子育てと両立する看護のパート・バイト!時給や職場選びと扶養知識

ライフスタイルの多様化はさまざまな価値観を生み出しました。かつては正社員で働くことが全てであるように考えられたかもしれませんが、今ではそうではなくなってきているのです。

実際に看護師としてパートやアルバイトという雇用形態を積極的に選ぶ人も増えてきています。ご自身の求めるライフスタイルに沿った働き方を選択することもクオリティオブライフを高める一つの方法なるでしょう。

看護師パート/アルバイト(非常勤)の時給

看護師のパートアルバイト(非常勤)02

看護師としてパートやアルバイトで働く場合、気になるのは時給ですよね。基本的に時給は都心部に近い医療機関程高くなる傾向があります。

JBRCの「2016年8月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査」によれば、三大都市圏の看護師平均時給は1,718円 です。

あくまでも都市圏の時給なので、エリアによってはもう少し低くなる可能性があります。しかし確実に他の飲食店や工場勤務のアルバイトに比べると高い時給が受け取れるといえるでしょう。

また看護師としてクリニックで働く場合、非常勤用の寸志が用意されている場合が少なくありません。

院長の心遣いによりものである場合もあるので必ずもらえるとは限りませんが、こういったことは珍しい話ではありません。

看護師は需要に供給が追い付いていない、どの医療機関からも求められる希少な職種です。パートやアルバイトで働く際も、国家資格の強みを実感しやすいといえるでしょう。

看護師の扶養内・扶養外

看護師の時間給が高いのはメリットだけではありません。扶養内で働こうと考えると時間給が高いので、あまり長い時間は働けないのです。

実際に扶養内で働く人の中には、午後診療だけ、もしくは午前診療だけとしている場合が少なくありません。

しっかりと働きたいと考えるなら、 結婚していても税金対策で扶養内にするのではなく、扶養外で働いた方が経済的にメリットはある といえるでしょう。

何故なら、看護師免許を持っていれば、アルバイト、パートから常勤になることは難しくないからです。

例えタイミングが一時的に合わなかったとしても、退職者で欠員が出ればすぐに常勤になれる可能性も高いのです。

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看護師パート/アルバイト(非常勤)のための病院選び

看護師のパートアルバイト(非常勤)03

看護師アルバイトとして病院を選ぶ際はポイントがあります。 それは柔軟な対応ができる、できないかということです。

ほとんどの人が何らかの事情があり、正社員ではなくアルバイトを選択します。しかしそのほとんどの理由は、 子育てや家族関係 ではないでしょうか。

子育てをしていると子供の病気や学校など突発的な理由で、仕事を休まなければならなくなることは少なくありません。

そういった時に中々休ませてもらえない、もしくは相談しにくい職場で働いていたらいかがでしょうか。何か用事で休む度にストレスが溜まりそうですよね。

旅行に頻繁に行く場合も同じです。非常勤で働く看護師の中には、短期的に集中して働いて、その後数ヶ月海外旅行する、という人も珍しくありません。海外旅行するとなると、3~4日程度の時もあれば、もっと長い場合もあるでしょう。

しかしその楽しみにしている旅行に出る度に嫌な顔をされていたら、働くことが嫌になりかねないですよね。職場の人達にお土産を買って帰るのも嫌になるでしょう。

したがって看護師アルバイトとして 病院を選ぶ際は、「休み相談」に柔軟に対応してくれるのか、 というポイントを確認することが大切です。

この休みを柔軟に取得できる、というのはアルバイトとして働くメリットでもあります。逆にそれができないのであれば、正社員で働いた方がメリットは大きいかもしれません。

その為アルバイトとして病院を選ぶ際は、まず自分がどういう働き方をしたいのかを明確にしましょう。そしてその理想を明確にした上で、自分に合う病院を選ぶことが大切なのです。

看護師が仕事を掛け持ちする際の注意点

看護師のパートアルバイト(非常勤)04

アルバイト・パートという働き方で掛け持ちする際は気を付けなければならないことがあります。 それは勤務する病院に副業や掛け持ち仕事をしても問題ないか、確認することです。正社員で働けば就業規則に厳しく縛られる可能性が高いといえるでしょう。

