【長野・松本】看護師が転職したい人気病院ランキング！評判や給料を比較

全国的にも有名で、高度先進医療を行っているレベルの高い病院が多く存在する長野県。特に長野市・松本市には、提供医療・教育の水準が高く設備も整った病院が多く集中しています。

現在、長野県内で転職活動を行っている方の中にも、「このあたりの地域で働きたい」と考えている人が多くいるのではないでしょうか。

そこで今回は、優秀な病院が多くあり、転職先としての需要も高い長野市・松本市周辺の病院をランキング形式で紹介します。

病院の雰囲気や看護部の年齢層、キャリアアップ支援体制など様々な面に目を向けながら、自分にピッタリの病院があるか探してみてください。

長野市・松本市の看護師が転職したい人気病院ランキング９院

長野県内にある全130病院を、経営力、病床の稼働数、離職率、給料、サービス残業、看護師の口コミなどを総合的に分析し、ランキング形式で紹介します。

病床数の少なさと離職率と年収の悪さは比例しているため、診療所やクリニックはランキング外としています。

１位：信州大学医学部附属病院

 
長野県を代表する高度先進医療の担い手

同院は長野県唯一の国立大学病院であり、特定機能病院でもあります。

大学病院としての「診療・教育・研究」の役割を担うと同時に、高度救命救急センター、地域周産期母子医療センター、難病医療拠点病院、長野県DMAT指定病院などの認定を受け、長野県を代表する基幹病院として信頼されています。

2018年4月には、ハイブリッド手術室やがんセンター、生殖医療センターなどを備えた「包括先進医療棟」が完成し、更に高度で先進的な医療が実現可能になったと共に、より多くの手術を行える環境が整いました。

プロフェッショナル・エキスパートとしての看護職を追求できる

全国的に見ても医療レベルの高い同院には、信州大学だけでなく、北海道から沖縄まで全国各地の看護系学校から入職者が集まります。

臨床に沿った演習ができる先端医療教育研修センターやe-ラーニングなど、自発的に繰り返し学べる環境が整えられており、自律的に学びステップアップする看護師が多く在籍しています。

キャリアアップ支援体制も充実しており、専門・認定看護師の資格取得支援のほかに、海外留学支援制度や全国の国立病院に転勤して経験を積める制度なども用意されています。

信州大学医学部附属病院の基本情報

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２位：長野赤十字病院

 
多職種による緊密な連携で「断らない救急」を実現

長野県には全部で６つの赤十字病院があり、同院はその中で最も大きい規模を誇っています。

救急医療・がん診療・周産期母子医療に重点を置き、全診療科・全職員が協働し対応力を高めることで、救急車応需率99.67％という高い実績を築いています。

大学病院に準ずるDPC特定病院群（U群）の指定を受けており、広域医療圏を支える基幹病院としての機能を強化するため、現在、隣接する若里多目的広場への移転計画を進めています。

赤十字グループのメリットを利用して長く働こう

赤十字病院は全国に92病院あり、配偶者の転勤や親の介護などで現在の職場を離れざるを得なくなった場合、キャリアを継続したまま他の赤十字病院に異動できる制度があります。

グループ全体として子育て支援にも力を入れており、妊娠中の通勤緩和措置や、子供が３歳に達するまでの育児休暇、産後の時間外勤務・深夜勤務・休日勤務の免除などのサポート制度が設けられています。

そのため、様々なライフイベントに直面した場合でも、柔軟に働き方を変えて看護師の仕事を続けることができます。

長野赤十字病院の基本情報

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３位：相澤病院

 
幅広い疾患に対応しトータルケアを提供する急性期基幹病院

同院は、1908年開院という非常に長い歴史を持つ病院です。

地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、中信地区新型救命救急センターなどの指定を受けており、屋上にはヘリポートも備えています。

心臓病大動脈センター、回復期リハビリテーションセンター、スポーツ障害予防治療センターなど専門性の高い診療センターを多数擁しており、幅広い疾患に対して対応可能な体制を整えています。

また、陽子線治療による低侵襲のがん診療にも力を入れており、長野県では初となる小児腫瘍の陽子線治療も行っています。

教える側も教えられる側も少ない負担で効率的に

同院の看護部では、チーム全体で新人を育てる独自の制度「Ai-ness（アイネス）」に基づいた教育を行っています。

複数の担当者がチームを組んで教育にあたることで新人の看護観や交流の幅を広げ、教育者自身の負担も減らす狙いがあります。

また、点滴の針の刺し方などの手技や看護手順の基準を定めて院内で統一しているため、人によって教え方が異なってしまう問題を防ぎ、標準化された一定品質の看護の提供を実現しています。

相澤病院の基本情報

相澤病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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４位：諏訪赤十字病院

