【徳島県】看護師が転職したい人気病院ランキング！評判や給料を比較

徳島県内には約110の病院があります。人口10万人あたりの病院数では全国3位、医師数や看護師数も全国平均を上回るなど医療資源が豊富な県です。

しかし、主要病院の多くは徳島市のある東部圏域・小松島市のある南部圏域に集中しており、県内で働く看護師の約7割が東部圏域で就労するなど、医療格差が顕著な県でもあります。

一極集中型の医療的課題はありますが、大規模な主要病院は設備・教育体制・福利厚生が充実しているため、転職先の候補として人気があるのも事実です。

今回は徳島県内で転職先をお探し中の看護師さんに向けて、徳島市・小松島市を中心とした都市部の人気病院をランキング形式で紹介します。

様々な病院を比較・検討して、自分にぴったりの病院を見つけてください。

徳島県の看護師が転職したい人気病院ランキング９院

徳島県内にある全109病院を、経営力、病床の稼働数、離職率、給料、サービス残業、看護師の口コミなどを総合的に分析し、ランキング形式で紹介します。

病床数の少なさと離職率と年収の悪さは比例しているため、診療所やクリニックはランキング外としています。

１位：徳島県立中央病院

 
徳島県全体の医療を支える、県内屈指の基幹病院

同院は平成24年に新病院が完成し、ドクターヘリや手術支援ロボット「ダヴィンチSi」などの充実した医療設備・体制を備えた県内屈指の基幹病院です。

また、隣接する徳島大学病院とは連絡ブリッジで接続されており、この2つの病院が「総合メディカルゾーン」として県民医療の拠点となっています。

「県民に世界的標準医療を提供する」をモットーに、質の良い高度医療と、それを提供する医療従事者の育成に力を入れている病院です。

全国的に注目される巨大メディカルゾーンでスキルアップが狙える

「県民医療の最後の砦」として高度急性期医療を提供する同院は、最高水準の医療設備と専門性の高い同僚に囲まれ、看護師のスキルアップ・キャリアアップを目指す方にはもってこいの環境です。

院内には11分野15名の認定看護師・1分野1名の専門看護師が在籍し、看護のレベルアップに貢献しています。

福利厚生として、コンビニ・カフェ・ATM・フリーWi-Fiなどの設備、24時間対応の院内保育があり、利便性が良いのも魅力です。院内保育は生後2か月〜就学前までのお子さんを預けることができます。

徳島県立中央病院の基本情報

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２位：徳島大学病院

 
高度急性期・先進医療を担う、県内唯一の特定機能病院

同院は県内最大の696床を有し、2017年度の外来患者数は34万人、入院患者数は21万人を超える大規模病院です。

また、徳島県立中央病院と隣接し巨大な「総合メディカルゾーン」を形成しており、高度先進医療の研究・開発・実施を行う県内唯一の特定機能病院として、県内外から多くの患者さんを受け入れています。

院内には、コンビニ・レストラン・美容室・郵便局・銀行ATM・図書室などを有し、アメニティが充実しているのも特徴です。

医療人として、より高みを目指したい人には絶好の職場環境

高い専門性を持った医療人の育成は大学病院の使命です。同院では、さまざまな職種が連携して生涯研修とキャリア形成支援に取り組むとともに、徳島大学の学部や大学院と連携を取り、一貫した医療人教育やシミュレーション教育を実践しています。

このように、最先端の医療現場で働きながら充実した教育・研修を受けられるため、医療人としてより高みを目指したいという方にとっては絶好の職場環境といえます。

また、キャリアアップに関する相談窓口としてのサロン設置や、女性職員の働きやすさ・全職員の働き方の選択を拡大することを目的にワークライフバランスを推進するなど、キャリア開発や就労環境の改善に積極的に取り組んでいます。

