看護師として相模原協同病院への転職を考えている。この病院に勤務経験のある看護師からの評判や年収などの実情を知りたい。あと、良い面だけでなく、悪い面もしっかり教えて欲しい。
この記事ではこういった疑問に答えます。
- 相模原協同病院が看護師から選ばれる3つの理由
- 相模原協同病院で働く看護師の様々な実情を調査
- 相模原協同病院が募集する看護師求人と採用試験
同院は、相模原における中核病院です。近隣にある北里大学病院には及びませんが、比較的このエリアでは高度な医療機能を持ちます。
2021年に新病院へ移転したため、病院は新しくとても綺麗です。移転を機に、医療機能の設備を高め、3次救急指定病院への転換を目指しています。
そんな移転したばかりの病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。
転職アドバイザー ジョブス
看護師めぐみ
看護師みき
相模原協同病院が看護師から選ばれる3つの理由
同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。
- その1:循環器領域の専門性を身に付けることができる
- その2:移転してまだ数年なので、綺麗な病院で働ける
それぞれ解説します。
その1:循環器領域の専門性を身に付けることができる
同院は、地域の循環器救急を支える重要な役割を担っています。
2次救急病院ではありますが、3次救急に近い救急搬送にも対応できる体制なので、循環器疾患の救命を最前線で経験することができます。
さらに、全国でも数少ないインペラ導入など、最新鋭の設備と技術を駆使した治療にも携わることができ、専門知識と技術を向上させることができるでしょう。
認定資格と専門資格の取得支援も充実しており、心不全看護やクリティカルケアなどの資格取得も可能です。これらの資格は、長期的なキャリア形成にも役立つはずです。
看護師めぐみ
看護師みき
その2:移転してまだ数年なので、綺麗な病院で働ける
同院は、移転してまだ数年なので、とても綺麗な病院で働くことができます。
清潔で明るい空間は、仕事のモチベーションを高め、ストレスの軽減にもつながります。さらに、最新の設備や機器が整っているため、業務効率も向上し、患者のケアにより集中できます。
しかし、動線が非常に悪く、外来から病棟や透析室などへの移動に時間がかかってしまうという問題があるとのことです。また、シャワー室が狭く介助スペースがないなど、不便な点もいくつかあるようです。
看護師みき
看護師めぐみ
相模原協同病院で働く看護師の様々な実情を調査
同院で働く看護師の実情を、5つの項目に分けて調査しました。
詳しくは各項目ごとに解説していますが、総合的に悪い内容が多かったです。
実情1:年収・給与の実情
年収については、同規模の病院と比べて少し低い水準です。
- 年収:470万円〜(経験3年)、515万円〜(経験7年)
- 夜勤手当:10,200/回
- 通勤手当:全額(ただし、最も安いルート)
- 住宅手当:10,000円/月(上限)
- 賞与:4.5ヶ月分
基本給や各種手当は低いのですが、夜勤回数がかなり多いので、夜勤で稼いでる感じとのことでした。
残業代は、未だに手書きで師長の承認が必要になります。申請できても月に20〜25時間程度で、師長の判断で削られてしまうようです。
通勤手当は、遠回りだとしても公共交通機関の最も安いルートで決められてしまいます。申請したルートとは違うルートを採用されたりするので、自腹で定期代を補填している人もいるようです。
看護師めぐみ
転職アドバイザー ジョブス
看護師みき
実情2:教育・研修の実情
教育体制については、キャリアラダーとテクニカルラダーの両面から看護師の成長を支援する教育体制が整っているようです。
しかし、研修の中には、目的が不明瞭な無意味だと感じる研修もあるとのこと。また、教育担当者はいますが、その人はその人で通常業務が忙しいため、十分な指導が受けられないという声も聞かれます。
看護師みき
看護師めぐみ
実情3:残業・離職率の実情
残業については、基本的にどの病棟も人員不足のため、毎日2〜3時間の残業は当たり前にあるとのこと。さらに、始業の1時間前ほど前から業務を始める人が多いようです。
また、夜勤回数が非常に多く、月に7〜8回は普通のようです。そのため、体調を崩しやすいとのこと。もはや夜勤専従の方が良いとの声もありました。
離職率については、2023年度だと新卒は0%で、既卒は15.9%です。新卒は0%ですが、いわゆる「新卒3年以内離職率」はかなり高い数値になるのではないかと推測します。
職員が退職する一方で、補充人員は新人ばかりで、現場は疲弊しているようです。また、人間関係の悪いとの声がとにかく、これも人員不足の一因と考えられます。
転職アドバイザー ジョブス
看護師めぐみ
看護師みき
実情4:福利厚生・育児支援の実情
福利厚生と育児支援については、残念ながら充実しているとは言い難いようです。
有給は、法定の最低日数である5日以上取得するのは困難とのこと。子どもの発熱で休んだ際に、有給を使わせてもらえず、代わりに別の日に出勤するよう指示されたケースもありました。理由は様々ですが、このような対応をされた人は複数いるようです。
医療費補助も月3,000円までと限られており、初診では簡単に上限を超えてしまいます。夜勤時には食事を注文できますが、患者と同じ料金を支払う必要があります。
さらに、病院は最寄駅から離れているため、近隣に住んでいない職員にとっては通勤が大変です。新築移転前には職員用のシャトルバスが運行される予定でしたが、予算の関係で中止になってしまいました。
看護師みき
実情5:経営状況・赤字かどうかの実情
相模原協同病院単体の経営状況は、開示されていませんでした。
ただ、実情を調べていくと、赤字経営であるため、人員不足だが人員の派遣要請が出来ないといった発表があったようです。なので、少なくとも黒字ではないことは間違いなさそうです。
転職アドバイザー ジョブス
看護師めぐみ
相模原協同病院が募集する看護師求人と採用試験
実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。
常勤職員の求人内容
同院では、中途者には、通常の募集である常勤以外に手術室や透析室、訪問看護師など、診療科や働き方ごとに求人を募集しています。
常勤職員の求人内容
職種 | 看護師 |
---|---|
雇用形態 | 正職員 |
応募資格 | 資格保有者 |
給与 | 470万円〜 |
勤務形態 | 2交代制 |
休日 | 4週8休制 |
選考方法 | 一次:書類選考、二次:個人面接 |
常勤職員の採用試験
採用試験は、「一次:書類選考、二次:個人面接」です。
採用の倍率は、かなり易しいです。とにかく人材不足が著しいので、面接の受け答えが問題なければまず採用されるでしょう。