【大阪警察病院】看護師から選ばれる２つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、（これといった明確な強みがあるわけではないのですが）四大疾病を中心とした先進医療に注力してきた病院です。現在、新病院を建設中で、近隣にある第二病院と統合する予定です。

急性期病院が乱立する中心地近辺で高い病床稼働率を維持していますが、実際に働くとしたらどうなのでしょうか。現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてください。

大阪警察病院が看護師から選ばれる２つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：急性期看護の実践力が身に付く

ありきたりですが、同院で経験を積むことにより急性期看護の実践力が身に付きます。

と言うのも、同院は三次救急ということもあり、日々多くの患者が来院します。具体的には、「入院患者16万人・外来患者32万人・病床稼働率85％」です。この規模の病院にしては、それなりに多い患者数です。

そのため、看護手技や適切なケア計画など、実践を通して多くのことが学べるでしょう。新病院においても救急医療体制に強みをもつ病院にしたいようなので、急性期看護を学ぶには良いかと思います。

その２：労務改革が少しずつ進んでいる

同院では、職員が長く働き続けられるよう労務改革が少しずつ進んでいます。

看護師であれば、患者の受け持ち数を日勤4人・夜勤11人と負担が大きくなりすぎないようにしています。年間休日においても、今まで4週6休でしたが4週8休に変更されました。

また、数年前に院内保育所が開設されました。定員30人ほどの小規模にはなりますが、ママ看護師にとっては助かりますね。

大阪警察病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、同規模の病院と比べて低い水準です。

コロナによる患者数の減少により賞与が減額され、春に支給されていた特別支給もなくなってしまいました。また、夜勤手当が少ないことに対する不満が多いです。

実情２：教育・研修の実情

教育体制は、ラダー別の研修が用意されています。しかし、研修内容に関する良い評価は特段聞きませんし、コロナ以降どの研修も短時間で行われるようになったことで中身の薄い研修が目立つといった声が多いです。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、日勤・夜勤問わず忙しいとの不満がとにかく多いです。1時間半〜2時間の残業はデフォルトで、休憩もろくに取れないとのこと。

離職率に関するデータは公表されていませんが、人間関係に対する不満が多いようで、それなりに高い離職率だと予測できます。実際、この規模の病院にしては、看護師数がかなり少ないです。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援は、ようやく一般的な水準に近づいてきた状況です。（同規模の病院と比べた場合）

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

民間病院なので経営状況は公開されていません。ただ、経営状況による賞与の2割カットが行われたので、良好な経営状態ではないのでしょう。

大阪警察病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤のみを募集をしています。新病院を見越しての求人募集をしていることもあり、中途採用者でも積極的に採用しています。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次：書類選考、二次：面接・小論文」です。賞与を減額したあたりから退職者が増えたので、慢性的な人材不足です。落とすような試験ではないので、よほどのことがない限り不採用にはならないでしょう。