1990年代後半から2000年にかけて企業での法令違反が相次ぎ、企業に対して法律を厳密に守るようにという風潮が高まり、各企業でコンプライアンスに対する取り決めが進められることとなりました。
これは一般企業だけではなく病院や医療現場に対しても、病院、病院職員、患者それぞれが有益になるようにコンプライアンスの徹底がなされており、その結果患者は安心して病院にかかることができ、病院職員は快適な環境で働くことができます。
法令違反をするブラック企業とは
リーマンショック以降、ブラック企業という言葉を聞くようになりました。これは過重労働や賃金の未払いなどの労働条件・労働環境が契約と違うということが蔓延している企業のことを指します。
表向きは特に問題がないように見えても働いて初めてブラック企業だったと気づくこともあるため、就職活動に向けて企業が法律や倫理を遵守しているかどうかを見極める目を養うことも大切になります。
せっかく就職しても労働条件の劣悪によって心身に負担をかけ、病気になる可能性があること、離職を余儀なくされることもあります。
外食産業や小売、介護業界で多く見られるという特徴がありますが、病院も例外ではありません。看護師をはじめとする職員の労働条件、患者への対応などに問題を抱えているブラック病院が存在するのも現実です。
ブラック病院の特徴【看護師の職場】
- 中堅(30代~40代)の看護師が少ない
- 求人広告が常に出ており、1回の求人で多くの看護師を募集している
- 求人広告と面接での内容に差がある
- 職員の勤続年数が短い
- 給料が他の病院に比べてかなり高い
- 教育システムが整っていない
- 残業が多い、または残業なしと表記されている
- 休みが少ない(有給休暇が取れない)
- 医師がひとりしかいないのに診療科が3つ以上書かれている
- 薬の処方が多い
わかりやすいところですと、基本給の金額が高いのと求人広告の頻度が高いというのが特徴です。常に募集をしているところは離職率と職員の定着率が低いという証拠ですので要注意です。
転職の際はいくつかの求人サイトや広告を見てみると同じ病院が複数の媒体に求人広告を出しているのがわかりますので、できるだけ多くの求人情報をチェックします。
また、広告に書かれている内容と面接時の話に食い違いがある場合も注意が必要です。その時々で条件が変化したり、名ばかりの制度や体制がある可能性があります。
基本給の金額が高い、残業や時間外勤務なしといった極端な条件も要注意です。給料を高くしないとすぐに辞めてしまう、 サービス残業が暗黙の了解として存在している 場合があります。
医師がひとりにも関わらず診療科が複数書かれている場合も要注意です。例えば内科・外科・耳鼻科・皮膚科と看板に書かれていた場合、ひとりの医師がこの4科を診療するということです。
ひとつは専門で経験を積んでいる可能性がありますが、他の3科は専門ではない可能性があります。薬の処方の仕方や患者との関わり方からも病院の良心がわかりますので要チェックです。
ブラック企業を見抜くためにチェックしておくポイント
募集広告の内容と掲載頻度のチェックも必要ですが、面接の時にいくつかの質問をし、可能であれば院内の見学をさせてもらうのも良いでしょう。注目すべき質問と見学のポイントです。
質問
・看護師の年齢層と勤続年数
・1カ月の平均時間外勤務
見学
・看護師の表情と話し方
・ナースステーションの雰囲気(書類の整理整頓、照明、清潔感)
・患者の様子(表情や様子)
面接時は必ずいくつかの質問をしてください。それぞれの質問にどのように答えてくれるかも重要なポイントです。
特に時間外について即答を避けたり、曖昧な返答しかない場合はもちろんですが、過度に丁寧な対応も要注意です。実際に働いている看護師の 表情や話し方、ナースステーションの清潔感 が一番わかりやすいチェックポイントです。
見学の際には施設設備のハード面だけではなくソフト面にも注意を向ける必要があります。特に 看護師の年齢層 は必ずチェックします。
適正な人員の入れ替わりがあるところは年齢が平均しています。
偏りがあるのは若い年齢じゃないと務まらないハードな勤務か、高い年齢層が多いと昔からのしきたりや古い習慣があり働きにくい環境にある可能性があります。
まとめ【看護師の転職も観察がカギ】
ブラック企業(病院)かどうかは広告に書かれている条件や文章からだけではなく、見学をして看護師や職員の表情を見るのが一番です。
