【東京労災病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、労働災害を起因とする疾患に強みのある病院です。とは言え、地域のニーズを踏まえて、以前からがん治療と救急医療にも力を入れています。

労災病院ということもあり年間休日が多く連休も取りやすい病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

東京労災病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：整形外科とメンタルヘルス領域に強みがある

整形外科とメンタルヘルスの領域に強みがあるので、この分野の看護を深く学ぶことができます。

とくに整形外科に至っては、他部署と比べてもっとも多くの医師が在籍していて、専門性の高い治療を提供しています。そして、手術からリハビリまでの一貫した診療体制が整っていることも特徴として挙げられます。

そもそも病院が位置している大森や蒲田は「ものづくりの町」として知られており、手や肘などの外傷への治療を求める患者が多く来院していた歴史があります。

その２：全国にある労災病院へ異動することができる

全国にある労災病院へ異動することができるので、キャリアを途切れさせることなく長く働き続けることができます。

実際に異動した人の主な理由は以下の通り。

労災病院は関東を中心に全国の主要都市にあるので、もし異動予定の場所に労災病院があればラッキーでしょう。

その３：有休消化率が高めで長期の連休を取りやすい

同院の有休消化率は7割ほどで、公休と組み合わせて長期の連休を取ることができます。

他院と比べてめちゃくちゃ高い有休消化率ではないのですが、それでも7割ほど取得できるのはありがたいです。

看護師の中には9連休取得して海外旅行へ行く人もいるそうです。プライベートを充実させるためにも、長期の連休が取れるということは大きなメリットですね。

東京労災病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

年収に関しては、一般病院よりは恵まれた水準です。しかし、大学病院やより大きな病院と比べると劣っています。

コロナ禍で賞与は少し減額されましたが、そこまで大きな減額ではありませんでした。夜勤時に終電もしくは終バスがない場合、上限はありますがタクシー代（6,000円）が支給されます。

実情２：教育・研修の実情

教育体制は、一般的なことは整備されています。コロナ以降、ウェブ研修がメインになりました。

病院全体の研修は、時間外勤務の対象で、出席できない場合は、休憩時間に録画の動画を見ることになり時間外労働にならないようです。

なお、中途として忙しい部署に配属されると十分な指導やフォローがない、、、入職して早々に夜勤に入ることになったが、フォローがつくのは一回だけだった、、、といった意見もありました。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、忙しい部署だと月に30時間ほど。夜勤回数も上限の8〜9回は入ることになるとのことでした。地域柄、介助量の多い高齢患者が多いため、どうしても残業が増えがちのようです。

離職率に関しては、公表されていませんでした。とは言え、平均勤続年数が8.6年で平均年齢が34歳なので、一般的な急性期病院と同じ程度の離職率だと考えられます。つまり、10％前後の離職率でしょう。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。

気になる点としては、ママ看護師にとって働き続けられる環境ではないかもしれないということです。実際、ママ看護師は、外来か透析室勤務ばかりとのこと。3交替で残業も多いので、家族の協力がないと働き続けるのは大変のようです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、直近3年間は大幅な黒字で良好です。それ以前だと赤字の年もありますが、トータルで黒字を維持しています。

東京労災病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、基本的に夜勤ありの常勤職員のみを募集しています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

試験内容は、「書類選考と個人面接」のみです。去年（2024年度）の試験では小論文の試験も行われていましたが、今年から面接のみになりました。

人材を出来るだけ多く集めたいのか、試験は毎月行われていて、申込用紙の内容はとても簡素です。病床数に対して看護師数が少ないことから分かる通り、採用の難易度はそこまで高くないでしょう。