看護師の面接は準備が9割!代表的な質問と面接官がうなる回答例とは?

看護師の転職面接

公的病院以外の中途入職では、筆記や小論文などの採用試験を行わないことが多く、面接の良し悪しで採用の可否が決まってしまいます。

病院以外の職場においても、面接は求職者の内面を見極めるために重要視されているので、ないがしろにはできません。

ただ心配する必要はありません。

大抵の面接では、代表的な質問項目があり質問に対する回答をしっかり準備すれば、悪い印象を与えずに対応できます。

そこでこの記事では、看護師の面接でよく聞かれる質問例を紹介し、その回答に関しても良い例・悪い例をそれぞれ解説します。

看護師みき

私が初めて転職した時の面接なんてボロボロでしたよ。緊張し過ぎで何を話したか覚えてないですもん。

看護師めぐみ

わかるわ。良い印象を与えようと構えちゃうと、返って不自然になっちゃうし、混乱しちゃうわよね。

ジョブス

それは明らかな練習不足ですよ。看護学生の就活の時を思い出してください。たくさん練習しましたよね。面接に慣れている人はいませんが、適切な準備と練習は大切なんですよ。

面接での回答例は事前に準備!よく聞かれる代表的な質問と回答例

看護師の面接で聞かれる質問にはパターンがあります。

全てを予測することはできませんが、ある程度の「傾向」はあるので、事前に回答を準備しておくことはできます。

以下は、確実に聞かれる、もしくは、聞かれる可能性の高い質問項目です。

代表的な質問例

  • 1、自己紹介(PR)をお願いします
  • 2、当院を選んだ志望動機(理由)は何ですか?
  • 3、当院ではどのようなことをやりたいですか?(キャリアプランはありますか?)
  • 4、看護業務をする上で一番大切にしていることは何ですか?
  • 5、最後に何か質問はありますか?
状況に応じて聞かれる質問例

  • 6、休職期間がありますが大丈夫ですか?
  • 7、なぜ職場復帰しようと思ったんですか?

代表的な質問と応募書類で触れた内容が被ることがあります。

だからと言って、応募書類に書いたままをそのまま言えばいいものではありません。

応募書類に記載した内容を踏まえて、矛盾がないように気をつけつつ簡潔に回答しましょう。

それぞれの質問に対する注意点と回答例を以下に紹介します。

質問1:自己紹介(PR)をお願いします

面接担当者から、「自己紹介(PR)をお願いします」と言われるよりは、「まずはご自身のことを紹介してくださいますか?」や「簡単な経歴を教えてください」と言った言い回しが多いです。

良い回答例

本日は面接のお時間を割いていただきありがとうございます。大久保美希と申します。

転職大学を卒業後、未来病院の脳神経内科で4年看護業務に従事しました。

その際、コミュニケーションを重視した対応は看護師長から評価してもらいました。

虹色病院においても、コミュニケーションを大切にして、スタッフ・患者と円滑な業務を行いたいと思っています。

よろしくお願いします。

悪い回答例

大久保美希と申します。

未来病院の脳神経内科に勤務していて、キャリアアップの為に転職活動を行なっています。

よろしくお願いします。

ポイント

  • まず面接に対する感謝を述べる良い印象になる
  • 過剰なアピールは避けつつ、シンプル過ぎないない回答をする

大切だと理解しておきながら、案外忘れがちな感謝を伝えること。

忠義や誠実さを求める医療業界(古い体質ですが)では、まず感謝を述べることで他の求職者と比べて良い印象を得やすいです。

また、あくまでも簡潔に伝えることがポイントです。ダラダラと的を得ない回答や過剰なアピールな控えましょう。

看護師めぐみ

面接ってあくまでも「会話」だからキャッチボールを意識するとスムーズにいくわよ。

質問2:当院を選んだ志望動機(理由)は何ですか?

「なせ転職しようと思ったんですか?」や「前病院の退職理由はなんですか?」も同様の質問になります。

良い回答例

今まで脳神経内科で経験を積んできましたが、まだまだ看護スキルが足りないと感じると共に専門性を身に付けたいと感じました。

そこでがんに関する検診、診断、研究に強みのある虹色病院で、よりスキルを研磨したいと考えた次第です。

今まで培った経験を活かしつつ、虹色病院に貢献できるように努力したいと思います。

悪い回答例

前職場では有給が取りづらくギスギスした雰囲気のある職場でした。

このまま勤務していても精神衛生上よくないですし昇給率も低かったので、福利厚生が充実している虹色病院で働きたいと思ったからです。

ポイント

  • あなたが考える病院の強みやそこでしか学べないことを盛り込む
  • 例え本音であろうと給与や待遇に関する話は避けたほうが無難

そこでしか学べないことや強みを話しつつ、自分の看護師像を組み合わせると良い回答例になります。

医療業界はまだまだ古い体質が残っているので、給与や待遇を理由にするとまず採用されないので気をつけましょう。

看護師みき

待遇改善するために転職するって一般的になってきたみたいだけど、医療業界だとまだまだ受け入れられてない感じですよね。

ジョブス

待遇を求める求職者は早く退職する傾向がありますし、何よりも日本の法律だと簡単にリストラできないからしょうがないんですよね。

質問3:当院ではどのようなことをやりたいですか?