働きやすい職場では職員の表情も声も明るく元気なものになります。表情が暗かったり挨拶がなかったり、ナースステーションの書類等の整理整頓がなされていないと、それはそのまま仕事の煩雑さに直結しています。
看護師の仕事は患者の話を聞き、顔色や症状などを観察するところから始まります。より多くの情報を集め、その情報が正しいかどうか自分の目で確かめること、観察が転職を成功させるカギです。
ブラック企業(病院)に就職してしまったら情を持たず転職をすることをお勧めします。
レバウェル看護では、病院の内部情報を綿密に調べているため定着率の良い質の高い病院求人を多数保有しています。
たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、条件の良い求人が出たらすぐに対応できるようにしておく事が転職を成功させるコツです。
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看護師はどこでも人材不足になっており、転職の際にはどこで働こうか迷うことも多いと思います。
転職の理由もスキルアップなのか、専門分野の追求なのか、家庭との両立のためなのか、様々ありますよね。
病院ごとの仕事の特徴や労働条件などを知り、自分にあった職場を見つけることができるように、転職時の参考にしてください。
大学病院の仕事内容・年収・メリット・デメリット
大学病院の仕事内容・役割
大学病院は医療の提供の他に、研究と教育の役割も担っています。
外来、病棟、手術室などで働くことになりますが、医師・薬剤師・事務・理学療法士・管理栄養士など、それぞれの部門の役割分担がしっかりなされているので、看護師業務に集中することができます。
仕事の内容は、外来であれば診察の介助と検査等の説明、患者の情報収集が主な仕事で、採血や点滴は検査室や点滴センターなど、別部門で行う場合もあります。
病棟では、バイタルチェックや身体や症状の観察、診療上の世話、日常生活の介助なども仕事内容になります。点滴や採血は医師の仕事になっているところが多いため、看護師はほとんどすることがありません。
勤務形態、外来の場合は日勤のみになります。病棟は2交代制の病院と3交代制の病院があります。手術室は基本的に日勤のみですが、場合によっては休日や夜間のオンコールシステムを取っているところもあります。
大学病院の年収・給料・福利厚生
年収・給料
大学病院の年収は430万円~560万円ですが、経験年数や夜勤の回数などにより変動があります。 昇給やボーナスも保障されていますので、収入はかなり安定していると考えられます。
福利厚生
かなり整っていると言えます。各種手当はもちろん保障されていますし、託児所や保養所、寮を持っている病院もあります。
産休や育休、介護休暇などの制度も整っていますので働きやすい環境と言えますね。
看護師が大学病院で働くメリット
スキルアップができる
教育体制が充実しており、院内研修だけではなく院外研修への参加も積極的に行われていますし、専門看護師や認定看護師へのサポート体制も整っています。
業務分担がはっきりしている
各部門の業務内容がはっきりしているため、看護師は看護業務に集中することができます。その分患者にあった個別性のある看護の提供が可能になっています。
大学病院は最先端の医療が行われているため、高度な知識と技術を身につけることができます。看護師の本来の仕事に集中できる環境ですので、ここでしか経験できない貴重な経験を積むことが可能です。
看護師が大学病院で働くデメリット
プライベートの時間が作りにくい
急性期で他の病院では治療が困難な患者も多く、仕事内容はかなりハードです。勉強をしていないとついていけないということもありますし、研修や勉強会、学会などへの参加もあるため、休日なのに休めないという状況になることもあります。
看護技術の向上がしにくい
採血や点滴、各種ドレーン類の挿入などはすべて医師の仕事になっていますので、看護師は全くと言って良いほど行いません。そのため学校で習っただけで実践したことがないということもあり得ます。
業務分担がしっかりとされているがために、医療行為は医師がすべて行うために、看護師は看護業務に専念します。そのため一般病院などへ転職をした時に、基本的な看護技術が身についていないために苦労をするということも、現実的に起こっています。
一般病院の仕事内容・年収・メリット・デメリット
一般病院の仕事内容・役割
一般病院は数多く存在していますので、規模や地域によってかなりの差があると思った方が良いでしょう。専門性の高い病院もあれば、大学病院並みの診療科や設備が整っている病院もあります。
