【滋賀・大津】看護師が転職したい人気病院ランキング！評判や給料を比較

滋賀県は、平均年齢44.5歳（若い順で全国3位）、出生率は8.7（全国4位）であり他の都道府県と比べて若者が多い特徴があります。さらに、平均寿命は男性1位、女性4位と長寿県でもあるため、若者と高齢者が集う特異的な地域です。

そのため、看護師から人気の高い総合病院では、高齢者に多い偏った疾患ではなく幅広い年齢層に対応できるスキルが必要になるでしょう。

滋賀県内の半数近くの病院が、大津市、草津市を含む湖南圏域に集中しています。隣接する京都府のベッドタウンとしての役割も持つ湖南圏域には、高度な先進医療に尽力する病院も多くあります。

この記事では、滋賀県の病院での転職先を探している看護師に向けて、湖南圏域を中心に、人気のある病院をランキング形式でご紹介します。

ご自身の条件や希望にピッタリ合った病院選びの参考にして下さい。

滋賀県の看護師が転職したい人気病院ランキング９院

滋賀県内にある全58病院を、経営力、病床の稼働数、離職率、給料、サービス残業、看護師の口コミなどを総合的に分析し、ランキング形式で紹介します。

病床数の少なさと離職率と年収の悪さは比例しているため、診療所やクリニックはランキング外としています。

１位：大津赤十字病院

 
滋賀県・京都府で唯一の高度救命救急センターを有する、大津市の中核病院

明治37年に創立された、全国92の赤十字病院の中でも三番目に古く歴史のある病院です。

滋賀県・京都府で唯一の高度救命救急センターや、ドクターカーを有する総合周産期母子医療センター、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、臨床研修指定病院など多くの指定を受け、地域社会の医療に貢献しています。

また、赤十字の使命を根幹に、基幹災害拠点病院として、災害用備蓄倉庫や飲料水供給の受水槽、被災地への医療救護班・DMAT派遣など災害救護活動に積極的にも取り組んでいます。

赤十字グループの特徴を活かし、生涯を通じてキャリアアップ！

赤十字の理念に基づいたキャリア開発ラダーを活用し、生涯にわたって継続的に自己研鑽を積める教育体制や研修支援体制が整っています。キャリア開発の一環として、全国の赤十字医療施設間の人事交流も促進されています。

男性看護師は、産婦人科、小児科病棟以外のすべての部署に配置されていて「ナースマンの会」を開催するなど、活発に活動されています。

また、転居等が必要になった際には、キャリアを継続したまま全国の赤十字病院に異動できるのは、赤十字グループならではの魅力的な制度です。

大津赤十字病院の基本情報

大津赤十字病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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２位：草津総合病院

 
高度専門医療から慢性期・回復期までを担う草津市唯一のケアミックス型総合病院

湖南地域の中で最も診療科数が多く、草津市の市民病院的役割を持つ基幹病院です。

人口が増加し、小児・周産期医療と高齢者医療が必要という特徴的な地域での中核病院として、ＤＭＡＴチームを配備した災害拠点病院や地域医療支援病院、地域がん診療連携支援病院など多くの認定を受けています。

日本全国の約8割にも及ぶ腹膜播種疾患の治療を行う、世界でも有数の腹膜播種センターや、年間500例以上の実績があり京滋地区でもトップクラスの産婦人科腹腔鏡下手術、ドクターカーの配備等、高度医療に取り組んでいます。

地域包括ケア、回復期から在宅医療支援まで、草津地域包括支援センターや誠光会グループである草津ケアセンター棟と連携し介護事業も担っています。

新人教育から認定看護師資格取得に至るまで、職場全体でサポートする教育体制

新人教育期間は、「たまご」「ひな」のバッジを付けての勤務になるので、部署を超えて職員全体での新人看護師のサポート体制があります。

「あひる」にまで成長した後は、クリニカルラダーによりレベルに応じた院内研修の実施など、着実にステップアップできる教育プログラムを実施しています。

専門看護師や認定看護師、特定行為看護師が在籍しており、資格取得を目指す際には、勉強に集中できる環境作りへのサポート体制もあります。

草津総合病院の基本情報

草津総合病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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３位：滋賀医科大学医学部附属病院

