【青森・八戸】看護師が転職したい人気病院ランキング！評判や給料を比較

青森県は、男女とも都道府県別平均寿命最下位が続いており、比較的若い世代から死亡率が高いことを指摘されている短命県です。

さらに、医療施設従事医師数は全国で7番目の少なさとなっていて、県民あげての健康づくりの推進とともに優れた医療環境の整備を行うなど、短命県返上に取り組んでいます。

そのような背景の中、様々な取り組みに力を入れている病院や高度な医療を担う病院、看護の質の高い病院は、青森市・八戸市・津軽市に集中しています。

そこで今回は、転職をお考えの方々に向けて、青森市や八戸市を中心に人気を集めている病院をランキング形式でご紹介します。

ご自身の希望や条件にマッチする病院を選ぶ際の参考にして下さい。

青森県の看護師が転職したい人気病院ランキング９院

青森県内にある全94病院を、経営力、病床の稼働数、離職率、給料、サービス残業、看護師の口コミなどを総合的に分析し、ランキング形式で紹介します。

病床数の少なさと離職率と年収の悪さは比例しているため、診療所やクリニックはランキング外としています。

１位：弘前大学医学部附属病院

 
国内トップクラスの設備や実績を誇り、青森県を代表する特定機能病院

被ばく医療までをカバーする全国初の高度救命救急センターや、基幹災害拠点病院、地域がん診療連携拠点病院、肝疾患診療連携拠点病院など数々の分野での指定病院となっています。

さらに、北東北・北海道で唯一となる高度被ばく医療支援センター、原子力災害医療・総合支援センターを有しており、高度な被ばく医療も担う病院です。

東北・北海道地区で初の導入となった遠隔操作型内視鏡下手術支援システムや、国内初となる最新型の医療機器「両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器（ＣＲＴ-Ｄ）」の植え込み手術など、最先端の医療機器や技術を誇る実績があります。

大学病院ならではの設備や独自の教育システムで、キャリア開発を手厚く支援

教育担当専任スタッフを配置した「弘前大学看護職教育キャリア支援センター」では、弘前大学と協働で、看護実践能力や教育力の向上に取り組んでいます。

最新の医療機器が整備されたスキルアップトレーニングルームや24時間使用可能な図書室など、大学病院ならではの設備により自主的に学習できる環境も整備されています。

さらに、認定看護師を目指す資格研修制度や、大学院への進学を目指すキャリアアップ研修制度、キャリアコンサルティング制度など支援制度が充実しており、資格取得などキャリアアップしやすい体制が充実しています。

弘前大学医学部附属病院の基本情報

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２位：青森県立中央病院

 
青森県全域の急性期・高度医療を担う、県内唯一の県立総合病院

国内初の原子力災害拠点病院、ドクターヘリ運航基地病院、都道府県がん診療連携拠点病院などに指定されており、全国レベルの高度・専門医療を提供しています。

ドクターヘリやドクターカーの運用、ＮＩＣＵ、ＭＦＩＣＵが設置された県内唯一の総合周産期母子医療センター、東北地方を代表する県内唯一の造血細胞移植専門施設など、どの分野においても最先端の設備と技術により青森県全域を支えています。

高齢化の進行など医療ニーズの変化に対応するべく、老朽化が進む同院の建て替え・改修などの将来構想を平成30年度内に策定する方針です。

高度・特殊医療や政策医療を行うチームの一員として、専門性の高い看護師を育成

同院では、県内初となる新生児集中ケアや急性・重症患者看護、がん放射線療法看護をはじめとし、多くの分野での専門・認定看護師が在籍し、専門性の高いケアを提供しています。

各センターに専門・認定看護師を配置し、チーム医療やがん看護専門外来やＬＴＦＵ（移植後長期フォローアップ）外来など、継続的な質の高い看護を提供する取り組みがされています。