仕事の内容は、外来、病棟、病院によっては手術室勤務もあります。具体的な仕事の内容は、大学病院とあまり差がなく、医療行為や看護行為、診療や日常の世話などがあります。
それ以外には、一般病院では外来で採血や点滴がされますし、病棟でも採血や点滴は看護師の仕事になります。
専門的な仕事の他には、医師と患者の間に入ったり、各部門との調整役をすることもあります。
勤務形態は、外来は日勤のみですが、病院によっては当番病院の担当が当たると夜や休日の出勤もあります。病棟は2交代制のところが多いのですが、3交代制がないわけではありません。
一般病院の年収・給料・福利厚生
年収・給料
一般病院は病院によって差があります。ですが、看護師の平均年収が約400万円~480万円ですので、その間であることは想像できますね。
基本給が低くて手当が充実している病院もあります。この場合、給料は高いがボーナスは低くなることが考えられますので、給料の内容もチェックしておくと良いかもしれません。
福利厚生
規模の大きな病院では、大学病院並みの制度が整っています。さらに研修旅行がある病院もあり、居幾にも力を入れている病院もあります。
他の病院との差別化を図るために、看護師が働きやすいような工夫がされている病院もあります。
無料の託児施設を持っていたり、セキュリティがしっかりしているマンション型の寮を完備していたりする場合もあります。
看護師が一般病院で働くメリット
基本的な技術と知識が身につく
一般病院では看護師の仕事がかなり多岐に渡っています。病棟では医療行為のほとんどが看護師が行っていると言っても良いほどです。ですから、基本的な看護技術を習得することができます。
労働条件が良い
大学病院ほどではありませんが、やはり労働条件は良いと言って良いでしょう。
福利厚生も比較的整っていますし、看護師の定着率を上げるために、看護師が働きやすい環境を整えている病院が多いのです。
一般病院の数は圧倒的に多いので、求人の数も多数あります。専門的な病院から複数の診療科を持っている病院もありますので、選択肢が多いのもうれしいところです。
看護師が一般病院で働くデメリット
人材不足のところが多い
慢性的な人材不足は否めません。そのため、休みの希望が出しにくかったり、夜勤の回数が多くなったりなどの可能性もあります。
仕事内容が広範囲
大学病院ほど各部門が独立していない場合もありますので、どこまでが医師の仕事でどこからが看護師の仕事か、介護士がいたとしても同じような仕事内容になることもあり、業務内容が広範囲になります。
様々な経験ができると言ってしまうと良いのかもしれませんが、仕事の線引きが難しいと感じるかもしれませんし、ひとりにかかる負担が大きいとも言えますね。
個人クリニックの仕事内容・年収・メリット・デメリット
個人クリニックの仕事内容・役割
個人クリニックは病床を持っていないところも多いため、メインは外来勤務になります。
慢性期や回復期の患者が多く、家庭医やかかりつけ医という役割を担うこともあり、患者にとっては身近なお医者さんになります。
仕事内容は、診察の介助や検査の介助の他に、採血・点滴などもあります。
医療的なもの以外にも、物品・薬品の発注や掃除も看護師の仕事というクリニックも多く、看護業務以外のこともやらなくてはいけないのが現状です。
勤務形態は、外来だけのため、日勤のみになります。ですが、一般病院と同じように、当番病院の担当が当たると夜間や休日の出勤もあります。
大学病院と個人クリニックでは病院の役割や仕事内容に違いがありますが、大学病院と一般病院では規模によってはあまり差がない場合もあります。
個人クリニックの年収・給料・福利厚生
年収・給料
クリニックは日勤のみですので、年収はやや低めの約350万円になっています。当番病院の担当の回数によって多少差がありますが、それほど大きな差にはなっていません。
昇給も大学病院などに比べると幅が小さく設定されていますし、ボーナスもやや低めになっています。
福利厚生
クリニックでは各種手当の保障はされている場合が多いですが、大学病院や一般病院のように保育施設や寮はない場合が多いですね。
看護師の平均年収は約400万円~480万円ですので、大学病院はやはり給料が高いといえますね。その分激務とも言えますが、安定感があるという点では大学病院に勝るものはないかもしれませんね。
一般病院は差がありますので、自分の働きたい規模や診療科を絞って比較をするのがお勧めです。
看護師が個人クリニックで働くメリット