 
平成24年に再開発増改築工事を完了、高度先進医療を担う滋賀県唯一の特定機能病院

滋賀県がん診療高度中核拠点病院や総合周産期母子医療センターなど、様々な分野での拠点病院に指定されています。

平成25年に県内で初の導入となった内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」をはじめとし、難治性皮膚潰瘍やネフローゼ症候群など多くの分野での高度で先進的な医療の提供を行っています。

さらに、滋賀がん・生殖医療ネットワークを開設し、がん・生殖医療に関する情報の提供や妊孕性（にんようせい）温存の取り組みの推進、地域の医療機関との連携システムの確立など、地域に密着した医療に貢献しています。

看護のスペシャリストが揃っており、質の高い看護や人材教育を展開

「優れた看護の専門家を育成する」という教育理念のもと、クリニカルラダーに取り組み、それぞれの希望に沿った幅広い分野でのキャリアアップが可能です。

ラダー3を取得すると、出張での学会参加や海外研修申請などが可能となり、看護の幅がさらに広がり深く追求することができます。

3名の専門看護師、32名の認定看護師、2名の特定看護師といったスペシャリストを中心に、看護外来や看護師の育成、外部の医療機関との連携など、多彩な活躍が目覚ましい活気ある病院です。

滋賀医科大学医学部附属病院の基本情報

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４位：JCHO滋賀病院

 
時代の流れに応じた進化を続ける、大津市の中規模総合病院

平成27年に、滋賀医科大学との協定により滋賀医科大学地域医療教育研究拠点の活動拠点となりました。それにより、滋賀医科大学から医師が出向されているので地域医療を担う医師の確保が可能となっています。

昭和44年には、県下で初めてとなる人工透析室（現在の腎センター）を開設し、以降も県内最大規模の施設として、在宅血液透析にも対応しています。

女性医師が担当する乳腺センターや物忘れ外来、訪問看護ステーションの開設など、時代の流れに応じた進化を続けています。

JCHOグループである滋賀病院付属介護老人保健施設が隣接されているので、急性期医療から回復期リハビリそして介護へと、シームレスなサービスを提供できる特徴もあります。

地域住民のニーズに応えられる実践的な看護師育成に尽力

JCHOのミッション・理念に基づいた能力開発プログラム（クリニカルラダー）を作成し、「自立した看護師を育成する」という看護部の目標と個人目標に整合性を持たせ、目指す看護の実現を支援しています。

新人看護師には、プリセプター制度での指導のほか、ローテーション研修を組み入れ看護経験の幅を広げると共に、看護の質を高めるベース作りとなっています。

地域包括ケア推進への取り組みの一環として、退院前訪問や公開研修、地域住民を交えた災害訓練や、地域医療従事者への研修講師派遣など、地域に密着した看護を実践しています。

JCHO滋賀病院の基本情報

JCHO滋賀病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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５位：済生会滋賀県病院

 
京滋地域ドクターヘリ基地病院に認定された3次救急医療を担う病院

済生会は、41都道府県に関連施設を展開する日本最大の医療・保健・福祉グループです。

湖南医療圏で唯一の救命救急センターには年間6,000件を超える救急搬送があり、ドクターカー、ドクターヘリも配備され、滋賀県・京都府南部の急性期医療の中核を担っています。

最先端の治療から緩和医療までを担うがんセンター、手術支援ロボット「ダビンチ」に特化したロボット手術センター、前立腺疾患の新しい検査法・治療法を導入した前立腺局所療法センターなど、最先端医療にも尽力しています。

災害拠点病院や地域医療支援病院、滋賀県独自の地域がん診療連携支援病院の指定を受けています。

それぞれのレベルに応じた研修や認定看護師を目指す教育体系が充実

クリニカルラダーに応じた研修や、救急看護やがん看護といった専門領域の研修、プリセプターや臨床指導者などそれぞれの役割に応じての役割研修など、多岐に渡った研修が開催されています。

