【和歌山県】看護師が転職したい人気病院ランキング！評判や給料を比較

83の病院がある和歌山県は、和歌山市を中心とした二次医療圏に医療施設や医療スタッフが集中しています。

他の地方都市と同じように、都市部とへき地の医療格差は大きく、転職先の候補として人気が高い病院は、都市部に集まりがちです。

そこで今回は、和歌山県内で転職先をお探しの方々に向けて、人気の病院をランキング形式でご紹介します。

ぜひ、ご自身の希望や条件にマッチする病院を選ぶ際の参考にして下さい。

和歌山県の看護師が転職したい人気病院ランキング９院

県内にある全83病院を、経営力、病床の稼働数、離職率、給料、サービス残業、看護師の口コミなどを総合的に分析し、ランキング形式で紹介します。

病床数の少なさと離職率と年収の悪さは比例しているため、診療所やクリニックはランキング外としています。

１位：和歌山県立医科大学附属病院

 
県民の医療を担う県内唯一の特定機能病院

都道府県がん診療連携拠点病院や県災害拠点病院、高度救命救急センター、総合周産期母子医療センターなど多くの指定を受けている、県内最大の基幹病院です。

手術支援ロボット「ダヴィンチ」を2台保有、強度変調型放射線治療「トモセラピー」の導入やハイブリッド手術室を完備しており、高度先進医療を担っています。

地域医療支援センターでは、同院と県内の地域病院のネットワーク構築により、地域の病院で大学の専門医診断を受けることが可能な「遠隔外来」を実施し、高次医療機関までのアクセスが困難な地域の医療も支えています。

大学病院ならではの手厚い教育体制のもと、キャリアアップを目指せる

看護キャリア開発センターを備え、「臨床実践」「管理」「教育」「研究」を4本柱としたキャリアラダーを導入しているので、自分がなりたい看護師像を目指すことができます。

大学院進学時の修学休業制度や認定看護師取得のための受講費一部負担制度があり、さらに2017年より看護師特定行為研修の研修機関に指定されているので、キャリアアップを図る機会が豊富にあります。

中途採用者向けの研修プログラムが準備されており、キャリア開発センタースタッフとの面談もあるので、職場にスムーズに馴染めるよう支援体制が整っています。

和歌山県立医科大学附属病院の基本情報

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２位：和歌山医療センター

 
救急医療、高度医療、がん医療に強みを持つ、和歌山県最古の総合病院

高度救命救急センターでは、年間7800件を超える救急車の受入れやドクターカーを出動し、大阪府南部地域を含めた医療圏の3次救急医療を担っています。

手術支援ロボット「ダヴィンチ」や2台の放射線治療装置「リニアック」など、最先端の医療機器を整備し、地域がん診療拠点病院としての役割も果たしています。

全国の赤十字グループで初めて国際医療救援拠点病院の指定を受けている上、災害拠点病院として国内外の災害や紛争地に医師や看護師を派遣し、救援救護活動を行っています。

赤十字オリジナルのきめ細やかな教育プログラムで学びたい人をサポート

赤十字グループのキャリア開発ラダーにより、救護員としての教育はもちろん、看護実践者・看護管理者・国際活動要員・看護教員の4つのコースから、自分の目指したい分野を選択し学ぶことができます。

スキルラボ室では、フィジカルアセスメントトレーニングモデルなどの様々な教材や、ナーシングスキル、学研ナーシングサポートを備えているので、看護技術を練習する環境が整備されています。

専門・認定看護師や助産師資格、学位取得を目指す際には、在職扱いで教育課程へ入学可能であり、出張扱いの場合は給与が支給されるなど支援が充実しています。

和歌山医療センターの基本情報

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３位：紀南病院

 
プライマリ・ケアから高度医療を担う県南部の地域基幹病院

和歌山県災害拠点病院、地域がん診療拠点病院や地域周産期母子医療センター、災害拠点病院の指定を受け、プライマリ・ケアから高度専門医療までを担っています。

県内で3番目となる手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」の導入や、高速回転式粥腫切除術の実施認定施設である心臓センターなど、最先端の機器や治療法を導入しています。