徳島大学病院の基本情報

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３位：徳島赤十字病院

 
「断らない医療」がモットー、県内唯一の高度救急救命センター指定病院

同院は地域の中核病院として高度専門医療・救急医療・災害救護を展開し、2018年には四国で初めて「開胸しない心臓手術」を成功させた病院です。

また、県内で唯一高度救急救命センターの指定を受けており、2017年度のドクターカー出動件数は659回を数え、高度急性期医療に力を入れています。

24時間365日「断らない医療」の実現のため、最新の医療設備と研修機材を揃え、専門性の高い職員の育成に力を入れているのも特徴です。

子育て支援は県内トップクラス！ママさん看護師も安心して働ける

日赤という大企業が母体であるため、同院の福利厚生は公務員並みといっていいほど充実しています。

とくに、育児休暇は子供が3歳になるまで取得可能となっており、1歳になるまでの1年間は給与の約8割が手当として支給されます。

ほかにも、6歳までの短時間勤務制度・子供の看護休暇（年間5日以内）・院内保育など子育て支援が充実しており、多くのママさん看護師が制度を利用しながら働いています。

徳島赤十字病院の基本情報

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４位：徳島市民病院

 
市民の地域医療・急性期医療・災害医療を担う、公立総合病院

同院は80年以上の長い歴史があり、2010年には屋上ヘリポートを有する新病院が完成しました。

周産期母子医療・関節治療・がん治療を3本柱とし、とくに周産期母子医療は県内トップレベルの分娩件数を誇ります。

最新の設備と専門性の高い医療スタッフを配置し、胎児・新生児に対する高度医療に対応できる体制が整っています。

病床数は335床と中規模ですが、地域医療支援病院・災害拠点病院・地域がん診療連携拠点病院として地域の中核的役割を担う病院です。

周産期医療・関節治療・がん治療が3本柱の、中規模ながら専門性の高い医療が自慢

同院は病床数としては中規模ですが、公立総合病院としての充実した診療科の中でも、とくに周産期・運動器疾患・がんの3本柱に力を入れています。

NICU・GCU設備が整った環境での新生児高度急性期〜回復期医療や、高齢者特有の運動器疾患に対する迅速な治療・早期リハビリなど、高い専門性を身につけるには絶好の環境と言えます。

徳島大学病院と連携し、医療従事者の教育・研修期間としての役割も担っているため、働きながらスキルアップしたいという方に特におすすめの病院です。

徳島市民病院の基本情報

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５位：徳島県鳴門病院

 
県北部から近畿医療圏の一翼を担う、県北部唯一の公的総合病院

同院は県北部をはじめ、香川県東部や兵庫県淡路島の医療圏をカバーする307床の中核病院です。

平成25年4月、前身の社会保険鳴門病院から地方独立行政法人に生まれ変わって再スタートし、2次救急・災害拠点病院・地域医療支援病院としての役割を担っています。

精神疾患を除く14診療科を有し、その中でも手の外科センターによる各種手術・形成外科による乳房再建は病院の特色であり、県内外で高い評価を得ています。

外科領域の実績が豊富！外科看護を学びたい方や経験者におすすめの病院

同院は整形外科領域の実績が豊富で、手の外科・脊椎脊髄疾患がその多くを占めています。

とくに「手の外科センター」の治療実績は県内だけでなく、県外の患者も積極的に受け入れています。また、形成外科による乳房再建手術は県内トップクラスの実績を誇ります。

外科領域の経験がある方、これから専門性を高めたい方には絶好の環境といえるでしょう。

徳島県鳴門病院の基本情報

徳島県鳴門病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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６位：徳島健生病院

 
急性期から在宅まで、チーム医療が充実した地域密着型病院

同院は、徳島市内外に複数のクリニック・歯科医院・在宅ケアセンターなどを運営する徳島健康生協のセンター病院です。

内科・外科・整形外科・脳神経外科・眼科・人工透析・リハビリテーションなど総合的な診療を行い、2次救急にも対応しています。

在宅訪問診療、デイケアなど在宅部門も充実しており、地域密着型のチーム医療を体現する病院です。

2020年には新病院がグランドオープン予定！

同院は2019年度に新病院建設に着工を予定しており、2020年には186床の新病院がオープン予定です。

一般急性期・地域包括ケア・回復期リハビリ・医療療養型の4つの病棟を有する地域包括ケアミックス病院として、さらなる発展が期待されています。

新しい設備の中で、地域に密着した総合的なチーム医療を実践することができます。

徳島健生病院の基本情報

徳島健生病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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７位：東徳島医療センター