認定看護師の資格取得を目指すレベルアップ教育プログラム専門コースや、フライトナースやドクターカーナースを育成するサポート体制も整っていて、キャリアアップしたい看護師には魅力的です。

年間休日は120日あるものの、研修が充実している反面、就業後や休日に出勤しての参加や、残業が多い現状です。

済生会滋賀県病院の基本情報

済生会滋賀県病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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６位：近江草津徳洲会病院

 
急性期病棟と療養型病棟を併せ持った徳洲会グループ53番目の病院

人口が増加している滋賀県湖南地域の医療を担うため、同法人グループとして開院、2018年には15周年を迎えました。

がん発見に有用な検査法であるPET-CTを導入し、がんの発見だけでなく脳疾患・心疾患の診断や評価にも対応しています。

透析室では医師、看護師の他、12名の臨床工学技士が在籍しており、栗東や守山、大津市南部まで広範囲に対応した送迎サービスや、それぞれの食事形態に適した昼食を有料で提供するなど、手厚いサービスを実施しています。

疾病予防から看取りまで、地域での療養生活を支援するチーム医療

一人ひとりの「こころに届く看護」を目標として、クリニカルラダーキャリア開発プログラムを実施しています。

臨床看護実践能力レベル1からレベル4まで到達した後は、専門・認定看護師育成コースへと進むことができるなど、個々の将来目標を設定できるような教育計画となっています。

地域の医療機関との連携を密に図りながら、看護師・理学療法士などの医療チームによる訪問サービスや自宅での看取りなども担い、住み慣れた地域での療養生活の支援に力を入れています。

また、地域住民を対象とした公開医療講演や生活習慣病教室・糖尿病教室を毎月開催していて、健康増進や疾病予防活動も行っています。

近江草津徳洲会病院の基本情報

近江草津徳洲会病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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７位：滋賀県立総合病院

 
8部門の高度医療センターがある、旧滋賀県立成人病センター

平成30年1月に、滋賀県立成人病センターから「滋賀県立総合病院」へと名称を変更しました。

都道府県がん診療連携拠点病院や地域医療支援病院、生活習慣病対策の拠点施設など様々な役割を担い、がん・心臓疾患・脳血管疾患の三大疾患を中心に、8部門の高度医療センターを設置し、高度・専門・先駆的医療を提供しています。

また、高度専門的な回復期におけるリハビリテーション医療を提供するとともに、健康教育等の保健サービスを行います。

付属施設である県立小児保健医療センターは、2024年に、敷地内に県移転する予定です。

教育から勤務体制改善など、職員の働きやすさに重点を置いた体制

滋賀県立総合病院看護キャリアマップを活用し、クリニカルラダーによる研修や、院内認定コース、スキルアップコースなどきめ細かな教育プログラムとなっています。

スキルアップコースでは、院内外の留学制度や伝達講習、特別講演など知識を身に付けるだけではなく、企画力や実行力など実践的な能力の向上も目指しています。

基本は、チームナーシング＋受け持ち制ですが、一部ペア看護システムを導入しているので、チーム一丸となっての看護を提供しつつ個々のサポートも可能な現場となっています。

患者満足度調査と並行しての職員満足度調査の実施や業務委員会等の設置、院内保育所や育児休業者復帰支援研修といった育児支援など、職員の勤務体制の改善に積極的に取り組んでいる病院です。

滋賀県立総合病院の基本情報

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８位：大津市民病院

 
最先端の医療機器を配備した、創立100年以上の歴史を持つ病院

平成29年4月より、「地方独立行政法人市立大津市民病院」として新たなスタートを切っています。

地域医療支援病院、災害拠点病院、地域がん診療連携支援病院などの指定を受けており、ヘリポートやドクターカーの配備をしています。

内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を導入し、泌尿器科領域はもちろん、平成27年には滋賀県内の医療機関で初めて、「ダ・ヴィンチ」による胃がん摘出術に成功し、先進医療としての認可を受けるなどの実績を上げています。