2018年1月より、急性期病棟50床を地域包括ケア病棟に転換し、地域に密着した医療の提供に尽力しています。

丁寧な教育体制のもと、確実にキャリアアップを図れる

経験年数に応じた現任教育プログラムを実施、さらに看護実践コースや看護専門コース、管理者コースにより、それぞれの段階に合った研修が構成されています。

チーム医療の中心として活躍している8部門11名の認定看護師をロールモデルにキャリアデザインを描き、様々な分野でのスキルアップを図ることができます。

職務に関連した講座の受講や先進技術の習得を希望する場合、自己啓発助成事業が整備されているので、身銭を切らずともキャリアアップを目指せます。

紀南病院の基本情報

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４位：和歌山ろうさい病院

 
勤労者医療を担う地域中核病院

働く女性健康研究センターや治療就労両立支援部を設置し、勤労者医療や予防医療活動を行い働く人々の健康を支えています。

屋上にヘリポートを併設した災害医療研修棟には、一時避難所となる多目的共用室や備蓄倉庫を完備しており、災害拠点病院としての機能を果たしています。

女性専用外来、肥満外来といった専門外来やアスベスト疾患センターを運営しており、より専門的で高度な医療を提供しています。

安心の看護方式と働きやすさを重視した職場で、ブランクがあってもスムーズに働ける

固定チーム継続受持制を基本にデイパートナー方式を導入しているので、パートナーと相談しながら看護に取り組むことができ、ブランクがある・経験が浅いといった不安があっても安全に看護ケアを提供できます。

カスタマイズした「ナーシング・スキル日本版」を院内統一の看護手順として活用しており、看護技術の自己学習を通してブランクを埋めることも可能です。

夜勤回数は月8日以内や連続休日月2回以上など、ゆとりのある勤務体制を敷いており、働きやすい環境作りに重点を置いています。

和歌山ろうさい病院の基本情報

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５位：北出病院

 
消化器分野を中心に、予防から急性期医療、介護までを担う

1962年の同院発足当初より胃カメラを導入し、消化器科分野の診療に特化した病院として地域に貢献してきた伝統ある病院です。

関連施設に、健診センターや老人保健施設、訪問看護ステーション、メディカルフィットネスクラブを有しており、疾病予防から介護までを担っています。

整形外科では、一般整形のほかにスポーツ整形にも力を入れており、最新の動作解析装置や屋外リハビリ場を整備し、スポーツリハビリによる早期復帰を支援しています。

抜群の福利厚生で、ワークライフバランスを実現

ノー残業デイの実施や勤務内での院内研修会開催、さらには各病棟間の応援体制を敷き、時間外勤務の減少に努めています。

24時間保育や病児・病後児保育に対応できる院内保育所の設置、妊娠者は希望により夜勤免除が可能であり、子育て支援が充実しています。

また、吹奏楽楽団、ツーリングクラブなどのクラブ活動や慰安旅行といった福利厚生イベントが豊富にあり、楽しくリフレッシュできるのも魅力的なポイントです。

北出病院の基本情報

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６位：橋本市民病院

 
「断らない救急」を目指し救急医療を支える中核病院

2016年には救急科やHCUが設置され「断らない救急」をモットーに、和歌山県のみならず奈良県南部に至るまでの救急医療を支えています。

地域がん診療連携拠点病院の指定を受け、がん医療や脳血管障害、循環器疾患に積極的に取り組んでいます。

地域医療連携室の設置により、地域の医療機関や介護施設との連携を密にしながら病診連携・病病連携を促進しており、地域完結型医療を目指しています。

ブランクがあっても安心して働ける教育体制と育児支援が整備

長期休暇明けや既卒者向けの教育プログラムが準備されているので、ブランクがある場合でも安心して勤務に臨めます。

24時間保育に対応した院内保育所が完備され、短時間勤務制度の利用も可能であり、育児支援制度が充実しています。

育児中のママさんナースも多数在籍しているため、子供の具合が悪い時などスタッフ同士で助け合う風土があり、仕事と育児を両立しやすい職場です。

橋本市民病院の基本情報

橋本市民病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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７位：南和歌山医療センター

 
がん医療や救急医療を中心に紀南地域の高度医療を担う

ICU・HCUを整備した救命救急センターやドクターカーの運用、ヘリポートを設置し、紀南地域の3次救急を担うとともに、災害拠点病院としての役割も果たしています。

がん連携拠点病院の指定を受けており、強度変調リニアック装置（IMRT）を県内で初めて導入、がん相談支援センターや緩和ケア病棟の運営を行い、最先端のがん治療から終末期医療を担っています。