非常勤の場合、就業規則が正社員用とは別のものが用意されているケースもあるので、副業や掛け持ち仕事をする前に、確認すべきです。

ただ非常勤の場合、制限されることは少ないので、掛け持ちがダメだと言われることはほとんどありません。

しかしそれでも、人事部門の担当者や、所属する看護部の管理者には掛け持ちすることを伝えておいた方がいいでしょう。

何故なら、事情をしっかりと最初に説明しておけば、掛け持ちをしているもう一方の仕事が忙しくなった際に、理解を示してくれる可能性があるからです。

例えば夫の会社の手伝いと非常勤の看護師の仕事を掛け持ちしていたとしましょう。これを隠して非常勤として働いていた場合、次のような事態が想定されます。

それは、噂話などあまり良くない伝わり方で院長や人事担当者の耳に入ることです。そうなってしまうと、本来は問題ないはずのことでも、あまり印象は良くないですよね。特に掛け持ちする仕事が接客業の場合は要注意です。噂はどこから漏れるか分からないのです。

また、就業規則では禁止されていなかったとしても、しっかりと事情を説明することは社会人として最低限のマナーでもあります。

もちろん職場内の全員に伝える必要はありません。ただ最低でも人事部門の担当者からの理解はもらっておいた方がいいでしょう。

その方が、トラブルになりにくいからです。職場内での良好な人間関係をキープする為にも、掛け持ちや副業を始める際は、できるだけ隠さずに理解を求めてから働きましょう。

まとめ: 看護師でパートアルバイトとして働く際も、責任感は欠かせない!

いかがでしたか。 看護師でパート、アルバイトとして働く際は、どうしても収入が少なくなりがちです。しかしながら仕事内容は正社員と大きく変わるわけではありません。勿論、部門としての責任は看護部の管理者となりますが、一つ一つの対応の責任は自分にかかってくる場合がほとんどです。

その為、非常勤であったとしても、真摯な態度で仕事に取り組むことを忘れてはいけません。それは週2日や3日の勤務であっても同じことです。そして一生懸命働いていれば、アルバイトから正社員になりたくなった際に検討してもらえる可能性も高くなります。

いずれにせよ、看護師業務には医療機関では欠かせない重要な仕事です。看護師でパート、アルバイトとして働く際も責任感を持って働きましょう。

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まとめ

  • 看護師としてアルバイトで働くなら都市圏の方が時給は高い傾向がある
  • アルバイトとして働く際は相談しやすい環境かどうかを見極めよう
  • 看護師として働くのであれば、アルバイトでも責任感は必要
  • 掛け持ちや副業する際は、隠さずに理解を求めよう
  • 看護師として扶養内で働く際は半日勤務にするなど工夫しよう

既婚の女性がパートで仕事する場合、配偶者の扶養内で働くか扶養外で働くかを決める必要があります。扶養外の場合は自分の名前で所得税や社会保険料を支払うことになり、年収を気にすることなく働くことができます。

それに対して扶養内で働くと所得税や社会保険料を納める必要がありませんが、年収の規制があります。

看護師の場合は他職種に比べて時給が高いこともあり、扶養内で働く場合は労働時間をしっかりと考えなくてはいけません。

扶養内103万円・130万円とは

看護師の扶養02

扶養には所得税の扶養と社会保険の扶養の2つがあります。それぞれ扶養を受けるには条件があり、それが良く言われる「103万円の壁」と「130万円の壁」です。

103万円の壁

年収が103万円以下の場合は所得税がかかりませんので、得た所得がそのまま収入となります。またこの年収ですと配偶者控除の対象にもなります。1円でも越えてしまうと控除の対象から外れてしまいますので注意です。

130万円の壁

年収が130万円未満の場合は社会保険料(健康保険、厚生年金)の支払いをする必要がありません。配偶者の扶養になっているので病院にかかっても3割負担ですし、将来的に年金ももらえます。

ただし2016年10月より制度が変わり、ある一定条件では106万円以上で社会保険料を支払わなくてはいけなくなりますのでその条件に自分が当てはまるのかを知っておく必要があります。

