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【国立成育医療研究センター】看護師から選ばれる3つの理由【年収や評判の実情】

【国立成育医療研究センター】看護師から選ばれる3つの理由【年収や評判の実情】

看護師として国立育成医療研究センターへの転職を考えている。この病院に勤務経験のある看護師からの評判や年収などの実情を知りたい。あと、良い面だけでなく、悪い面もしっかり教えて欲しい。

この記事ではこういった疑問に答えます。

本記事の内容

  • 国立育成医療研究センターが看護師から選ばれる3つの理由
  • 国立育成医療研究センターで働く看護師の様々な実情を調査
  • 国立育成医療研究センターが募集する看護師求人と採用試験

同院は、小児医療と周産期医療を専門にした病院です。(厳密に言えば、成育医療の分野です。)

併設する研究所では希少疾患の子どもやハイリスク妊産婦のために先進的な研究が日々行われています。最先端の小児医療を学ぶなら「この病院!」といったイメージを持つ人は多いでしょう。

しかし、そんな専門病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

看護師めぐみ

成育医療だから、長期フォローとして小児だけでなく成人まで対応しているわ。若年性生活習慣病だったり、心のケアだったり、扱う疾患は多岐にわたるわね。

看護師みき

小児分野の診療科が多数あるし、小児医療を学びたい看護師は候補に上がる病院ですよね。

国立育成医療研究センターが看護師から選ばれる3つの理由

国立育成医療研究センターの看護師評判

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

看護師から選ばれる3つの理由

  • その1:最先端の小児医療を深く学ぶことができる
  • その2:人員次第だが、国立病院間で異動ができる
  • その3:公務員に準じた待遇を受けることができる

それぞれ解説します。

その1:最先端の小児医療を深く学ぶことができる

同院では、最先端の小児医療を深く学ぶことができます。

症例の少ない疾患を診ることが多く、他院と比べて一歩進んだ知識や技術が身に付きます。もちろんその分、重症度の高いシビアな状況が多々あるので精神的にしんどくなることもあります。ただ、小児看護への熱意のある人が周りに多いので、お互いにサポートし合える環境があるようです。

なお、小児分野の診療科が多数あるので、どの診療科に配属されようとも小児医療に関わることができますよ。

看護師みき

勉強熱心な人が多くて、看護研究をしている人も多いみたいですね。

その2:人員次第だが、国立病院間で異動ができる

同院に限った話ではないのですが、国立研究開発法人に属する病院であれば異動ができます。

学びたい分野が変わった、、、転居をしなければいけなくなった、、、など、キャリアを継続したまま、他院へ異動することは大きなメリットです。

看護師めぐみ

異動を希望する病院の人員状況によっては、異動できないことがあるから注意ね。

その3:公務員に準じた待遇を受けることができる

同院は、独立行政法人が運営しているので、公務員に準じた待遇を受けることができます。

医療職の公務員待遇は、民間病院と比べるとかなり優遇されています。とは言え、都内には待遇の良い病院が多くあるので感じづらいかもしれませんが、それでも給与は着実にアップしていきますし、住宅手当や通勤手当などの各種手当も最高水準です。

転職アドバイザー ジョブス

私立大学法人は例外ですが、基本的には民間より公的に属する病院の方が年収は高いんですよね。

国立育成医療研究センターで働く看護師の様々な実情を調査

国立育成医療研究センターの看護師評判

同院で働く看護師の実情を、5つの項目に分けて調査しました。

実情1:年収・給与の実情

年収に関しては、同規模の病院と比べると一般的な水準です。

  • 給与:313,000円〜
  • 夜勤手当:11,000円/回
  • 通勤手当:55,000円/月(上限)
  • 住居手当:27,000円/月(上限)
  • 賞与:4.2ヶ月

残業代は、師長に事前申告する形式なので、申請しにくいとのこと。実際、職員は予定する終了時間よりも1時間は短く見積もって申告しているようです。

看護師みき

残業代を申請しにくいことが共通認識みたいですね。いつも思うんだけど、タイムカードで自動計算されるようにすればいいのにな、、、。

実情2:教育・研修の実情

教育体制に関しては、充実した教育プログラムが整備されています。ただ、この研修は意味があるの?といった研修もあるようです。

実務経験を積み上げていき実力が伴えば5年以降に副師長への試験を打診されます。そして、実力が認められれば7〜8年目で副師長になる人もいるとのこと。

看護師めぐみ

資格取得サポートもあるみたいね。でも、業務が忙しすぎて、勉強する暇がないといった声があるわ。

実情3:残業・離職率の実情

残業に関しては、毎日2〜3時間ほど。看護助手やクラークが少ないので、看護業務以外のことも多いとのこと。また、患者の親の要求が多く、それに応えようにも人手が足りない状況のようです。

離職率に関しては、データは公表されていません。ただ、平均勤続年数が7年で、毎年130人程度の看護師を採用していることから考察すると平均より高い離職率であることが予測できます。

看護師みき

休日に出勤して委員会の業務を行う人が多いんだって。プライベートの時間は確保しづらそうです。

実情4:福利厚生・育児支援の実情

休日に関しては、有休消化率は悪いものの「夏休み9日間、冬休み5日間」の連休を取ることができます。

育児支援に関しては、ママ看護師にとってはやや働きづらそうです。数年前に外来と病棟が一元化され、病棟と外来の兼務になりました。つまり、夜勤は必須ということですね。外来のみを希望していた人は辞めざるを得なかったとのことでした。

看護師めぐみ

妊婦でも業務の負担が減ったり、受け持ちが少なくなるなどの特別配慮されるわけではないみたいよ。

実情5:経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、5,600万円の赤字でした。独立行政法人になったとは言え、国からの補助金額が多いのでビジネス感覚は薄いのかもしれません。

ちなみに、つい先日、統括部長と診療部長が戒告処分を受けていました。理由は「業務の正常な運営を妨げた」との公表があったので、パワハラやセクハラの類かもしれません。

転職アドバイザー ジョブス

病院の上層部の戒告処分は病院として危機感を持った方が良いですね。クリーンな病院経営を行ってほしいです。

国立育成医療研究センターが募集する看護師求人と採用試験

国立育成医療研究センターの看護師評判

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤のみを募集しています。採用試験は年に4回ほどで、100人以上を採用するには少ない試験回数です。

常勤職員の求人内容

職種 看護師
雇用形態 正職員
応募資格 資格保有者
給与 313,000円〜
勤務形態 2交替
休日 4週8休制
選考方法 一次:書類選考、二次:面接

常勤職員の採用試験

採用試験は「一次:書類選考、二次:面接」です。他の国立研究開発法人では、適性検査や小論文がありますが、同院では行われません。

離職率がそれなりに高いこともあって、応募者をどんどん落とすような試験ではありません。きちっと面接対策を行っておけば問題ないでしょう。