看護師としてJR東京総合病院への転職を考えている。この病院に勤務経験のある看護師からの評判や年収などの実情を知りたい。あと、良い面だけでなく、悪い面もしっかり教えて欲しい。
この記事ではこういった疑問に答えます。
- JR東京総合病院が看護師から選ばれる3つの理由
- JR東京総合病院で働く看護師の様々な実情を調査
- JR東京総合病院が募集する看護師求人と採用試験
同院は、急性期から慢性期まで対応するケアミックス型の企業立病院です。福利厚生の充実度やアクセスの良さから、どの年代の看護師からも人気があります。
しかし、そんな人気のある病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。
看護師みき
看護師めぐみ
JR東京総合病院が看護師から選ばれる3つの理由
同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。
- その1:急性期から慢性期までの幅広い看護を学べる
- その2:企業立だけあって、福利厚生が充実している
- その3:新宿や代々木から徒歩圏内にある立地の良さ
それぞれ解説します。
その1:急性期から慢性期までの幅広い看護を学べる
同院では、急性期から慢性期までの幅広い看護を学ぶことができます。
多岐にわたる業務の中で経験と今後の方向性を決めることができたり、ライフスタイルに合わせて夜勤のない(夜勤の少ない)部署に配置転換できるなどのメリットがあります。
ただし、専門性を高めることが難しいといったデメリットもあります。また、希望する部署に配属されるかどうかは確約できないことなので、これらの点は念頭に置いておくと良いでしょう。
なお、余談ですが、職域病院がスタートなので、伝統的に整形外科や形成外科に強みがあります。
転職アドバイザー ジョブス
その2:企業立だけあって、福利厚生が充実している
同院は、JR東日本の企業立病院だけあって、福利厚生が充実しています。
まず驚くのが、東日本管内のJR線が無料になるフリーパスが配布されることですね。新幹線や特急券の割引もあります。(両親や配偶者、子供にも割引が適用されます。)さらに、JR東日本が運営するびゅうトラベル(旅行代理店)やホテルも割引されます。
また、有給は100%消化を目標としているので、誰もが高い消化率です。有給が期限切れで消滅するようなことはなく、休み希望を出しやすい環境です。
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その3:新宿や代々木から徒歩圏内にある立地の良さ
同院は、新宿や代々木から徒歩圏内にある立地の良さが魅力です。
どの路線にも乗り換えられるビッグターミナルが最寄であるということ、そして、主要な商業施設が大抵はあるというのは生活する上でプラスになりますね。
もちろん利便性の良さの代わりに、人混みというストレスは大いにあると思います。なので、人によってはマイナスに働くこともあるでしょう。
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JR東京総合病院で働く看護師の様々な実情を調査
同院で働く看護師の実情を、5つの項目に分けて調査しました。
実情1:年収・給与の実情
年収に関しては、この規模の病院であれば一般的な水準です。各種手当と福利厚生の充実度や、サービス残業にならない勤怠管理ということを考慮すればむしろ良い部類でしょう。
- 給与:280,000円〜
- 夜勤手当:7,000円/回
- 通勤手当:全額
- 住宅手当:30,000円/月(上限)
- 賞与:4.7ヶ月分
夜勤手当の少なさに不満を持つ人が多いのですが、その他の部分で夜勤手当の少なさを補っていますね。
残業申請は、以前だと自己申告制でしたが、タイムカード方式の勤怠管理になったので、超過手当がつきやすくなりました。(前残業も同様に残業代が支給されます。)
転職アドバイザー ジョブス
実情2:教育・研修の実情
教育体制に関しては、クリニカルラダーに沿って行われます。
先進医療を求める人には向いていませんが、看護師の基礎となる教育プログラムはきちんと整備されています。
母体が超大企業なので何事も既にあるルール通りに動くようで、看護師の意見は通りにくいといった声がありました。
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実情3:残業・離職率の実情
残業に関しては、ざっくり毎日1〜2時間ほど。病棟は混合病棟が多く、所属チームによって業務量の偏りがあります。外科系の病棟は残業が多めです。
離職率を含めた諸々のデータに関しては、以下の通り。
- 離職率:5.2%(都内平均:14.6%)
- 平均年齢:36.9歳
- 平均勤続年数:13.7年
離職率は都内平均の半分以下なので、定着率が良いことが分かります。平均年齢と勤続年数の数値から、辞めがちが中間層がしっかりと在籍していることが予測できます。
ただし、並立した看護学校の出身者が多いので、外部からの中途者は閉塞感を感じるといった声が多かったです。あと、気にある点としては、規模に対する看護師数がやや少ないことです。
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実情4:福利厚生・育児支援の実情
福利厚生に関しては、既に述べた通り充実しています。
育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。院内保育所はありませんが、JR東日本の事業所内保育施設への入所はできます。
外来であればほとんど残業はなく、体力的にも割りが良い(福利厚生はみんな一律だから)のでママ看護師の多くが外来を希望しているとのこと。3歳を超えると最低月1回は救急外来の夜勤をする必要があります。
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実情5:経営状況・赤字かどうかの実情
経営状況に関しては、去年3年ぶりの黒字でした。純利益は992億円です。グループ全体の営業収益は2兆円をやすやす超えるので、今後も心配する必要はないでしょう。
転職アドバイザー ジョブス
JR東京総合病院が募集する看護師求人と採用試験
実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。
常勤職員の求人内容
同院では、夜勤ありの常勤と非常勤職員の募集を行っています。JR東日本の直営病院なので、身分はJR東日本の正社員になります。
常勤職員の求人内容
職種 | 看護師 |
---|---|
雇用形態 | 正職員 |
応募資格 | 資格保有者 |
給与 | 280,000円〜 |
勤務形態 | 2交替 |
休日 | 年間休日114日 |
選考方法 | 一次:書類選考、二次:筆記試験(国語・数学)・小論文・面接 |
常勤職員の採用試験
採用試験は、「一次:書類選考、二次:筆記試験(国語・数学)・小論文・面接」です。
人気病院だけあって、二次試験は盛りだくさんです。毎年の採用人数は40人前後なので、応募者に対して狭き門ですね。筆記試験の対策として、SPIの問題集をしっかりやっておくことをおすすめします。