どの診療科にする?新人看護師が選ぶ人気・不人気の配属先ランキング

看護師として初めて働く時に気になるのが、自分の配属先ではないでしょうか。就職面接の時に希望を聞いてくれる病院もありますが、実際に希望通りになるとは限りません。

あまりにも希望とかけ離れたところになってしまうと、それだけで気持ちが上がらず仕事にも楽しさを見つけられない可能性があります。

また、希望通りになったとしても想像していたのと違ったと感じることもあるでしょう。

ここでは、看護師に人気の配属先とあまり人気がない配属先についてランキング形式で説明しますので、迷った時の参考にしてください。

看護師の【人気】配属先ランキング

1位 内科

内科といっても、消化器内科、循環器内科、呼吸器内科、血液内科などと細分化されています。急性期から慢性期、回復期、ターミナル期とあらゆる段階の患者がいるので、じっくりと向き合う看護ができます。

そのためコミュニケーション技術の向上とともに、観察力もアップしていきます。また、様々な症状と治療がなされるため、基本的な知識や看護技術の習得にも適していると言えます。

2位 外科

手術を受ける患者が多く、身体の回復の度合いも、ケアの効果も目に見えてわかりやすいため、やりがいを感じやすい診療科です。

手術後は体を思うように動かせない場合もあるため、身体的な看護が必要になります。そのためナースコールも多くなりますので、体力がある若いうちに経験をしておくと良いでしょう

3位 整形外科

比較的若い患者が多く、筋肉や骨の損傷・ケガを治療するのがメインのため急変が少ないのが特徴です。足のケガや四肢の麻痺の状態などによっては、ベッド上安静や車椅子移動になることもありますので、身体的なケアをすることが多くなります。

リハビリをする患者がほとんどのため、理学療法士や作業療法士などの他部門との連携も必要で、コミュニケーション力が磨かれます。

4位 産婦人科

新しい命の誕生に関わることができる点で、やりがいを感じるというのが人気の理由です。婦人科では重篤な患者もいる可能性はありますが、比較的亡くなる方が少ないのも特徴です。

さらにお産が重なることもありますが、だいたい分娩の予想がつきますので、残業が少ない科でもあります。

5位 小児科

小児科を希望する理由の第一位は、「子供が好き」です。とてもわかりやすい理由ですね。患児は症状などを上手く伝えることができないことも多いため、コミュニケーションや観察力が磨かれます。

家族との関わりも強いため、患児と家族の両方のケアが必要になることもあります。それゆえに他では経験できない深いつながりができ、それが看護師としての成長にもつながります。

看護師の【不人気】配属先ランキング

1位 泌尿器科

泌尿器科の患者は大半が男性で、デリケートな部分を扱う診療も多いため、特に新人の女性看護師は敬遠してしまいます。

そのため、男性看護師やベテランの女性看護師が多く働いているので、人間関係が安定しているという利点もあります。

2位 循環器科

内科は全体的に人気の診療科なのですが、その中で循環器科はやや人気が分かれます。その理由には、心臓の病気がメインということで、死に直結しやすく、心電図のちょっとした変化に気づかなくてはいけないというプレッシャーがあります。

勉強することも多くあり、ハードな科のひとつと言えます。

3位 手術室

こちらはとても専門的な技術を身につけることができる場所なのですが、患者とのコミュニケーションが極端に少なく、手術後の回復経過を知ることもほぼありません。

そのことから、やりがいを感じにくいというのが人気低迷の理由です。

4位 脳外科

脳外科は他の科に比べて圧倒的に急性期の患者がほとんどです。人間は脳にダメージがあると話すことや動くことがままならなくなります。

そのため、コミュニケーションが取りにくくなりますし、身体的なケアも必要となり、心身共にハードな科と言えます。急変することも多く、残業が多いというのも人気が出にくい理由のひとつです。

5位 小児科

人気の配属先でもある小児科ですが、実は敬遠されがちな科でもあるのです。注射や処置時の患児の鳴き声がかわいそうで聞いていられないという意見もあり、子供が好きな故の理由です。

それ以外にも患児だけではなく、親(特に母親)とのコミュニケーションに難しさを感じてしまうという意見もあります。

倍率の高い配属先とは

人気の高い配属先と低い配属先を見てきましたが、いくら人気があり就職の希望を出したとしても、空きがなければ入職することはできません。

ほとんどの病院に診療科があるのは圧倒的に内科です。どの科で働きたいか迷っている場合は、一通りの看護技術やケアを学べそうということで内科を希望する人も多いため、求人がたくさんあっても倍率が高いと言えます。

内科と言っても細かく分かれるというのは先に書きましたが、特にどの分野(消化器、呼吸器、循環器など)が良いのか決まっていると、倍率も少し変わってきますね。

配属先の決まり方

就職面接の時に配属先の希望を伝え、その通りになる場合とならない場合が当然あります。配属先の決め方は病院によって多少の違いはありますが、概ね次のように決まっていきます。

  • 面接時に配属先を第一希望から第三希望まで書いてもらう
  • 空き状況と補充可能(必要)人数の確認
  • 適性

人気のある科はやはり決まってきますので、その中で空きがあることと、空きがあっても新人で補充するのか、経験者で補充するのかも考えられています。

看護師が少ないからといって、ほとんどが1~3年目くらいの若い看護師ばかりですと教育体制も取ることができません。ですから経験年数のバランスも大切になってきます。

そして適性も大切なものとなっています。どの科にも向き不向きがありますので、希望している看護師がその科に向いているのかも考慮されて配属先が決まっています。

看護師が配属先を変更するためには

実際に仕事をしてみて、思っていたのと少し違う、希望通りの配属ではなかった、他分野の勉強をしたくなったなどの理由で、転属希望の気持ちが生れた時に、どうしたら良いのでしょうか。

いくつもの診療科がある病院の場合は、年度末に転属希望のアンケートをとってくれる場合が多いですね。こちらも第一希望から第三希望まで書くようになっているところがほとんどです。

そこに興味のある科を書き、転属するというのが一番理想的な流れですね。ですが、どうしても年度末まで待てないなどの理由の時には、上司に相談してみるのも良いかもしれませんね。

まとめ【人気がある配属先の共通点】

人気がある配属先と不人気の配属先と、それぞれの理由はおわかりいただけましたか?
まとめると人気のある配属先は、次のようなところということになります。

  • 看護技術や知識を広く得られる
  • スキルアップがしやすい
  • 目に見えて看護の結果がわかりやすい
  • やりがいを感じやすい
  • 患者とのコミュニケーションが取りやすい

看護師として経験をしてみたいこと、勉強をしてみたいことと照らし合わせながら、配属先を選んでいきましょう。もし希望通りにならなくても、転属の可能性がありますので、諦めないでくださいね。