【大阪赤十字病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、市内における急性期医療の中核病院です。がん治療や救命救急に強みがあるほか、災害支援や国際救援への実績が豊富です。府内の急性期病院ではトップレベルで職員の定着率が良く、若手から中堅まで人気のある病院です。

しかし、そんな人気のある病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

大阪赤十字病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：高いレベルの看護実践能力が身に付く

同院で経験を積むことで、高いレベルの実践能力を身に付けることができます。

同院は高度急性期医療の中核的な存在で、大半の部署が混合病棟です。入退院のサイクルも早いので、様々な疾患を持つ患者を受け持ちます。教育体制においても定評があり、着実に看護能力を高めていけるでしょう。

また、病院の規模に対して専門看護師や認定看護師が多く在籍しています。学ぶことに対して積極的な人が多いので、自然に自分自身もボトムアップできるかと多います。

その２：国際救援活動をするための道筋がある

同院では、国際救援活動に興味があれば、国際救援要員になるための道筋があります。

同院は赤十字社の国際医療救援拠点（赤十字病院の中で５つの病院のみ）として、今まで数多くの国際救援要員を派遣してきた実績があります。

具体的な道筋としては、まずTOEIC730点以上の英語力が必要になります。そして、国際救援に必要な研修を複数受講することで海外派遣要員として登録することができます。

その３：育休から復職までの支援に力を入れる

同院では、育休から復職までの支援に力を入れています。

育休中はグループウェアで情報共有を行い、職場復帰の数ヶ月前には時短勤務や勤務形態についての相談を行います。職場復帰後でも、子育てと仕事のバランスが無理なく保てるよう柔軟に働き方を変更できます。

なお、育休は子供が３歳まで取得できますし、職員優先の保育所や病児保育室を完備しています。第三者機関から働きやすい病院として認定されているだけあって、子育て支援は充実しています。

大阪赤十字病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

同院の給与水準は、同規模の大学法人や公的病院と比べてやや低い水準です。ただ、各種手当は充実しているので、総合的に判断すれば決して悪くはないです。

ちなみに、以前まで賞与は4.1ヶ月分の支給でしたが、労働組合の交渉のおかげで4.3ヶ月分になりました。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、すでに述べた通りとても評判が良いです。意識の高い看護師が多く、学ぶことに積極的です。逆を言えば、のんびりと働きたい人には向かない環境でしょう。

同院には多くのスペシャリスト（専門看護師6人・認定看護師34人・特定行為研修の修了者9人・認定看護管理者8人）が在籍しているので、自身の方向性を相談したりできることも利点です。

実情３：残業・離職率の実情

部署にもよりますが、三次救急なので緊急入院や急変が多いです。そのため、残業しない日はないとのこと。また、どの部署も忙しいのでピリピリした雰囲気はあるようですが、「医療機関だから当たり前だよね」といった雰囲気のようです。

離職率に関しては、公表はしていません。ただ、平均勤続年数11年（平均年齢35歳）なので、離職率が低いことが推測できます。急性期病院で11年の勤続年数はかなり長いので、定着率が良いのでしょう。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援は、共にとても充実しています。休暇に関しては、年間休日が120日以上ありますし、有給の取得率も高いです。日々の業務は忙しいですが、休日が多いのでうまくリフレッシュできるでしょう。育児支援に関しては、すでに述べた通りです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況は、毎年のように赤字決算なのでとても悪いです。多額の税金でなんとか成り立っていますが、近々いくつかの赤十字病院は統合や再編がされる可能性が高いです。

大阪赤十字病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

中途採用の場合、夜勤ありの常勤のみ募集を行っています。他院と比べて経験者の採用枠が多く、30人ほど募集をしています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は書類選考を通過後、適性検査・筆記試験・個人面接があります。適性検査は性格検査で、筆記試験は国語や計算、看護実務を問う内容です。

同院は、府内でも看護師から人気のある病院です。他の応募者との差を作るためにも、筆記試験の対策は必須でしょう。