 
医療機能がますます充実中の諏訪地域の基幹病院

同院は諏訪医療圏の中で最も規模の大きい病院で、長野赤十字病院と同様に、救急医療・がん診療・周産期母子医療を重点医療としています。

PET-CTや手術ロボット「ダ・ヴィンチ」の導入、NICUの開設など、近年はハードの整備に力を入れており、2018年度中には「第4次中期経営計画」に基づき、手術室の増室や患者支援センターの開設が行われる予定です。

また、地域医療支援病院として急性期から在宅への橋渡し役という重要な役割を担っており、かかりつけ医との連携の強化や、諏訪地域の医療従事者に対する研修会の開催なども積極的に行っています。

独自の看護方式で安全・効率的なチーム医療を推進

福利厚生やキャリアアップ支援制度は、長野赤十字病院と同じく赤十字グループ共通の待遇を受けることができますが、賞与の支給実績は諏訪赤十字病院のほうがやや高くなっています。

また、看護方式はチームナーシング制と継続受け持ち方式を組み合わせた独自のものを採用しています。

2013年からは二人三脚で日勤を行うバディー制を新たに加えたことで、安全性を更に高め、チームで協働・連携して看護に取り組む体制が構築されています。

諏訪赤十字病院の基本情報

諏訪赤十字病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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５位：長野市民病院

 
2016年に独法化、がん診療で名高い急性期病院

同院は全国的にも有名な、がん診療に強みを持つ病院です。

放射線治療、化学療法、緩和ケア、がん相談支援の機能を集約したがんセンターを備え、集学的治療を行うと共に心身に負担のかかりにくい治療に努めています。

また、救急診療および脳・心臓血管診療にも力を入れており、年間約4,000台の救急車と年間約50台の救急ヘリを受け入れています。

2016年4月1日に経営形態を地方独立行政法人へ移行し、市から独立することで自由度の高い経営が可能となりました。

地方公務員ではないものの、待遇面でのデメリットは無し

同院に入職した場合の身分は、地方公務員ではなく地方独立行政法人長野市民病院職員となります。

しかし、給与水準や最大３年間の育児休暇が取れるなどの福利厚生は変わらないため、地方公務員でないことのデメリットはこれといってありません。年間休日数も120日以上あり、私生活との両立もしやすくなっています。

専門・認定看護師の資格を元々持つ人も積極的に採用しているため、今までの病院では専門性があまり発揮できなかったという人も活躍できるチャンスです。

長野市民病院の基本情報

長野市民病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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６位：長野松代総合病院

 
急性期から慢性期まで、地域と共に歩む総合病院

26診療科、11センターを備える同院は、長野市南部千曲市、須坂市、坂城町、上田市真田町までの医療圏をカバーする地域中核病院です。

2005年に北信地域で唯一のヘリポートを備えた免震構造の新病院へとリニューアルを行い、手術部等の機能を強化、医療機器も最新のものに入れ替え、急性期総合病院として更なる進化を遂げました。

ロビーでは毎月ピアノやコーラスのコンサートを開催、院内には四季折々の美しい生け花が飾られ、患者の心を和ませています。

グループ研修や自己啓発でステップアップ

JA長野厚生連ではグループ病院全体を対象とした研修会があり、交流の幅を広げると共に、普段とは違う刺激の多い環境で、より自己を磨ける機会となっています。

看護技術だけでなく、接遇やパソコン研修などもあるため、いち社会人としても成長することができます。

助産師・認定看護師の資格を取得したい場合や青年海外協力隊などのボランティア活動に参加したい場合は休職扱いとなり、身分を保障されたままキャリアを積むことが可能となっています。

長野松代総合病院の基本情報

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７位：長野県立信州医療センター（旧：須坂病院）

 
病院名を新たに再スタート、感染症医療の拠点病院

同院は5つの県立病院のうち最も多くの病床を有する長野県須高地域の基幹病院です。県立病院機構の中核病院としての印象をより強めるため、2017年7月に病院名の改称を行いました。

県内で唯一の第一種感染症指定医療機関であり、結核指定医療機関、エイズ治療中核拠点病院としての役割も担っています。

また、新たにオープンした東棟では、がんの早期発見や在宅復帰支援機能が強化され、包括的な医療を提供する地域の基幹病院としても更に発展を遂げています。

シミュレーション教育が充実、ハワイの病院でトレーニングを積むことも可能

長野県立病院機構の本部研修センターには、高機能シミュレータやフィジカルアセスメントトレーニングモデルなどを備えたスキルスラボがあります。

専従看護師のサポートのもとで、あらゆるシミュレーショントレーニングを行うことができ、高い臨床技術を身に付けることが可能となっています。

また、提携しているハワイ大学の医療シミュレーションセンターを利用することもでき、アメリカ最先端のシミュレーション環境の中で技術を磨けます。

長野県立信州医療センターの基本情報

長野県立信州医療センターの求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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８位：南長野医療センター篠ノ井総合病院