患者さんも職員も、笑顔になれる医療を提供

2010年より、滋賀県で初となるFISH哲学を導入し、季節の行事を一緒に楽しむ、職員同士でメッセージカードを交換するなど、魅力ある活気に満ちた職場づくりへの取り組みを行っています。

フィッシュ委員会を立ち上げ、看護師のみではなくコメディカルも交えた幅広い活動を展開します。

看護専門外来の運営や講師派遣など、専門・認定看護師が中心となって水準の高い看護を提供しています。

大津市民病院の基本情報

大津市民病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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９位：琵琶湖大橋病院

 
湖西地域の救急医療を担うケアミックス型病院

混合病棟の急性期病棟、障害者病棟、療養病棟を持つ、大津市北部の中核病院です。

救急医療を担うとともに、循環器センターや消化器内視鏡センターなどセンター化した高度先進医療設備を整えています。

在宅サービスでは、訪問診療、訪問看護に加えて訪問リハビリや訪問栄養、訪問歯科など、多職種での細やかなサービスを行っています。

老人保健施設や有料老人ホームなどの介護施設も有しているので、弘英会グループで医療と介護をシームレスに提供する体制を確立できています。

チーム医療に重点を置いた、キャリアに合わせての教育体制

年間教育計画やOJT、院外研修支援制度、専門ナースの育成など、それぞれのレベルやキャリアに応じての教育体制が整っています。

平成13年には滋賀県の民間病院として初めて、県内の病院全体では2番目に病院機能評価認定病院として認証を受けており、より質の高い医療にたゆまぬ努力をしている病院です。

そのため、各種委員会活動や医師・コメディカルとのチーム医療にも積極的に取り組んでいます。

琵琶湖大橋病院の基本情報

琵琶湖大橋病院の求人情報（参照求人サイト：マイナビ看護師）

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まとめ：滋賀県の公的病院は大半が赤字経営！病院選びは慎重に！

人口の多い東京や神奈川、大阪などでは公的病院以外にも民間病院や民間の大学附属病院が多いため病院選びの選択肢も幅広くあります。

ただ、滋賀県では検討できる範囲の民間病院が多くないため公的病院も必然的に転職先の候補に含まれるでしょう。

全国的にみても公的病院の５割以上が赤字経営の状態です。滋賀県に限っては地域の中核病院でさえ赤字経営の状態であるため、働き続けられる環境かを見極めた上で転職活動を行いましょう。

なお、以下の病院への転職を検討していた方は、今一度病院選びを見直してみてください。

• 市立長浜病院（市立病院）：当期純損失△1,068,537,950（28年度）
• 近江八幡市立総合医療センター（市立病院）：当期純損失△27,916,709（28年度）
• 東近江総合医療センター（国立病院機構）：当期純損失△452,364,495（29年度）
• 公立甲賀病院（市立病院）：病院サイトの不具合で情報不開示
• 彦根市立病院（市立病院）：当期純損失△1,342,070,000（28年度）

10億円を超えるような赤字を経常している病院は、給料や賞与など人件費のコストカットを行わないと黒字転換することは難しいのが現状です。

滋賀県で求人を探すなら転職エージェントの活用は必須

転職エージェントを活用することで、病院の内部情報を事前に確認できるので、ミスマッチを防ぎ、地雷病院を避けることができます。

また、年収アップや希望する診療科への配属交渉もしてくれるため、病院へ直接応募するよりも有利な条件で転職をすることができます。

大手転職エージェントですと「レバウェル看護・マイナビ看護師・ナースフル」が有名どころですが、特にオススメできるのが「マイナビ看護師」です。

実地調査に力を入れているので内部情報に詳しく、給与アップの実績も豊富なので、口コミ評価が高いことが特徴です。

ただし、ランキングで紹介した人気病院を含む条件の良い求人は、募集があると応募者が殺到するので、すぐに締め切りになってしまうケースが大半です。

そのため、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、情報収集は怠らず、すぐに行動できるよう準備しておく事が転職で失敗しないためのコツです。

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