自己啓発等休業制度や修学部分休業制度など、専門・認定看護師だけではなく様々な資格取得への支援体制が充実しているので、キャリアアップするためには良い職場です。

青森県立中央病院の基本情報

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３位：八戸市立市民病院

 
高度・重症医療と救命救急医療を2本柱とする、青森県南地域の最後の砦となる基幹病院

青森県東部から岩手県北をカバーするドクターヘリやドクターカーを備えた国内最大規模の救命救急センターを有しています。

ＰＩＣＵ、ＮＩＣＵを備えた地域周産期センターでは、分娩数が年間1,400件を超え地域分娩貢献率日本一の実績があるなど、青森県南地域の周産期医療の中核を担っています。

他にも、地域がん拠点病院、地域医療支援病院、臨床研修指定病院などの数々の指定を受けた病院です。

2019年度内には、緩和ケア病棟が完成する予定で、医療の幅がますます広がり進化を見せています。

退院後の療養生活に至るまで、患者に寄り添い先を見据えた看護を提供

急性期から退院後の療養まで、退院支援にとどまらない「療養のための支援」を行う看護サービスの提供に努めています。

多職種からなる「おもいやりチーム」を立ち上げ、せん妄予防、身体拘束しないケアの充実、ＡＤＬ低下を防止し住み慣れた地域での生活を継続できるよう、患者サイドに立った支援に重点をおいています。

また、夜間保育や病児・病後児保育、一時保育に対応した院内保育園や、2交代や3交代、日勤専門・夜勤専従など多様な勤務形態の導入など、育児中のママさんナースも働き続けられる職場環境が整っています。

八戸市立市民病院の基本情報

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４位：八戸赤十字病院

 
青森県南地域、岩手県北地域の急性期医療を支える中核病院

赤十字の使命である災害救護活動に積極的に取り組んでおり、研修や訓練を重ねた救護班を常時待機しているなど、災害発生に即応できる体制を整えています。

東日本大震災の際には発生当日から救護班の派遣を継続しており、平成26年からは日本ＤＭＡＴメンバーに選出されるなど実績を評価されています。

脳卒中センターではＳＣＵ開設の準備や脳卒中ホットラインの運用を行っており、また、地域での血液内科不足の状況を鑑み増床するなど、ニーズに合わせた地域医療に貢献しています。

赤十字オリジナルの教育体制のもと、なりたい看護師へとステップアップ

赤十字独自のキャリア開発ラダーに基づいた研修プログラムに加え、既卒や中途採用者にもエルダー制で半年間のサポートがあるので、経験が浅い・ブランクが長いなど不安を抱えていても安心して勤務に臨めます。

また、赤十字病院の責務である災害救護活動に迅速に対応するべく、救護班要員やＤＭＡＴ隊員の育成・訓練にも力を入れているため、災害救護の最前線に立って経験を積むことができます。

さらに、認定看護師資格取得を目指す場合、研修期間の身分保障や給与面での援助、奨学金制度を利用できるので、資格取得などのキャリアアップを考えている方には最適の病院です。

八戸赤十字病院の基本情報

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５位：国立病院機構 青森病院

 
神経筋疾患医療や重症心身障害児者医療など、時代のニーズに応じた政策医療の担い手

神経筋疾患医療、重症心身障害児者医療、成育医療（小児慢性化疾患・思春期医療）、結核医療といった政策医療や、地域ニーズに応じた一般医療を担う病院です。

基幹施設としての高度な結核医療や、県内唯一の筋ジストロフィーに関する専門部門を持つ施設として最新の治療法や研究などを行っています。

筋ジス病棟や重症児者病棟での、社会見学体験・院内成人式など様々な行事や、併設の多機能型通所支援事業所での活動を通して、療育にも力を入れています。

一人一人のキャリデザインに応じた、きめ細やかなサポート体制

筋ジス病棟でのパソコン利用によるコミュケーション方法の確立や、重心病棟での音楽イベントなど、持てる機能を大切にしその人らしい生き方を送れるよう、「患者さま中心の看護」を実践しています。