年収131万円以上の社会保険料負担額

扶養でも103万円を超えてしまった場合は超えた分への所得税がかかるのでそれほどの金額にならないことが多いのですが、130万円を超えてしまった場合は社会保険料の全額を自分で払うことになるので大きな金額になってきます。

健康保険料は地域によって変動があるので参考値にしかなりませんが、東京都ではパート収入が131万円になってしまうと、健康保険料は年間約7万6千円、厚生年金料は約11万7千円、合計約19万円です。

これだけでも大きな出費になりますが、ここに所得税や住民税がかかってきますのでさらに高額な負担になります。

働き損が出ない年収金額、パートの損益分岐点

看護師の扶養03

103万円以下で働くと税金もかからず保険料も払わずに済みますが130万円を少しでも越えてしまうと負担が多くなります。

160万円を超えると保険料などの合計が約23万6千円になり130万円以上の収入が見込めます。ということは、 130万円ギリギリで働くのも160万円働くのも手取りは同じくらいになるということです。

また先にも述べましたが、2016年10月より新たな制度により、一定の条件の下では106万円でも社会保険料を払う義務が発生します。その条件とは以下の5つになります。

  • 勤務時間が週20時間以上
  • 1カ月の賃金が8.8万円(年収106万円)以上
  • 勤務期間が1年以上見込み
  • 勤務先が従業員501人以上の企業(健康保険・厚生年金の被保険者数が501人以上の企業)
  • ※働いている病院や施設がこれに当てはまる場合は注意が必要になります。
  • 学生は対象外

高時給の看護師が扶養内で働く場合のシュミレーション

実際に扶養内で働く場合、どのくらいの時間数働けるのかまとめてみました。時給は1500円として計算します。

103万円以下で働く場合
1カ月57時間、1週間14~15時間の労働時間です。3~4時間の勤務を週3~4回くらいのペースになります。

130万円未満で働く場合
1カ月72時間、1週間18時間の労働時間です。6時間勤務で週3回、4時間勤務で週4回程度くらいのペースになります。

106万円以下で働く場合
1カ月58~59時間になるため、103万円以下で働く場合とそれほど差がありません。

扶養内で働くパート看護師の声

夜勤も時間外もないため時間がある程度自由になり、家族といる時間が確保できるが、忙しい時に時間だからと帰るのが心苦し時がある。

 

すぐに時間数(収入)の上限になってしまい、働く時間が少なくやりがいがあまり感じられない時がある。

 

自分のペースで働けるため、体と心への負担が少なく家庭との両立がしやすい。

まとめ【働き方・年収のラインを決める】

扶養外で働く場合は130万円~150万円台では手取りが増えず損をするケースが想定されます。

扶養内で働く場合はすぐに労働時間や収入が上限になってしまうことを考え、どの扶養範囲で働くかを配偶者と相談しましょう。特に従業員が501人以上いる病院や施設で働いている場合は転職等も視野に入れる方が良い場合もあります。

  • どのくらいの収入が必要なのか
  • ご自身はどのくらい働きたいと希望があるのか
  • 配偶者の収入を考えてどの働き方が得になるのか

場合によっては交通費や手当などがあれば実働時間を少なくしなくてはいけませんし、パートでも有給や昇給、時間外勤務があるところもありますので、働く時にはそのあたりもリサーチしながら自分にあった職場を探すことが必要です。

女性の離職原因には「結婚」「出産」というのが上位にあります。これは看護師も例外ではありません。

子育てと仕事の両立は大変だからと思う女性も多いですし、実際に負担も大きくなってきます。

ですが世の中には両立をしている方も多くいらっしゃいます。仕事をしていることで子供から離れる時間を持つことができ、良いバランスで子供と向き合えるということもあります。

上手に子育てと仕事を両立させるためには次のような方法があります。

  • 子供の預け先を確保する
  • 配偶者や家族の協力を得る
  • ワークスタイルに合った職場で働く

この3つは両立させるための方法であると同時に、両立を難しくしている原因でもあります。

原因1 保育所がない、入れられなかった

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2016年4月時点で全国の待機児童数は45,315人です。
働きたくても子供を保育所に預けられない状況がまだ続いています。

