【がん研有明病院】看護師から選ばれる３つの理由【年収や評判の実情】

この記事では、がん研有明病院への転職を検討している看護師に対して、同院が看護師から選ばれる理由や評判などを解説します。

がん研有明病院と言えば、日本のがん医療を先頭に立って引っ張ってきた存在ですよね。がんに強い病院はどこかと聞かれたら、真っ先に名前が浮かぶ病院だと思います。

しかし、そんな有名病院と言えども、働く上では良いことばかりではありません。実際に現場で働いている看護師の実情も紹介しますので、転職選びの参考にしてくださいね。

がん研有明病院が看護師から選ばれる３つの理由

同院が看護師から選ばれる理由は、次の通り。

それぞれ解説します。

その１：がん看護のプロフェッショナルになれる

がん看護に特化した経験を積むことで、がん看護のプロフェッショナルになることができます。

自身の思い描く看護師像として「がん看護」があるなら、本当に最適な環境です。なによりもがん看護のプロに囲まれた環境で業務を行うので、自然と知識と技術が身についていきます。

また、同院の看護方式は、プライマリーナースをベースとした固定チームナーシングです。一人の患者を一貫してみることができるので、主体性と自主性を持った看護師になれるでしょう。

その２：個々に合わせた教育プログラムでサポート

教育プログラムはきっちりしているので、個々に合わせてしっかりサポートされます。
他院でありがちな入職してからの放置というのはないので、看護師として着実にレベルアップすることができます。

具体的には、３つの教育プログラムがあります。

がん看護に必要な３領域の専門プログラムに関しては、基礎領域と実践領域に分けられます。基礎領域は座学中心で、その座学を現場で実践してがん看護を身につけていきます。

その３：残業のある職場だが、給与が高く休みが多い

忙しい職場なので、残業は当たり前にあります。が、その代わりと言ってはなんですが、他院と比べて給与が高く年間休日も多いです。

給与に関しては、「年収511万（経験3年）、年収535万（経験5年）」ぐらいなので、看護師の平均年収をすぐに越すことになります。自身の看護技術やリーダーシップが取れるかどうか次第ですが、昇給額がかなり高いことも魅力です。

休日に関しては、年間休日は125日あります。希望を出せば一週間の休暇も取得できるので、息抜きがてら海外旅行にも行くことができます。（コロナ移行は、海外旅行には行きづらい雰囲気のままです。）

がん研有明病院で働く看護師の様々な実情を調査

同院で働く看護師の実情を、５つの項目に分けて調査しました。

実情１：年収・給与の実情

すでに前述していますが、他院と比べて高い給与を貰うことができます。住宅手当や通勤手当などの基本的な福利厚生は整っていますし、給与面に関する不満はほぼ聞きません。

中途採用者であればその人の経験や実務レベルに応じて、前職と全く同じ経験年数で基本給を定めてくれます。そのため、他院で３年ほど実務経験を積んだ中途入職者であれば、入職の時点で年収500万円はこえます。

実情２：教育・研修の実情

半強制の勉強会や研修の多い環境なので、ゆるく働きたい人には向きません。実際、勉強会や研修に参加するために、休日出勤をしている人もいます。しかも、残業代がでる研修もありますが、残業代がでない研修が大半です。

とは言え、入職したての人であれば自己学習をしないとついていけない環境なので、入職３年目までは割り切るしかないと思います。

実情３：残業・離職率の実情

がん研の公式サイトには月平均の超過時間は「８時間」となっていますが、実態は倍以上に多いです。残業をする際には、師長に申告することになるので、どうしても過小報告になっている現状があります。

残業削減の取り組みとしては、働き方改革の一環としてノー残業デイを作っています。ただ、あまり機能していません。数年前よりは改善しているようですが、少なく見積もっても毎日２時間ほどの残業があります。

また、同院の平均勤続年数は６年（平均年齢は33.2歳）です。一般的な平均値よりも低い値ですね。がんの専門病院だけあって重篤な症状を持つ患者が多いため、看護する側のストレスも相当なものなのでしょう。

実情４：福利厚生・育児支援の実情

基本的な福利厚生や育児支援の制度は十分に整っています。福利厚生に関しては、資格取得の支援制度や大学院への進学制度などもあります。

ただし、制度とは別に、女性の働きやすさ、、、で考えた場合には、やや問題があります。

まず同等の規模の病院と比べてママ看護師は少ないです。さらに言うと、管理職には独身者が多く、子供がいるからといってその人を特別扱いするようなこともありません。そのため、結婚を機に退職してしまう人が多いのが現状です。

実情５：経営状況・赤字かどうかの実情

経営状況は、良好な部類です。直近の２年間は赤字ですが、それ以前は黒字です。とは言え、過去には赤字続きで粉飾決算の問題も起こりましたが、経営面の再建を果たしました。

なお、コンプライアンスに厳しいので、上席に相談すればすぐに面談してくれます。仕事に対して厳しい面はありますが、陰湿なイジメやイヤガラセなどの問題はありません。

がん研有明病院が募集する看護師求人と採用試験

実際に募集している求人と試験内容は、以下の通り。

常勤職員の求人内容

同院では年に二度ほど、常勤職員を募集しています。契約職員や非常勤職員の募集はしていません。

常勤職員の求人内容

常勤職員の具体的な採用試験

常勤職員の場合、採用試験は「書類選考・面接・適性検査」の３つです。

同院に採用されるためには？

書類選考と面接では、なぜ専門病院である当院への入職を希望しているのかを明確にしましょう。具体的には、以下の２点はマストで押さえておくべきです。

また、適性検査は、SPI検査です。看護学生の時に勉強したと思いますが、復習しておくことをおすすめします。