神経筋難病疾患の分野での院内教育が充実しており、さらに院外研修や各種学会参加の経費負担、認定看護師取得への支援制度があるので、キャリアアップしやすい環境が整っています。

また、メンター制度やエルダー制度、年1回の意向調査といった指導や相談などのサポート体制が充実しており、ブランクがあり自信がなくても安心して勤務できます。

青森病院の基本情報

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６位：青森慈恵会病院

 
緩和ケア病棟や認知症病棟などを有する、地域に密着したケアミックス病院

関連グループに、健康診断施設・介護施設・訪問看護など、多くの施設が展開されています。

他にも、公的病院や民間病院、介護保険事業所と密に連携を図り、転院や退院後の支援が継続してスムーズに行えるように取り組んでいます。

整形外科領域の手術に強みを持ち、ボトックスによる痙縮治療など最新の治療法にも力を入れつつ、緩和ケア病棟でのお茶会やアロマセラピー、ボランティア活動など患者に寄り添った様々な活動にも尽力しています。

ワークライフバランスを重視した充実の福利厚生

施設見学、看護体験を受け付けており、入職後はチェックリストの活用や、定期的な面談、パンフレット配布などによるやりがいの意識向上など、中途採用者の方でも働きやすい環境が整っています。

さらに、自部署以外の希望する部署へ短期間留学する院内留学制度があるため、自身のキャリア開発の可能性が広がります。

育児短時間勤務や夜勤免除、夜勤専従といった多様な勤務形態、さらにはノー残業デーや誕生日休暇を導入し、ライフスタイルに合わせて長く働き続けられる職場づくりに努めています。

青森慈恵会病院の基本情報

青森慈恵会病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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７位：青森新都市病院

 
脳外科疾患や放射線がん治療に強みを持つ、2017年に開院した新しい病院

北海道で展開する医療法人雄心会グループにより、青森市内の渡辺病院と近藤病院の合併による新しい病院です。

青森市内の2次救急を担っている同院ですが、脳神経外科領域では、早期治療が必要な3次救急の役割を担い、ＳＣＵの設置、青森大学との連携による脳と健康科学研究センターの運営など、脳外科疾患の高度医療に取り組んでいます。

県内初となる最先端の放射線治療装置「ノバリス」による最先端のがん医療や、ボツリヌス療法、脳卒中のリハビリ治療法・ＮＥＵＲＯ-15（rTMS治療）といったリハビリ医療にも力を入れています。

最新の設備を備えた新しい病院環境の中、急性期からリハビリ看護を幅広く習得

超急性期から慢性期・回復期に至るまで、集中的で高度なリハビリテーションと連動しながら、在宅復帰機能の回復を支援する患者中心のチーム医療に貢献しています。

最新の設備が整った新しい病院で、脳外科を中心とした救急医療から訪問看護まで幅広い看護に取り組みたい方にお勧めの病院です。

青森市民ねぶたの参加や年間休日122日など、リフレッシュしながら働き続けられる体制が整っています。

青森新都市病院の基本情報

青森新都市病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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８位：メディカルコート八戸西病院

 
充実の医療機器を備え、手厚いリハビリ医療を提供

東北管内を中心に展開する、医療、介護、予防、教育を柱とした医療のトータルケアを目指すSGグループに属しています。

併設された八戸西健診プラザとの連携により、早期発見から治療まで一貫した質の高い医療サービスを提供しており、地域医療機関として、また基幹病院の後方連携病院としての役割を担っています。

運転評価のためのドライビングシミュレーターや、退院後の生活を想定した模擬練習が可能な日常生活動作室など、充実したリハビリテーション機器を備え、365日欠かさず集中的なリハビリテーションを実施し早期の回復を支援しています。

