです。駅から病院までのバスはありますが、朝は渋滞で遅延しますし、人混みもなかなかです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

公立学校共済組合の病院事業としては、25億円ほどの黒字です。ただ、グループ全体としてはめちゃくちゃ赤字です。

病院が古いので建て替えを望む職員（患者も）が多いのですが、グループの赤字のせいで建て替えのような大規模な工事は当分無理っぽいです。

関東中央病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤や夜勤専従、非常勤まで幅広く募集しています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は、「一次：書類選考、二次：小論文・面接」です。

病床数に対して在籍する看護師数が少ないのに、募集する看護師数が年に30〜35人ほどと少ないです。復職支援に力を入れている病院なので、中途者はウェルカムな雰囲気があります。