【国立循環器病研究センター】看護師から選ばれる２つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、循環器領域においてネームバリューのある専門病院です。循環器系の疾患以外に新生児疾患や神経系疾患にも強みがあります。

しかし、そんなネームバリューのある病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

国立循環器病研究センターが看護師から選ばれる２つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：循環器領域の専門性を高めることができる

看護師として循環器領域の専門性を高めることができます。他の病院ではみられないような病態や補助循環を多く経験できるため、高度な循環器看護を学ぶことができるでしょう。

また、教育体制において、一つ一つの研修内容の質が高いと定評があります。循環器領域における独自の認定制度も整備しており、他院にはない取り組みを行っています。

その２：移転したばかりなのと駅直結なのが嬉しい

同院は現在の場所に移転したばかりなので病院がとても綺麗です。また、岸辺駅から直結で病院まで繋がっているので、雨の日でも通勤がラクです。通いやすいのは地味に大切なことですよね。

移転前は老朽化が顕著でバリアフリーにもなっていない状況でした。業務を効率化するためのIT化の導入もあまり進んでいませんでした。それが、新病院を機に設備や医療機器が一変されたので、働きやすい職場になりました。

国立循環器病研究センターで働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与水準に関しては、公務員の棒級を参考にしているため低くはありません。ただ、より規模の大きい病院や大学病院と比べて高いかと言われればそんなことないです。

なお、残業代に関する不満がとにかく多かったです。残業は前申請制で、残業代を申請できるかどうかは師長次第とのこと。

部署によっては同調圧力なのか、残業の申請をするかどうかを尋ねられ、残業確定なのに全員「入りません」と返事する部署もあるようです。カルトみたいで怖い、、、。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、すでに述べた通り評判が良いです。ただ、疾患への理解と技術を身につけるための積極性が必要で、課題も多いので休日は潰れることを覚悟しなければいけないでしょう。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、とても多いようです。部署にはよりますが、平均で35〜40時間ほど。しかも、大半の時間がサービス残業とのこと。

離職率に関しては、公表されていませんが、とても高いだろうと推測できます。と言うのも、平均勤続年数5.3年で、採用人数が国循の規模程度で100人を超えるからです。（平均勤続年数が5年はかなり低いです。）

もう10年以上前ですが、同院の看護師が過労死しています（裁判で過労死と認定されている）。労務に対するマニュアルが機能してないのでしょう。現場任せになっている可能性が高いです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。

ただ、気になることとしては、規模の大きい院内保育所はあるが、利用料金が高いことです。また、産後は時短勤務ができますが、残業せざるを得ないことがしばしばあるとのこと。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況は、ズバリ悪いです。ここ3年は赤字決算です。元国立病院なので、上層部の経営感覚が稚拙なのだと思います。

国立循環器病研究センターが募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤や非常勤、手術室勤務の求人を募集しています。4月頃から毎月採用試験があります。元公的病院にしては、採用試験の実施日が多いので、人材確保に苦戦しているのかもしれません。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

中途採用の採用試験は「一次：書類選考、二次：個人面接」です。新卒採用とは違い、小論文や筆記試験はありません。

他の専門病院だと中途採用の採用枠は多いことが多いのですが、同院は若干名です。そのため、書類選考と個人面接だけとはおえ、しっかりと準備しておかないと不採用になってしまうかもしれません。