アットホームな雰囲気がある
職員の数も少ないですし、患者も顔見知りという状況ですので、とても暖かな雰囲気の中での仕事になります。
ブランクがあっても働きやすい
高度な技術や知識を必要としない場合も多く、子育てや介護などによってブランクがあっても復職しやすい環境と言えます。
外来だけですので、残業もほとんどなく、日曜日は休みのところが多いので、家庭を持っていたり子育て中でも働きやすいのもメリットのひとつかもしれませんね。
看護師が個人クリニックで働くデメリット
スタッフの人数が少ない
こちらはメリットでもありますが、同時にデメリットでもあります。もし気が合わないスタッフがいると働くのが辛くなる可能性もあります。
スキルアップは難しい
慢性期の患者が多く、業務も毎日同じことの繰り返しになりますし、セミナーや研修への参加もなかなかしにくい環境です。そのため、自分で情報を集めて勉強をする必要があります。
クリニックでは看護業務以外の雑用も多くありますので、スキルアップを望んでいる人にはあまり向いていないかもしれません。
まとめ【病院の特徴を踏まえて、自分にあった職場を探す】
・スキルアップがしたいなら、大学病院や大規模の一般病院。
・たくさんの選択肢から選びたいなら、一般病院。
・地域医療に興味があるなら、一般病院やクリニック
・プライベートと両立をしたいなら、クリニック
自分にとってどのような働き方が良く、どんな仕事がしたいのか、転職の理由は何かなどを明確にして病院選びをすると良いですね。
看護師として働いていて、転職しようと決意したとしても、求人数が多くどこに転職すればいいかわからず悩むことは珍しいことではありません。
沢山の求人情報があったとしてもほとんどが似たような内容であり、その見極めは簡単ではないのです。そこで今回は転職で失敗しないためのコツを詳しく紹介します!
ご自身の明確な優先順位を決める
看護師として転職を考える際は、いきなり求人探しからはじめてはいけません。何故なら何も考えずいきなり求人情報に触れることは、目的地を決めずに離陸する飛行機と同じです。飛行機は着陸地点が決まっていなかったらそもそも離陸できないですよね。
転職活動もそれと同じです。
「こういう働き方がしたい」という明確な目標がなければ、理想的な職場には出会えないのです。
その為、転職の際は明確な優先順位を決めましょう。
自分が転職で何を重視するのか、それをピックアップするだけでなく、さらに優先順位もつけるのです。それは例えば、 給与 、 勤務地 、 職場環境 、 福利厚生 、 託児所 、 駐車場の有無 、 診療科目 などいろいろとあるでしょう。
これらの中で優先順位は人により異なりますよね。公共交通機関が近くには無い環境で住んでいる場合は駐車場の有無が優先順位の上位になるかもしれません。
小さなお子様がいれば、託児所の有無は優先順として高くなりますよね。
これらは人によって違うものです。したがって転職活動をはじめる際は、いきなり求人を探すのではなく優先順位をつけることが大切なのです。
面接前後に病院内の見学をする
求人探しをして理想的な職場が見つかれば、書類選考に応募して面接が必要になりますよね。
面接前後では必ず病院内の見学をしておきましょう。
なぜなら、病院の雰囲気が自分に合うのかどうか、実際には現場へ行ってみないと分からないからです。求人情報だけでは職場の雰囲気まで把握することはできません。
せっかく条件が理想的な病院に就職できたのに、職場の雰囲気が自分に合わない、ということは避けたいですよね。その為、面接の機会を利用して職場の雰囲気を確かめることが大切なのです。
コンサルタントの話を鵜呑みにしない
優良求人探しをする際は、人材紹介会社が役立ちます。職場の雰囲気や、求人が発生した理由など独自の情報を収集している場合が多いからです。
また会社によっては病院の人事部門と連携して採用窓口が実質的に紹介会社となっているケースもあります。非公開としてレアな求人情報が確認できる場合も少なくありません。
しかし転職コンサルタントの話を全て鵜呑みにしてはいけません。もちろん恣意的に嘘をつく転職コンサルタントはいませんが、職場環境は1日でガラッと変わることが珍しくありません。
入社日前日までは転職コンサルタントの情報通りの環境だったかもしれません。しかし突発的な退職者の発生や人員配置の入れ替えなどで、たった1日で環境が変わることもあるのです。