認知症疾患センターや在宅医療センターを設置し、医療連携ITシステムを導入。地域医療支援病院として病診連携、病病連携の確立に力を入れています。

スケールメリットを活かして、長く働くことができる

全国に展開する国立病院機構グループでは、ワークライフバランスに重点が置かれています。

妊娠・育児期間を通して深夜勤務や時間外勤務を制限できたり、育児時時間の所得、短時間勤務など出産・育児支援が充実しています。

さらに、家族の転勤や、他の病院でキャリアを伸ばしたいといった場合には、現在のキャリアを継続したままネットワークを活かして転勤が可能なので、ライフスタイルの変化に応じて長く働くことができる職場環境です。

南和歌山医療センターの基本情報

南和歌山医療センターの求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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８位：白浜はまゆう病院

 
関連施設を幅広く展開する、地域密着型の中核病院

リウマチ専門外来やカウンセリング外来、ボツリヌス療法といった専門分野での医療や救急受け入れを行う病院として、地域を支える重要な役割を担っています。

同院が属する財団法人白浜医療福祉財団では、骨リウマチ疾患探索研究所や訪問看護ステーション、各地での診療所を展開し地域に根ざした医療を提供しています。

医療情報ネットワークシステムにより、財団各施設での診療情報を共有し一貫した医療の提供が可能となっています。

充実の育児支援制度や福利厚生でワークライフバランスを実現

「やりがいのある職場」「生き生きと働き続けられる職場環境」作りに重点を置き、ワークライフバランスを推進しています。

24時間保育が可能な院内保育所が設置され、施設利用助成金制度があるほか、育児期間中の職員の短時間勤務などの多様な勤務形態を取り入れており、手厚い育児支援を行っています。

単身者用の職員寮を完備しており、クラブ活動や様々なイベント開催、さらにはリゾートホテルやクアハウス会員になれるなど、福利厚生が充実しています。

白浜はまゆう病院の基本情報

白浜はまゆう病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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９位：済生会和歌山病院

 
創立70年の歴史を持ち、県内屈指の血管外科の実績を誇る

40都道府県に展開する日本最大の社会福祉法人恩賜財団に属し、済生会の理念のもと医療・保健・福祉活動を行っています。

血管内視鏡など最先端機器の整備や、和歌山県内で唯一、内視鏡下筋膜下不全穿通枝切離術の厚生労働省の施設認可を受けており、血管外科では県内トップクラスの実績があります。

2018年には増築棟が完成し、外来部門には「フロアーコ―デイネーター」を配置、患者サービスの強化により一層磨きをかけています。

スタッフ間の連携を活かしチーム医療を実践し、スキルアップを図る

キャリア開発ラダーにより、それぞれのライフプランに応じたキャリアアップを支援しています。

経年別の教育プログラムや様々なテーマでの全体研修を行っており、年1回院内研究発表会を開催しています。

糖尿病ケアチームによる健康教室や患者イベントをはじめとし、委員会活動も活発に行われておりチーム医療に力を入れている病院です。

済生会和歌山病院の基本情報

済生会和歌山病院の求人情報（参照求人サイト：レバウェル看護）

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まとめ：和歌山県の公的病院はほとんどが赤字経営傾向！動向に注意しながら慎重な選択を！

和歌山県内でおすすめの9病院についてご紹介しました。

今回ご紹介した中でも、赤字経営となっている公的病院はありますし、必ずしも公的病院＝経営が安定しているとは言えない現状です。

特に高齢化や過疎化が進む地域では、患者数の減少や医師の確保も困難となるなど、深刻な状況が予測されますし、それに伴い病床の縮小や給与カット、人員削減といった事態にもなりかねません。

せっかく就職したのに、経営が不安定な病院だと安心して働き続けられないものです。

ですので、病院の情報収集をする際には、最新のニュースなどにも目を向けて様々な角度から選択することをおすすめします！

和歌山県で求人を探すなら転職エージェントの活用は必須

転職エージェントを活用することで、病院の内部情報を事前に確認できるので、ミスマッチを防ぎ、地雷病院を避けることができます。

また、年収アップや希望する診療科への配属交渉もしてくれるため、病院へ直接応募するよりも有利な条件で転職をすることができます。

大手転職エージェントですと「レバウェル看護・マイナビ看護師・ナースフル」が有名どころですが、特にオススメできるのが「マイナビ看護師」です。

実地調査に力を入れているので内部情報に詳しく、給与アップの実績も豊富なので、口コミ評価が高いことが特徴です。

ただし、ランキングで紹介した人気病院を含む条件の良い求人は、募集があると応募者が殺到するので、すぐに締め切りになってしまうケースが大半です。

そのため、たとえ今すぐに転職するつもりがなくても、情報収集は怠らず、すぐに行動できるよう準備しておく事が転職で失敗しないためのコツです。

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