看護師として堺市立総合医療センターへの転職を考えている。この病院に勤務経験のある看護師からの評判や年収などの実情を知りたい。あと、良い面だけでなく、悪い面もしっかり教えて欲しい。
この記事ではこういった疑問に答えます。
- 堺市立総合医療センターが看護師から選ばれる3つの理由
- 堺市立総合医療センターで働く看護師の様々な実情を調査
- 堺市立総合医療センターが募集する看護師求人と採用試験
同院は、堺エリアで唯一の救命救急センターを設置する基幹病院です。新築移転してからまだ8年ほどなので、病院は綺麗で医療機器も最新のものが揃っています。
そんな地域で重要な役割を担っている病院ですが、看護師として働くとしたらどうなのでしょうか。実際に現場で働いている人の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。
転職アドバイザー ジョブス
看護師みき
看護師めぐみ
堺市立総合医療センターが看護師から選ばれる3つの理由
同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。
- その1:救急医療と高度な専門医療に力を入れている
- その2:専門性の高い院内研修でレベルアップできる
- その3:病院が綺麗で医療機器が新しい、動線も良い
それぞれ解説します。
その1:救急医療と高度な専門医療に力を入れている
同院は、救急医療と高度な専門医療に力を入れています。そのため、救急看護に強みと実践能力の高い看護師として成長することができます。
もともと堺市には救命救急センターがありませんでした。しかし、この地に同院が移転してから、年間9,000件を超える救急搬送があります。今では救急ネットワークの中心ですね。
また、最新の医療機器を導入したことにより、脳卒中や心筋梗塞など高度な医療機能が必要な疾患への対応も十分にできるようになっています。
看護師みき
その2:専門性の高い院内研修でレベルアップできる
同院では、専門性の高い院内研修で看護レベルの向上を図っています。
実際、同院には同院の規模にしては多くの専門・認定看護師が在籍しています。これはひとえに、キャリア支援の成果が出ている結果でしょう。付け加えると、病床数に対する看護師数が他院と比べて多いので、学習時間をしっかりと確保できたということもあるかと思います。
なお、去年から人材育成の一環として「育成サポートセンター」が設置され、”人間力”を育成する組織が設置されました。(いくら仕事ができても、人間性に問題があると周りに悪影響ですからね。)
看護師めぐみ
その3:病院が綺麗で医療機器が新しい、動線も良い
冒頭ですでに述べていますが、病院が綺麗で最新の医療機器が揃っています。さらに、効率的な業務を行えるように、移動の動線が考えられて設計されています。
付け加えると、研修用の練習機器は新しいものを利用できますし、仮眠室はプライバシーが確保され一人一つのベッドで寝れるようになっています。
看護師みき
堺市立総合医療センターで働く看護師の様々な実情を調査
同院で働く看護師の実情を、5つの項目に分けて調査しました。
実情1:年収・給与の実情
同院の給与水準は、この規模であれば悪くありません。この規模の民間病院だと各種手当や賞与はもっと低いです。
- 給与:314,806円〜
- 夜勤手当:11,500円
- 住宅手当:25,000円
- 通勤手当:50,000円
- 賞与:4.4ヶ月分
残業代は申請制なので申請すれば貰えますが、申請すると師長から嫌味を言われることがあるようです。そのため、全てとは言いませんが、サービス残業になっている現状があります。(部署次第のようです。)
転職アドバイザー ジョブス
実情2:教育・研修の実情
すでに述べた通り研修は充実していますが、それに付随する課題も多いです。あくまでも自己学習の範囲なので、残業代は付かないですしモチベーションの維持が難しいとのこと。
看護師めぐみ
実情3:残業・離職率の実情
残業に関しては、とても多いです。毎日最低1時間、忙しい時だと2〜3時間、4時間残業することもザラにあるとのこと。さらに、就業1時間前の前残業が常態化しているようです。
離職率は、公表していません。平均年齢が36.2歳ということ、毎年の採用人数が50人少しなので、そこまで高くない離職率だとは思います。
しかし、新人を詰めることが趣味のようなお局や昔の公務員の感じで態度が大きいお局などが一定数いるようです。
転職アドバイザー ジョブス
実情4:福利厚生・育児支援の実情
福利厚生と育児支援は一般的なことは整備されています。しかし、実際にはきちんと活用できていないようです。
病児保育対応の院内保育所や、子どもが小学校にあがるまでは時短勤務ができます。時短勤務は、「午前中のみ・週3・週4」などのパターンから選べます。しかし、師長次第ですが、時短勤務を希望すると露骨に嫌味を言われることがあるようです。
他には、突然休みを言い渡されることがしばしばあるとのこと。夜勤入りの日に突然、休みを言われることがあり、そこで有給を使われる、、、希望していないところで休日を取ることになり、有給がない状態となる、、、といった状態のようです。休みを突然言い渡されることに関する不満の声は本当に多かったです。
看護師みき
実情5:経営状況・赤字かどうかの実情
ここ2年は黒字決算ですが、その前の年以前はずっと赤字でした。現状の黒字もコロナ関連の補助金による助力が大きいので、純粋な経営力は高くないです。
経営状況の話とは少しずれますが、最新の事業議事録を確認して最も印象的だったのは「新陳代謝が悪い」といった内容でした。簡単に訳すと、努力をせずに現在の地位に甘んじている人が一定数いるといったことです。害悪となる人材への対処について、問題に感じているようでした。
転職アドバイザー ジョブス
堺市立総合医療センターが募集する看護師求人と採用試験
実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。
常勤職員の求人内容
同院は、夜勤ありの常勤や非常勤、夜勤専従など複数の働き方での求人を募集をしています。夜勤ありの常勤の場合、新卒メインの採用を行なっていて、中途採用枠は4〜5人ほどです。少ないですよね。
常勤職員の求人内容
職種 | 看護師 |
---|---|
雇用形態 | 正職員 |
応募資格 | 資格保有者 |
給与 | 314,806円〜 |
勤務形態 | 2交替・3交替(部署による) |
休日 | 4週8休制(月9〜10日) |
選考方法 | 一次:書類選考、二次:適性検査・小論文・面接 |
常勤職員の採用試験
採用試験は「一次:書類選考、二次:適性検査・小論文・面接」です。適性検査は事前にWeb上で受講するパターンです。年に3回ほどしか採用選考を行わないので、早めの行動が大切です。