充実の教育支援体制でなりたい看護師像を実現！

個人のスキルやキャリアに応じた研修の定期的な開催や、中途採用者研修も実施しているので、ブランクが長い、経験が浅い場合にも、最新の技術などを学ぶことができます。

認定看護師など専門的な資格取得を目指す際には、在籍したままでの取得支援体制が整っているので、資格取得後も安心して仕事に戻ることができます。

さらに、看護師として５年以上勤務した場合には、関連施設である八戸看護専門学校の教員への道もあるため、様々なキャリアデザインを描けます。

メディカルコート八戸西病院の基本情報

メディカルコート八戸西病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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９位：青森市民病院

 
青森市や東青地区の約28万人を支える、救急診療・高度医療までを担う基幹病院

地域医療支援病院、青森県がん診療連携推進病院、災害拠点病院などの認定を受けた、青森市最大規模の総合病院です。

心臓血管センターでの冠動脈疾患のカテーテル治療や拍動下冠動脈バイパス手術など高度な循環器医療や、内視鏡治療などの実績があります。

年間2,600件以上の超える救急車の受け入れや、がん診療支援室、地域医療連携室の設置など、急性期から在宅療養まで地域に密着した医療で地域を支えています。

認定看護師らが活躍する質の高い看護の現場でキャリアアップ

臨床看護師実践能力段階別到達目標によるクラス別集合研修や、ｅラーニング研修を導入しており、自分のキャリアや生活スタイルに合わせて教育を受けることが可能です。

8分野10名の認定看護師が在籍しており、チーム医療や看護外来、院内研修会の開催など質の高い看護の提供や教育活動にと幅広く活躍しているので、ロールモデルとして学ぶ機会が身近にあります。

専門・認定看護師の資格取得への支援制度があるので、キャリアアップを目指したい場合にも後押ししてくれるでしょう。

青森市民病院の基本情報

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まとめ：青森県の公的病院の大半は赤字！経営状況を確認しながらの病院選びを！

今回ご紹介した病院の他にも、規模が大きく高度な医療を担う病院や福利厚生が充実している病院は他にもあります。

ですが、規模が大きい病院、公的病院でも、必ずしも健全経営とは限りません。

青森県は、全94病院中およそ１/4にあたる24の病院が自治体病院となっていて、他の県と比較しても自治体病院の占める割合が多い県です。

そのうち15の病院が赤字となっており、年々赤字額が増大している状況です。

9位にご紹介した青森市民病院も赤字経営ですが、他にも、十和田市立中央病院は2017年度こそ黒字決算でしたが、それまでは3年連続赤字が続いていて経営が不安定です。

むつ総合病院も慢性的な赤字が続いており、経営は依然として厳しい状態にあります。

赤字経営の病院を就職先に選んでしまうと、将来的に病院の規模縮小などの際の人員削減や給与や賞与カットなどの措置も考えられます。

転職の際は、待遇や病院の規模などで判断しがちですが、公的病院、民間病院どちらにせよ、経営状況にも目を向けて情報収集をすることをおすすめします！

青森県で求人を探すなら転職エージェントの活用は必須

転職エージェントを活用することで、病院の内部情報を事前に確認できるので、ミスマッチを防ぎ、地雷病院を避けることができます。

また、年収アップや希望する診療科への配属交渉もしてくれるため、病院へ直接応募するよりも有利な条件で転職をすることができます。

大手転職エージェントですと「レバウェル看護・マイナビ看護師・ナースフル」が有名どころですが、特にオススメできるのが「マイナビ看護師」です。

実地調査に力を入れているので内部情報に詳しく、給与アップの実績も豊富なので、口コミ評価が高いことが特徴です。

ただし、ランキングで紹介した人気病院を含む条件の良い求人は、募集があると応募者が殺到するので、すぐに締め切りになってしまうケースが大半です。

そのため、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、情報収集は怠らず、すぐに行動できるよう準備しておく事が転職で失敗しないためのコツです。

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