 
呼吸器疾患、重症心身障害児（者）の専門的治療を行う政策医療施設

同院は、全国に142の病院を展開する国立病院機構グループのひとつで、政策医療である呼吸器疾患・重症心身障害児（者）の治療を中心に行う病院です。

平成34年度には難病治療を専門とする徳島病院との統合が予定されており、専門医療施設としてのさらなる発展・強化が期待されています。

平成29年より地域包括ケア病棟の運用も開始し、困難症例に対する在宅復帰支援や、チーム医療に力を入れているのが特徴です。

国内最大の医療ネットワークと、着実にキャリアアップできる環境が魅力

国内最大の医療ネットワークが魅力の国立病院機構。全国にグループ病院があるため、家族の転勤や自身のキャリアアップの希望がある場合は、全国各地のグループ病院へ異動サポートを受けることができます。

また、より専門性の高い人材を確保するため、退職せず国立看護大学研究過程や大学院への進学できる「研究休職制度」があるのも特徴です。

着実にキャリアアップできる支援体制が整っているため、看護師としてスキルアップ・キャリアアップを目指す方には理想的な病院といえます。

東徳島医療センターの基本情報

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８位：博愛記念病院

 
予防・治療・リハビリを一貫して提供する、大規模多機能施設の中核病院

同院は、全国に26病院を展開する平成医療福祉グループの母体として、回復期・慢性期を軸とした医療を提供する病院です。

病院敷地内には老人保健施設・特別養護老人ホーム・ケアハウスなどを併設し、入院・入所の総床数は507床にもなる大規模多機能施設となっています。

2次救急指定病院でもある同院は、入院から退院後までの一貫したサービスと、医療だけでなく介護・リハビリにも重点を置き、急性期から長期療養生活に対応しているのが特徴です。

働きやすい環境でスキルアップが目指せる！

同院の残業時間は月0〜5時間、勉強会も時間内に開催されており、ワークライフバランスを取りやすい環境です。

院内には5名の特定行為研修修了看護師が在籍するほか、病棟看護師が退院後に患者の自宅を訪問する「在宅支援看護師」を育成するなど、着実にスキルアップできる体制が整っています。

病院敷地内に介護施設を併設するほか、通所・訪問系サービスも展開しているため、慢性期や在宅看護をより専門的に学びたい方にとっては絶好の職場といえます。

博愛記念病院の基本情報

博愛記念病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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９位：阿南医療センター（建設中）

平成31年5月に、阿南共栄病院と阿南医師会中央病院が統合され、新たに「阿南医療センター」として開院します。

阿南市および県南部の地域医療を支える基幹病院として、一般急性期・回復期リハビリ・地域包括ケア・緩和ケア・療養の5つの病棟を設置し、病床数は398床を予定しています。

付帯施設として訪問看護・居宅介護支援事業所、病院屋上にはヘリポートが設置され、急性期から在宅ケアまで幅広く医療を提供する病院として期待が高まります。

まとめ：徳島県内は人口減少と慢性的な医師不足で病院統合の流れが進んでいる

徳島県は、人口減少に加え医療の一極集中が顕著な県です。その影響は都市部以外の病院の慢性的な医師不足・患者数減少による経営の非効率化を招いています。

今回ご紹介した東徳島医療センターと現在建設中の阿南医療センターも、それらの課題を解消するために統合の道を選び、経営の立て直しを図っています。

今回ランキングでご紹介した病院の中には高給与の施設がいくつかありましたが、転職の際には病院の経営状態・将来性を十分にチェックし、ニュースや口コミで最新の情報を入手することをおすすめします。

徳島県で求人を探すなら転職エージェントの活用は必須

転職エージェントを活用することで、病院の内部情報を事前に確認できるので、ミスマッチを防ぎ、地雷病院を避けることができます。

また、年収アップや希望する診療科への配属交渉もしてくれるため、病院へ直接応募するよりも有利な条件で転職をすることができます。

大手転職エージェントですと「レバウェル看護・マイナビ看護師・ナースフル」が有名どころですが、特にオススメできるのが「マイナビ看護師」です。

実地調査に力を入れているので内部情報に詳しく、給与アップの実績も豊富なので、口コミ評価が高いことが特徴です。

ただし、ランキングで紹介した人気病院を含む条件の良い求人は、募集があると応募者が殺到するので、すぐに締め切りになってしまうケースが大半です。

そのため、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、情報収集は怠らず、すぐに行動できるよう準備しておく事が転職で失敗しないためのコツです。

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