【順天堂医院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、6つの附属病院を運営する順天堂グループの本院です。1日に4,000人前後の外来患者が訪れるマンモス病院でもあります。医療ドラマの撮影に何度も使われているので、医療関係者なら知らない人はいないでしょう。

しかし、そんな知名度のある病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職選びの参考にしてくださいね。

順天堂医院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：なりたい看護師像に応じたキャリアパスがある

なりたい看護師像に応じたキャリアパスが用意されているので、強みを持つ看護師として成長できます。具体的には、「看護管理者・認定及び専門看護師・臨床教育者・研究者・トップジェネラリスト」へのキャリアパスがあります。

また、がん化学療法や新生児救急などの学内教育課程もあり、専門性の高い看護技術を院内で習得できることも大きな利点です。

その２：学びたい事があれば他の附属病院へ異動できる

より専門性を高めたい分野があれば、他の附属病院へ異動することができます。グループ病院は、病院ごとに特徴があります。

自分の思い描くキャリアに応じて、病院を異動できるのことは何かと助かりますよね。言わずもがなですが、在籍期間を引き継いだままの異動なので、給与面のデメリットもありません。

その３：基本給は一般的だが、賞与と手当が充実してる

同院の基本給は一般的な金額ですが、賞与と手当が充実しています。賞与は基本給の6.2ヶ月分ですし、住宅手当と通勤手当の水準もトップレベルです。

また、どの病棟も忙しく毎日3時間ほどの残業がありますが、サービス残業になることなく残業代はきっちり支払われます。

順天堂医院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与面に関しては、満足してる人が多いです。若手でも賞与が120万円ほどは貰えるので、恵まれていますね。しかし、忙しさとの等価交換のようなもので、お金を使う暇がないぐらい忙しいです。

実情２：教育・研修の実情

教育面に関しては、他院と同じくキャリアラダーによる成長を目指します。まずはジェネラリストを目指し、次に自分のなりたい看護師像を極める流れです。

なお、業務外のレポートや勉強会、係活動などが多いです。日々の忙しい業務に加えて、業務外のことが山盛りなので慣れるまではかなり大変でしょう。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、一年を通して多い傾向です。前残業１時間、後残業２時間がデフォルトのようです。残業代がきっちり支払われるのは嬉しいですが、プライベートの時間が確保しづらいことがデメリットです。

離職率に関しては、公表していません。ただし、平均勤続年数は7.5年なので、やや高めの離職率だと予想できます。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生に関しては、一般的なことはしっかりと整っています。しかし、冠婚葬祭以外での希望休は通りづらいようです。実際、同院の有給取得率は13.8日なので、消化率が悪いです。

育児支援に関しては、役職者の独身割合が高く、あまり協力的な雰囲気ではないようです。例えば、子供の体調不良で早退や急な休みに対して、少し厳しい言動があると、、、。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

私立大学病院の中ではトップの医業収益を誇ります。去年の収支としては、グループ全体で約77億円の黒字です。資産も潤沢にあるので、経営状態はすこぶる良好ですね。

順天堂医院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、常勤と非常勤の募集を行っています。常勤は毎月募集があり、非常勤は欠員が出たら部署ごとに随時募集されます。

常勤職員の求人内容

非常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「書類選考・小論文・適性検査・面接」の４つです。

採用試験の対策をしっかり行っておけば、そこまで難しいものではありません。

ただ、同院は順天堂大学から卒業してくる新卒採用がメインなので、中途採用の人数は多くはありません。そのため、事前準備を徹底した上で、どれだけ順天堂医院に転職したいかを伝えられるかがキーポイントになるでしょう。