看護師として済生会中津病院への転職を考えている。この病院に勤務経験のある看護師からの評判や年収などの実情を知りたい。あと、良い面だけでなく、悪い面もしっかり教えて欲しい。
この記事ではこういった疑問に答えます。
- 済生会中津病院が看護師から選ばれる2つの理由
- 済生会中津病院で働く看護師の様々な実情を調査
- 済生会中津病院が募集する看護師求人と採用試験
同院は、消化器と循環器領域に強みのある済生会グループの病院です。急性期から回復期まで担っていましたが、今年から回復期の機能を関連病院に移設しました。
病院の激戦区に位置する同院ですが、実際に働くとなるとどうなのでしょうか。現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。
転職アドバイザー ジョブス
看護師めぐみ
済生会中津病院が看護師から選ばれる2つの理由
同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。
- その1:消化器と循環器領域を深く学ぶことができる
- その2:資格取得支援として給与や賞与の保証がある
それぞれ解説します。
その1:消化器と循環器領域を深く学ぶことができる
同院は消化器と循環器領域に強みがあるため、これらの分野について深く学ぶことができます。
消化器領域であれば、消化器疾患への理解はもとより経管栄養管理や疼痛管理などについて。循環器領域においては、心臓モニタリングと循環動態管理などです。
病院の機能分化と同様に看護師にも強みが求められる時代なので、上記の分野に興味がある人にはおすすめです。
看護師みき
その2:資格取得支援として給与や賞与の保証がある
同院では、資格取得支援として給与や賞与の保証があります。
スクリーニング期間といって、あくまでも受験要件が満たされており、試験対策を行うための期間だけという縛りはありますが、それでも給与の保証はとても助かります。
看護師めぐみ
済生会中津病院で働く看護師の様々な実情を調査
同院で働く看護師の実情を、5つの項目に分けて調査しました。
実情1:年収・給与の実情
給与に関しては、同規模の病院と比べてかなり低めです。
- 給与:281,250円(夜勤込み)
- 夜勤手当:10,000円
- 通勤手当:33,000円
- 住宅手当:8,500円(単身者のみ)
- 賞与:4.3ヶ月分
各種手当の金額は低いですし、コロナ以降に賞与は減額されました。昇給においても毎年2,000円ほどです。業績が良い年は3〜5万円の臨時支給がありますが、そもそもの給与水準が低いですので不満を持つ人が多くいるようです。
転職アドバイザー ジョブス
実情2:教育・研修の実情
教育体制に関しては、クリニカルラダーに沿って行われます。また、看護管理者を目指す人には、マネジメントラダーが整備されています。
勤務時間内に研修を受ける(勤務中に抜けるスタイル)ことになるので、残業にはならないことは嬉しいです。ただ、先輩からの指導内容に違いがあるって声がチラホラありました。
看護師みき
実情3:残業・離職率の実情
残業に関しては、前残業が当たり前になっていて、前残業をしないと業務に間に合わない時間配分になっているとのこと。また、残業を申請してはいけないプレッシャーがあるようで、終業のタイムカードを押してから残業をしたことがあるといった意見もありました。
離職率に関しては、公表しているデータはありません。ただ、3年以下の若手か10年以上のベテランが多いそうです。中堅層が定着していないんですね。
あと、上下関係の意識が強く、雑務は若手がやって当たり前的な風土があるようです。この不満はとても多かったです。
看護師めぐみ
実情4:福利厚生・育児支援の実情
福利厚生と育児支援は、充実しているとは言い難いです。制度はあっても実際に機能していない感じですね。
時短勤務のママ看護師でも大半が残業している状況です。また、2連休は月に1回程度で祝日は休み扱いにならないので、年間休日数は少なめです。
看護師みき
実情5:経営状況・赤字かどうかの実情
同院のみの経営状況は公表されていません。が、済生会グループとしては、前期は568億円の純利益、一昨年も黒字でした。ただ、それ以前は長らく赤字でした。
転職アドバイザー ジョブス
済生会中津病院が募集する看護師求人と採用試験
実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。
常勤職員の求人内容
同院では、夜勤ありの常勤と非常勤の求人を募集しています。新卒メインの採用を行なっているので、中途の採用枠は少数です。
常勤職員の求人内容
職種 | 看護師 |
---|---|
雇用形態 | 正職員 |
給与 | 281,250円(夜勤5回込み) |
勤務形態 | 2交替 |
休日 | 4週8休制(月8〜9日) |
選考方法 | 一次:面接、二次:役員面接 |
常勤職員の採用試験
採用試験は「一次:面接、二次:役員面接」です。一般的な看護師の採用試験とは違い、面接を2回行います。小論 文や筆記試験の対策をしなくて済みますが、面接対策は必須でしょう。