その為情報収集は大切なのですが、ほどほどにしておきましょう。転職先を決める際は、最終的には面接官と話した時に受けた病院の印象や、病院全体の雰囲気、院長の考え方など、論理的ではない部分も大切です。
あまり細かい条件を気にせずに、直観的に選んだ職場が正解だった、というケースも少なくありません。
極めて稀ですが、転職コンサルタントの中には営業成績欲しさに無理に求人を進めてくる場合もあります。
転職コンサルタントから話を聞いたとしても、その意見に流されるのではなく最終的には自分で判断することを忘れてはいけません。
転職を考えている病院ブログをチェックする
転職を考えている病院が見つかれば、その病院や病院関係者が運営しているブログもチェックしましょう。なぜなら病院ブログでは病院職員が紹介される場合があるからです。
一緒に働くスタッフがどういうメンバーなのかは気になりますよね。また病院内の従業員向けのイベントについて発信されている場合もあります。
こういった情報は求人票に掲載されることは少ないので、かなり貴重な情報源となります。稀に求人サイトによっては「働いているスタッフの声」などのページがありますが、どうしてもビジネス的なものが多い傾向があります。
しかし病院ブログであれば、看護師が交代で更新している場合もあり、より人間性が見えやすいのです。
その為、 人間関係で失敗したくない、もしくは人間関係を重視する場合は病院ブログをしっかりとチェックしておきましょう。
病院ブログは公式HPほど普及しているわけではありませんが、それでも調べれば見つかる場合が少なくありません。
病院ブログから細かい職場の雰囲気が分かる場合もあるので、エントリーする病院が見つかった際はブログのチェックも忘れずにしておきましょう。
求人表のチェック項目
看護師として求人探しをする際は、求人票の見方も重要です。そこで以下に、求人票を見る際に、注意してチェックすべき項目を提示します。
賞与・昇給の回数と金額
初任給や月給が高く提示されていても、この金額を見落としてはいけません。月収が高くても賞与が低ければトータルの年収は低くなりがちです。
また昇給はほとんどの医療機関が年一回ですが、1回の昇給額が極端に低く定められている病院もあるので注意深く見ることが欠かせません。
年間休日
年間休日の日数もしっかりとチェックしておきましょう。年間休日が少なければ、どれだけ給与が良かったとしても魅力的ではありません。
何故なら出勤日数と給与を時給換算で考え直した際にあまり好条件でない場合が多いからです。
退職金の支払い有無
これから転職するのに、退職する際のことまで頭が回らないかもしれませんが、退職金も重要なチェック項目の一つです。
特にあなたが今独身であれば、結婚や出産で勤続1~2年で退職せざるを得ない状況になる可能性もゼロではないですよね。
退職金は、好条件の病院なら勤続1年でも発生します。退職金の規定についてもしっかりとチェックしておきましょう。
まとめ: 転職する際は情報を比較して慎重に行動しよう
看護師として転職活動する際は、まずは自分がどのような職場で働きたいのかを明確にすることが欠かせません。キャリアアップをしたいのであればそれに適した職場があり、子育てを重視するならそれに適した環境があるのです。
求人探しで細かいポイントは沢山ありますが、まずは自分の考えをまとめることを大切にしていきましょう。
また仕事の情報は求人票だけでなく、看護師同士の知り合いなど、人脈から流れてくることも少なくありません。転職活動をする際は、求人情報をしっかりと把握して比較検討しながら取り組んでいきましょう。
特にレバウェル看護は、病院の内部情報に詳しく応募書類の書き方や面接対策など手厚いフォローに定評のある転職サイトです。
条件の良い求人(非公開求人)は応募者が殺到するため、募集されてから数日以内に締切してしまうケースも少なくありません。
たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、普段から転職サイトはマメにチェックしておき、条件の良い求人が出たらすぐに対応できるようにしておく事が転職を成功させるコツです。
レバウェル看護 公式サイトはこちら
登録後は、コンサルタントから本人確認の連絡がありますので胸の内を相談してみましょう。
- 転職活動をする前に条件の優先順位を明確にしよう
- 求人票は月額給与だけではなく、昇給・賞与も詳細までチェックしよう
- 病院ブログから職場環境の雰囲気が読み取れる
- 面接前後の時間は、病院内の雰囲気を確かめる時間にしよう
- 求人探しをする際は退職金の支払い条件も重要なポイント