看護師 介護施設

日本が高齢化社会となったのは1970年でした。その後65歳以上の高齢者の割合は増え続け、2013年にはその割合が25%を超えて、超高齢社会と位置付けられました。

高齢者の介護施設の開設もこの2~3年で急速に増えていますが、需要と供給のバランスを取れず、特別養護老人ホームなどでは入所までに100人待ちや数年待ちという状況が未だにあります。

入所者の長期化・高齢化により施設でも看護師の需要が高まっているという傾向もみられます。

介護施設の種類と仕事内容

看護師介護施設01

介護老人福祉施設
<入居条件>
65歳以上で要介護3~要介護5

<看護師の仕事>
バイタルチェック、経管栄養の準備と注入、薬の管理と服薬指導、じょく創のケア、医療機関との連携、入居者の急変時の対応など

介護老人保健施設
<入居条件>
65歳以上で要介護要介護1~要介護5

<看護師の仕事>
バイタルチェック、経管栄養の準備と注入、薬の管理と服薬指導、じょく創のケア、医療機関との連携、入居者の急変時の対応、介護職との連携など

介護療養型医療施設

<入居条件>
65歳以上で要介護1~要介護5(60~64歳でも認知症の場合は入所できる可能性もある)

<看護師の仕事>
医療的なケアが多く、その他としては他業種との連携など

有料老人ホーム
<入居条件>
介護付の場合は65歳以上の方、住宅型の場合は60歳以上の方で、両者とも自立・要支援・要介護のどの状態でも入居可能

<看護師の仕事>
バイタルチェック、薬の管理と服薬指導、医療機関との連携、入居者の急変時の対応など

どの施設でも看護師の仕事内容はほとんどが入居者さんの健康管理が中心となります。介護療養型医療施設だけは医療が必要な方が入所していることが多いため、医療的なケアが他の施設よりも多くあります。

看護師が介護施設で働くメリット

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夜勤や残業がない
看護師が施設で夜勤をすることはないか、あってもわずかな回数です。急変がない限り定時で帰ることができるため、ご家庭がある方、小さなお子様がいらっしゃる方でも働きやすいと言えます。

介護の経験も積める
施設では入浴介助やレクリエーションを一緒にするなど介護職の方と同じ仕事をすることもあります。医療ケアだけではなく介護スキルを学ぶチャンスでもあります。

入居者ひとりひとりとゆっくり関わることができる
病院に比べて時間の流れがゆったりしており、入居期間も長期になるため個々の方々の特徴を考えながらケアすることができます。生活の援助もできより密なコミュニケーションを図ることも可能です。

ミュニケーション力が高くなる
入居者とはもちろんですが、施設看護師は介護職の方々や、医療機関との連携も大切になります。上手に連携を取るためにはコミュニケーションは欠かせないものであり、自然とスキルが上がっていきます。

ブランクがあっても働きやすい
医療行為が少なく健康管理がメインのため、ブランクがあっても再就職しやすく、介護施設で働く看護師の平均年齢は40~50代です。

看護師が介護施設で働くデメリット

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精神的負担がある
看護師が少ないことや、施設によってはオンコール体制を取っているところもあり、ひとりで判断をする必要がある、夜間や休日も連絡が入る可能性があることでプレッシャーを感じることもあります。

看護師としてのスキルアップができない
医療的なケアが少ない分、看護スキルや医療行為のスキルが低下する可能性があります。

人間関係が難しい
施設の介護員、ケアマネジャー、医療機関、理学療法士、薬剤師など他職種の方などとの連携を取ることが多いため、人間関係に疲れるという方もいます。

介護業務もしなくてはならない
看護師でなくてはいけない業務というのがそれほど多くないため、介護の範囲の仕事もすることがありますので介護のスキルも求められます。

休みの融通が利きにくい
看護師の人数が少ないため、休みの希望は通りにくい場合がある。

介護施設に向いている看護師像

メリットとデメリットを照らし合わせてみると、介護施設に向いている、求められているのは次のような看護師ということになります。

  • 高齢者と接するのが好き
  • 夜勤や残業がない環境で働きたい
  • 介護に興味がある
  • 人間関係を築くのが得意
  • 責任があるとモチベーションが上がる

もちろん施設によって看護師に求める役割も違いがありますし、仕事の内容、規模も違いますので、自分が求めているものと一致するかを見極めることも大切です。

介護施設の年収・給料・賞与

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厚生労働省の2014年の調査によると病院勤務の平均年収は正看護師約473万円、準看護師約409万円となっています。

それに対して施設勤務の看護師の平均年収は施設によっても差があるため約350万円から450万円です。

夜勤がある場合、ない場合、勤務時間、各種手当の有無などの違いもありますし、地域の違いもありますので、労働条件等と合わせて確認する必要があります。

まとめ【介護施設の求人はますます増加】

介護施設の増加と共に、看護師の需要も伸びていますが、施設の多くは看護師の定着率が低く、慢性的に不足状態となっています。

求人はたくさんありますので、施設の特徴、職場環境、労働条件等を確認して自分に合う施設を探しましょう。

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