送迎を考えると職場から近く、時間に融通が利き、さらに夜勤をしている看護師の場合は夜間保育もあると安心、というように様々な条件を満たす保育園となると探すのがさらに大変になってきます。

    <解決策>

  • 早期から準備を始める
  • 預かり事業(短時間一時保育)の活用
  • 働き方の検討(フルタイム、短時間勤務)

特に認可保育所は競争率が高いため、生れる前から情報収集をして生れたらすぐに申し込みをするというくらい早めに準備を始めることも必要です。

場合によっては認証・認定保育所や認可外保育所も視野に入たほうが良いでしょう。

原因2 旦那の理解がない

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1日ハードに働いて子供を迎えに行き、帰宅して子供の話を聞きながら食事の準備、お風呂の準備、翌日の保育所の準備などをひとりですることは大変ですので、配偶者の理解と協力は不可欠です。

男性の中には家事は女性がするものと思い込んでいる方や、手伝いたい思いはあるが何をしていいかわからない、家事を今まで一度もしたことがないなどの理由で理解や協力が得られないことも考えられます。

    <解決策>

  • 子育て前に話し合いをする
  • ルールを決める
  • 感謝を伝える

まずはお互いに共働きになることを理解し納得しているかを確認する必要があります。
そして家事で協力して欲しい部分できるところできないところなどのすり合わせをするのが良いですね。

最初からハードルを上げずに少しずつ協力してもらえるように進め、してくれたことに対しては感謝の言葉を伝えることでより良い関係になります。

原因3 会社の理解がない

 

子育て中は何があるかわかりません。職場での協力が得られないと、休むことも一時的に抜けることも困難となり両立が難しくなります。

今の環境で両立ができるか事前によく考えることも大切です。

    <解決策>

  • 連絡を早めにする
  • ワークスタイルの変更

子育て経験者が多いと協力が得られやすいのですが、そうではない場合は子供の行事や予定を早めに伝える、体調が悪い時もその旨を早めに知らせるなど、理解を得られるような工夫もしましょう。
どうしても理解が得られないようでしたら、職場を変える、労働形態を変えるなども考える必要があります。

看護師が子育てに悩むその他の原因

看護師06

子育てと仕事の悩みには、 社会的な問題 職場環境の問題 個人の問題 の3つがあります。
社会的な問題には保育所の問題の他に就学児童の預け先の問題も含まれます。

保育所に入れたとしても小学校に上がったら放課後の過ごし方を考えなくてはいけません。
職場環境の問題では、子育てに対する制度が整っているかというところも大切な問題になりますし、時間に融通が利くかという点も大切です。
個人の問題は配偶者の勤務時間が長くて家事や育児の協力が得られないということもあります。本人は協力したくてもできない状況もあり得るのです。

細かく挙げていくとキリがなくなってしまいますが、両立をするにはいくつものハードルを越えることが必要だということです。

子育てと仕事を両立させやすい看護師の職場や環境、労働条件

看護師は職場の95%が女性ですので女性が働きやすい職場と言えるはずなのですが、病院の特性によっては子育てをしている看護師には働きにくい環境になることもあります。
働きやすい職場とはどのようなところなのでしょうか。

  • 残業が少ない、またはない
  • 夜勤が少ない、またはない
  • 休みが取りやすい
  • 家から近い
  • 育児に関する制度が整っている
  • 保育所や託児所がある
  • 人間関係が良い

制度や手当などの福利厚生が整っているのももちろんですが、時間の融通が利くことも良い労働条件と言えます。

まとめ【子育てと仕事の両立を諦めることはない】

子育てをしながら働いている看護師にとって考えなくてはいけない要素は3つです。

  • 社会的な問題▷子供の預け先
  • 職場環境の問題▷働きやすい環境
  • 個人的な問題▷周囲の理解と協力

解決しにくい社会的な問題もありますが、ひとつずつ不安な要素を周囲と相談しながら取り除いていきましょう。看護師の活躍の場は病院だけではなく、施設や市町村、学校、企業など様々です。

その中でワークスタイルに合う職場を選び、無理のない環境を自分で整えることで両立が可能になります。

看護師が子育てと仕事を両立させるには、非常勤(派遣)としての働き方や保育所・託児所完備の求人先で働くことがベストな選択でしょう。