【川崎幸病院】看護師から選ばれる２つの理由【年収や評判の実情】

この記事ではこういった疑問に答えます。

同院は、心臓血管や脳神経領域に強みのある川崎エリアの中核病院です。断らない救急を明言しており、326床の規模にも関わらず、年間10,000台の救急搬送を受け入れています。

急性期医療を学びたい看護師に注目される病院ですが、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職先選びの参考にしてくださいね。

川崎幸病院が看護師から選ばれる２つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：診療科ごとの専門的な看護能力が身に付く

同院では、診療科ごとの専門的な看護能力が身に付きます。と言うのも、各診療科はセンター化されていて、高度な診療体制を構築しているからです。センターごとに身に付くスキルをざっくりまとめると以下の通り。

疾患ごとの知識はもちろんのこと、ドレーン管理・創傷管理・薬剤管理・ドレーン管理・呼吸管理などの幅広いスキルも身に付きます。

その２：早い段階で主任や副師長に抜擢されやすい

同院では、早い段階で主任や副師長などの役職者に抜擢されます。実際、公式サイトにも掲載されていますが、多くの師長が経験10年ほどで抜擢されています。

役職者の経験は、今後の看護人生で大きなアドバンテージになります。特に転職する際には、年収や部署を交渉するのに有利な材料です。

とは言え、役職者に抜擢されやすいというのは、それだけ離職者が多いということでもあります。ガンガン働いて役職を上げたい人には良いですが、ほどほどに働いてプライベートの時間も確保したい人には向いていないでしょう。

川崎幸病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

給与に関しては、中規模の病院だと一般的な水準です。基本給は高いのですが、各種手当の金額が低いです。

500床以上の病院や県立病院と比べると低い給与水準であり、業務量に対して給与が見合っていないといったことから給与面の不満を持つ人が多くいるようです。

実情２：教育・研修の実情

教育体制に関しては、中途入職者だと配属された病棟で働きながら最低限の研修に参加する流れになります。体系的に整備された教育研修はないので、ブランクのある人だとキツい環境でしょう。

また、年度初めに個人目標を設定し、上半期と下半期に面談があります。その目標の達成度合いで昇給が決まるようです。

実情３：残業・離職率の実情

残業に関しては、総じて残業が多く、定時で帰宅できることは稀なようです。常勤の人で1〜2時間（多くて3〜4時間）、時短勤務の人で30分〜1時間ほどの残業時間です。

離職率に関しては、公表しているデータはありませんが、職員の定着率は悪いようです。病棟には3〜4年目の若手看護師で構成されていて、中堅以上が少数です。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

福利厚生と育児支援に関しては、一般的なことは整備されています。が、充実度は低いです。

休日は祝日の有無に関わらず、9日間と決まっているので年間休日は少なめ。保育所は、病院から少し離れており、お庭もないようなコンパクトな保育所です。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況に関しては、民間法人なので公表されていません。ただ、ガンガン患者を受け入れているので、そこまで悪い経営状況ではないんじゃないかと思います。

なお、経営方針としては、トップダウンのようです。病院の独自ルールが多く、職員の意見は聞いてくれないといった声を聞きました。

川崎幸病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では、夜勤ありの常勤のみを募集しております。時短勤務の人もいますが、在籍の職員が利用できる制度です。

常勤職員の求人内容

常勤職員の採用試験

採用試験は、「一次：書類選考・二次：個人面接」のみです。大学病院や公的病院で求められがちな小論文や適性検査はありません。そもそも離職率の高い病院なので、試験の難易度を上げると募集者が来ないのかもしれませんね。

落とすような試験ではないので「なぜこの病院を志望したのか、なぜその診療科を志望するのか」をきちんと答えられれば、採用される可能性は高いでしょう。