【大阪ろうさい病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、整形外科と眼科領域に強みのある堺エリアの病院です。元々の病院は老朽化が激しく職員からの不満が多かったのですが、去年から（2022年）から新病院での診察が始まりました。

目立った不祥事もない病院ですが、看護師として働くとなると実際どうなのでしょうか。現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

大阪ろうさい病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：整形外科と眼科領域の看護を深く学べる

同院は整形外科と眼科領域に強みがあるので、これらの分野の看護を深く学ぶことができます。

労災病院ということもあり、仕事中に負傷した患者（整形外科的な治療が必要な患者）が多く来院します。そして、人工股関節置換や圧迫性脊髄症などの専門的な治療を行うため、5つの専門外科を設けています。

眼科領域においても白内障や網膜・硝子体疾患の治療においては西日本トップクラスです。他にも強みのある分野はありますが、この2つの領域を学びたい人にはおすすめです。

その２：研修や勉強会は勤務時間内に受講できる

同院の研修や勉強会などは、勤務時間内に受講できるようになっています。（勤務時間中に途中で抜けるような感じです。）また、看護研究においては、大学病院のように半強制ではなく、あくまでも希望制です。

多くの病院では、研修や勉強会が勤務時間外だろうが関係ありません。参加をせざるを得ない状況があります。しかも、業務に関わることなのに、サービス残業になってしまうことが大半です。（←労働基準法違反です。）

その３：年間休日数が多い上に長期休暇も取れる

同院は完全週休2日制なので、年間休日数は120日ほどあります。さらに、MAXで10連休の休暇が取れるので、長期の旅行にも行くことができます。

大阪ろうさい病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、他院と比べて恵まれた給与水準です。

基本給は一般的な金額で、賞与は高くありません。が、住宅手当や通勤手当はトップ水準で、人間ドック補助（45,000円）や宿泊互助（9,000円）もあります。

なによりも去年（2022年）から前残業代を申請できるようになりました。後残業もきっちり出ます。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、キャリア開発ラダーに沿って行われます。正直、他院と比べて特別なことはやっていません。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、日勤でも20時をまわることが多くあるようです。新病院に移行してから、人員は増えていないのに急激に稼働率を高めようとしているとのこと。また、夜勤明けの日勤も多いみたいです。

離職率に関しては、公表していません。ただ、平均勤続年数9.3年（平均年齢35.4歳）で中堅層が少ないようなので、平均より少し高いぐらいの離職率なのではないかと思います。

冒頭ですでに述べていますが、部署の当たり外れがあるというのが共通の意見でした。部署に一人はお局がいて、若手や中堅が離職する原因を作っているとのこと。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。希望休は通りやすく、有給の消化率も高いです。（平均17日は消化されています。）

また、準夜勤（中勤）と深夜勤（夜勤）の切り替えが21：30～22：00なので、公共交通機関で帰れることも地味に嬉しいポイントです。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関して、去年は赤字決算で預金残高も乏しいです。正直、経営面はよろしくないです。さらに言うと、新病院になりましたが、業務上の動線が悪い造りになっているとの意見も多いです。

ただ、国立病院機構の悪質な勤務実態を文春がリークしたことで、独立行政法人界隈で働き方改革が加速すると思います。

大阪ろうさい病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤のみを募集しています。募集回数は年に2〜3回ほどで、他院と比べて少ない募集回数です。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考、二次：個人面接」です。適性検査や筆記試験がない分、他の応募者との差を作りづらいです。そのため、志望理由と面接での受け答えがとても大切でしょう。

とは言え、新病院の機能強化のため、人材を欲しています。落とすような試験ではないので、基本的な準備をしておけば良いかと思います。