転職初日、これから1日の大半を一緒に過ごすことになる同僚への挨拶はとても重要です。
初対面の印象は根強く、そこで感じた印象は後々まで影響を及ぼします。
つまり、初対面で良い印象を得ることができれば、働きやすい協力的な関係を築くことができるのです。
この記事では、好印象を与えるための挨拶例と、中途入社における確認すべきことを解説します。
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看護師みき
看護師めぐみ
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挨拶は短く端的に!最低限これだけは言うべき3点
好印象を与える挨拶の基本はシンプルです。
「短く端的に」必要なことだけを伝えることです。
聞いてもいないのに長々と今まで経験してきたキャリアを伝える必要はありません。
転職初日の挨拶で伝えるべきは事は以下の3点です。
- 名前
- 前職に関して
- 意気込み
緊張すると意外と自分の名前を言わずに本文に入ってしまうので意識して気をつけましょう。
また、前職に関してはどの診療科でどんな業務に従事していたかで十分です。
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例文1:病院から病院へ転職した挨拶令
看護師●年目の○○です。
前職は500床の総合病院で、循環器内科病棟に勤務していました。
こちらでは配属される診療科が違うので、初めは手間取ってしまうかもしれませんが、業務に早く慣れるよう頑張ります。
よろしくお願いします。
病院から病院への転職は、病床規模が異なっていても基本業務に大きな変化があるわけではありません。
違いとしては、病院独自の業務マニュアルや看護記録方法が挙げられます。その違いを早い段階で把握できれば、スムーズに業務に従事できるでしょう。
「前職場ではこうだった」「こっちのやり方の方が効率的」など師長や主任と信頼関係ができていない段階で要望を伝えても、印象を悪くしてしまうだけですので、まずは全体を見れるよになることを優先しましょう。
病院から介護施設へ転職した挨拶令
看護師●年目の○○です。
前職では、がん研究有明病院の緩和ケア病棟に勤務していました。
介護施設での勤務は初めてなので不慣れなことも多く、ご迷惑をかけてしまうかもしれませんが、早く業務に慣れるように頑張ります。
そして、緩和ケアの経験を入居者様にも活かせればと思っています。
これからどうぞよろしくお願いします。
病院と介護施設では患者(入居者)が求めている事は異なります。
病院では患者、介護施設では入居者と呼称されるように、介護施設は入居者にとって「生活の場」です。
そのため、経験が豊富な看護師だとしても決して自分の技術や知識をひけらかすようなことはせず、介護スタッフと協力し合う姿勢を挨拶で伝えてみましょう。
ブランクから病院へ再就職した挨拶令
看護師の○○です。
前職では3年循環器内科病棟に勤めていましたが、退職したのち数年間のブランクがあリます。
ブランク期間の知識の遅れを穴埋めして、早く業務感覚を取り戻せるように頑張ります。
よろしくお願いします。
ブランクからの転職の場合、ブランクの経緯や期間まで伝える必要はありません。
あくまでもブランクがあった点を伝えれば挨拶としては問題ありません。
ブランクの長さによりけりですが、業務感覚を取り戻すためにはどうしても同僚に手間を取らせることになります。
素直に迷惑をかけることを伝えた上で仕事に関する意気込みを伝えましょう。
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話す内容より声のトーンや表情を意識しよう
話す内容だけでなく、声のトーンや表情も意識すればより良い印象を持ってもらうことができます。
声のトーンに関しては、ハキハキと気持ち高めの声色を意識すると良いでしょう。
ごもった声や小さくて聞こえない声は、拒絶するような印象を与えてしまうため注意が必要です。
表情に関しては、真顔からわずかに微笑んでいる程度の表情が理想です。
伏し目がちだったり、口角が下がっていると、話しにくい印象を与えますので、声のトーンと同様に注意しましょう。
業務内容の確認は誰に質問すべきかた聞いておく
挨拶の内容とは多少脱線しますが、転職初日に確認しておくべき重要な項目です。
中途採用の場合、教育担当者がきちんと決まっていないことがあります。小規模であればあるほどその傾向は顕著です。
ベテラン看護師だったとしても、初めての環境でまず何から手をつけるべきかわからないものです。
そんな時のために、あらかじめ挨拶の前後や転職活動の過程で「誰がオリエンテーションをしてくれるのか」「誰が教育担当者なのか」をはっきりさせておくべきです。
基本的には主任が担当することになりますが、管理者は時間的に指導の余裕がないので、他の看護師に指導を一任していることもあります。
働きやすい環境作りのためにも確認しておきましょう。
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まとめ:良い印象作りは挨拶から!
自分にとって心地よく働くためにも、良い印象作りは大切です。
そして、その印象作りは転職初日の挨拶から始まります。
挨拶内容を考えず、その場の雰囲気で話そうと思ってもなかなか難しいものです。
あらかじめ挨拶内容を決めておき、話し方や表情を意識しましょう。