自然体で具体的な将来像を伝えること、どういう点に注意して働きたいかを伝えると良い印象を与えることができます。

良い回答例

以前、症状悪化に気づくのが遅れ患者の家族に質問攻めにあった経験があります。

通常業務に忙殺されてしまい、患者や家族視点まで配慮できる余裕がなかったことが原因だと思います。

患者と家族にとって頼れる看護師になりたいですし、アセスメントの能力に長けたいと思います。

悪い回答例

全てにおいて勉強不足、スキル不足なので、一から学んでいきたいと思います。

ポイント

  • 「勉強をしたい」スタンスだと悪い印象になりやすい
  • 病院のキャリアステップを元に伝えても良い

看護学生であれば「勉強をしたい」スタンスで問題ありませんが、看護経験のある看護師なので、何が貢献できるかを第一に考えて回答しましょう。

看護師めぐみ

受け身のスタンスだとマイナスの印象を与えるってことね。何がしたいか明確だと採用サイドとしても安心して採用できると思うわ。

質問4:看護業務をする上で一番大切にしていることは何ですか?

看護業務をする上で大切なことは、誰でも同じような内容になってしまうことは仕方ありません。

その際には、具体的なエピソードを交えて話すことで一味違った回答になります。

良い回答例

大切にしていることは、指示待ち人間にならず、自分の頭で考え行動すること。そして、患者とのコミュニケーションを密に取ることを一番大切に考えています。

受け身の姿勢でいると気づけたインシデントにも気づけなくなったり、自分の成長には繋がらないので普段から「改善」することを意識して業務を行っています。

私がいた診療科ではデスク周りが汚く、ファイルもまとめられていなかったので、率先して片付けを行った結果、雰囲気が良くなり働きやすい環境を作れた経験があります。

悪い回答例

バイタルチェック、採血、巡回、患者移送、当たり前の業務を完璧に行うことが大切だと考えています。

ベースとなる看護技術があることで視野が広がり、インシデントの回避にも繋がると思うからです。

ポイント

  • ストーリーを交えることでリアルな回答になる

この質問の意図は、通常業務を含めた「プラスアルファ」の内容を求めているので、悪い回答例にあるようなありきたりな内容はやや的外れな回答になってしまいます。

看護師みき

誰でも失敗談はあるから、そこから学んだこととかを盛り込めば良い回答例になりそうですね。

質問5:最後に当院に対して何か質問はありますか?

この質問は俗に逆質問と言われます。

この質問への回答はとても重要なので「看護師【面接での逆質問】内定を掴む良い具体例と悪い具体例とは?」で詳しく解説しています。

看護師みき

「特にありません」ではダメなんですよね。

看護師めぐみ

転職エージェントのコンサルタントから事前に情報収集してるから気になることはないと思うけど、あえて質問することは大切よね。

質問6:休職期間がありますが大丈夫ですか?

休職期間が長いとその期間に何をしていたのか質問されることがあります。

プライベートな質問でもありますが、質問された以上は適切に返答する必要があります。

良い回答例

休職期間は母親の介護をしておりました。

その当時は、母の急な闘病生活で私以外の身内のサポートがすぐに得られず、泣く泣く退職することになりました。

現在は、介護施設と親戚のサポートとを受けることができるようになり、通常勤務に支障ができることはありません。

悪い回答例

・プライベートな質問なので、回答は控えさせてください。

・問題ありません。大丈夫です。

ポイント

  • 業務に支障はないことをアピール

この質問の意図は、「今後も休職する可能性があるのか」「ブランクによって業務に支障があるか」を聞いています。

面接担当者としても、採用前に不安要素は聞いておきたいと思うのは普通です。

休職していた理由、そして、問題が解消しているのなら、その旨を伝えましょう。

面接は会話を意識!一方的な会話は控える

面接担当者は、あなたの履歴書と職務経歴書を把握した上で面接をしています。

その情報に合わせて、求職者の人柄や雰囲気、適切に返答できるスキルがあるかを判断するために面接を活用しているのです。

大切なことは、面接だからといって気張らず、会話を意識して臨みましょう。

1つの質問に対して、聞いてもいないことを続けざまに答えていると、聞いている側もウンザリしてしまいます。

また、長ったらしい説明は「話をまとめられない」「要領が悪い」といった印象を与えてしまうため、とにかく簡潔に聞かれたことだけを話すように意識することが大切です。

看護師みき

よくいますよね。会話が成り立たない人って。自分が話したい分だけ話して、自分が話そうとすると人の話を聞かない人って。

看護師めぐみ

そういう人って会話しただけでわかるからね。とにかくダラダラと話さず、会話を意識することが大切ね。

応募書類の内容と矛盾が内容に注意する

事前に提出している履歴書と職務経歴書の内容に対して、矛盾のない一貫した内容を話すことは重要です。

例えば、地域医療に貢献したいと記載しておきがながら、がん看護のスペシャリストになりたいとか。

これは本人が何をやりたいのか、将来どうしていきたいか、疑問に感じて点なので、病院としても採用するメリットを感じにくいようになります。

自己PRや志望動機は病院の強みや方向性に沿って書くことが多いと思います。

本音と建前を上手に使い分けて応募書類の内容と矛盾しないようにしていきましょう。

まとめ:本番で慌てないための準備は徹底的に!

面接で緊張してしまい頭が真っ白になるのは、実は単なる準備不足が原因です。

事前準備している回答内容が頭にしっかり入っておらず、思い出しながらしか答えることができないので、本番でパニックになってしまうのです。

質問に対する回答を暗唱できるまで練習し、本番に慌てないよう対策を立てておきましょう。