 
2017年に2病院が統合、長野市南部を支える基幹医療センター

長野松代総合病院と同じく、JA長野厚生連を経営母体とする病院です。

創立50周年を迎えた2017年に厚生連新町病院と統合を行い、病院名を「篠ノ井総合病院」から現在の名称へと変更しました。

耐震補強や診療機能向上のために病院の新築移転計画を進めており、2017年10月にはT期工事が完成しました。

それにより、特定集中治療室は1.5倍、高度治療室は3倍の規模に拡張され、急性期中核病院として更に高度かつスムーズな専門医療を提供できる体制が整いました。

雰囲気の良さ、研修の豊富さが現職の看護師に好評

同院で働く看護師がアンケートで答えた「篠ノ井総合病院の良いところ」は、１位が「病院が新しくてきれいなところ」、そして２位・３位が「スタッフの雰囲気・仲が良いところ」です。

口コミを見ると、先輩やベテランでも質問に快く答えてくれる、職員同士助け合える雰囲気が作られているなどの意見が見られます。

また、教育面の良さとしては研修の充実を挙げている人が最も多い結果となりました。

BLS・ICLS・SCLS研修や認定看護師による研修など、実践にすぐ役立てられる研修が日頃から開催されていることで、看護部の全体的な底上げが図られていることが分かります。

篠ノ井総合病院の基本情報

篠ノ井総合病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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９位：長野中央病院

 
地元住民の要請によって生まれた、地域密着型の急性期病院

JR長野駅から車で約5分、長野市街地の中心部にある同院は、厚生労働省指定臨床研修病院、被爆者一般疾病指定医療機関、指定小児慢性特定疾患医療機関などの指定を受ける急性期病院です。

地域住民の出資によって建てられた経緯を持ち、開院から約40年間、地域のニーズに応えながら回復期病床を導入したり緩和ケア病棟を新設したりするなどして発展を続けてきました。

1日の平均外来患者数は760人、救急車搬入件数は年間2,841件で、救急部門においては24時間365日対応の「断らない救急」を実践しています。

年齢のバラつきがなく、パパさん・ママさんナースが多く働いている

同院では20代前半から50代まで幅広い年齢層の看護師がバランスよく働いているため、年齢を気にせずに入職することができます。

中途入職者は全体の46％を占めており、また、ほぼ半数の人が子持ちのため、中途だからと肩身の狭い思いをする心配もなく、産休や育休への理解もあります。

１週間のリフレッシュ休暇や生理休暇、結婚休暇など休暇制度も充実しており、和気あいあいとコミュニケーションを取りながら長く働くことのできる職場です。

長野中央病院の基本情報

長野中央病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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まとめ：知名度で病院を選ぶのはやめよう

以上、長野県内でおすすめの９病院について紹介しました。

ご覧になった方の中には、「あれ、どうしてあの病院は有名（もしくは大病院）なのにランキングに入っていないんだろう？」と疑問に思われた方もいるかもしれません。

しかし、知名度や規模の大きさで転職先を選ぶと、のちのち後悔することがあるかもしれませんよ。

例えば、上田市を支える信州上田医療センター、中野市を支える北信総合病院、佐久市を支える佐久医療センター・佐久総合病院は、毎年赤字経営です。

こうした赤字経営の病院に入ってしまうと、将来的に人員削減に遭ったり、給与・賞与を減らされたりしてしまう恐れがあります。

ですから、表面的な情報に惑わされずに、経営状態も含めた上で転職先を選ぶことが必要なのです。

これらの病院を転職先の候補として検討していた方は、今一度「本当にこの病院でいいのか」を考えてみましょう。

長野市・松本市で求人を探すなら転職エージェントの活用は必須

転職エージェントを活用することで、病院の内部情報を事前に確認できるので、ミスマッチを防ぎ、地雷病院を避けることができます。

また、年収アップや希望する診療科への配属交渉もしてくれるため、病院へ直接応募するよりも有利な条件で転職をすることができます。

大手転職エージェントですと「レバウェル看護・マイナビ看護師・ナースフル」が有名どころですが、特にオススメできるのが「マイナビ看護師」です。

実地調査に力を入れているので内部情報に詳しく、給与アップの実績も豊富なので、口コミ評価が高いことが特徴です。

ただし、ランキングで紹介した人気病院を含む条件の良い求人は、募集があると応募者が殺到するので、すぐに締め切りになってしまうケースが大半です。

そのため、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、情報収集は怠らず、すぐに行動できるよう準備しておく事が転職で失敗しないためのコツです。

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